島根県岩見地方の山間部に伝わる「うずめ飯」。質素倹約の時代に贅沢なおかずを隠すためにごはんで隠した、反対に粗末なおかずが恥ずかしいのでごはんで隠した、など様々ないわれがあるとされています。
■材料(2人分〔25分〕)
鶏もも肉 100g
里芋(小さめのもの) 4個
しいたけ 2枚
ごぼう 1/4本
にんじん 1/4本
木綿豆腐 1/2丁
ごはん 適量
だし 300ml
刻みのり 適量
練りわさび 適量
【A】
薄口しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ2
【B】
水 大さじ1
片栗粉 大さじ1/2
■工程
<1> 鶏もも肉は2cm角に切る。里芋は皮をむき、ひと口大に切る。
<2> しいたけは軸を切り落として薄切りにする。ごぼうはささがきにして水にさらし、ザルに上げる。にんじんは細切りにする。
<3> 木綿豆腐は軽く水切りし、ひと口大に切る。
<4> 鍋にだし、<1>の里芋を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら鶏もも肉、<2>を加える。
<5> アクが出たら取り除き、里芋が柔らかくなったら【A】、<3>を加えて軽く煮る。
<6> 混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつけ、火を止める。
<7> 器の底にごはんを軽く敷いて<6>を入れ、その上に具を覆うようにごはんをのせる。
<8> 刻みのり、練りわさびをのせる。
■コツ・ポイント
うずめ飯に欠かせないのがわさびです。うずめ飯が伝わる地域はわさびの特産地だったそうで、やさしい味わいの具材とごはんの組み合わせにさわやかな辛みと香りがアクセントになります。
手に入ったらぜひ生わさびをおろして使ってみてください。