■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
今日は、圧力鍋で煮込んで作る豚バラ大根のレシピをご紹介します。
豚バラ肉ブロックと大根を圧力鍋に入れてじっくり煮込んで出来上がりです。
下ゆでしません。焼き目も付けません。香味野菜も使いません。たっぷりと引き出した大根の水分で煮込む、水や調味料控えめでも味がしっかりしみ込む、圧力鍋ならではの簡単レシピです。
箸でホロホロ崩れる、素材そのものの甘味と旨味が口中に広がる仕上がりです。
材料 (4人分)
豚バラ肉ブロック
600g
大根
1/2本(500g)
水
100ml
酒
100ml
しょうゆ
大さじ2(30ml)
砂糖
小さじ2
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】大根は4~5cm厚さ(指3本分の幅目安)に切ってから、厚めに(3mm程度)皮をむきます。
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念のため重さを量るとよいです。このおかずなどの煮物や汁物、大根の水気を切って仕上げる漬物やなますなどのおかずの場合は、多少重めでも問題はありません。とはいえ、5割増程度までにとどめたほうが、味付けがぼやけることがなく、うまく仕上がります。
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大根を使う部位は、真ん中~葉に近い部分が煮物に向いています。
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普段大根の皮をむかないという方も、大根を柔らかく煮物にする際は、ぜひ皮をむきましょう。味しみ良くすることと、大根の皮のすぐそばにある筋が舌触りを悪くするので、皮は厚めにむくとよいです。
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大根の皮は、みそ汁の実にしたり、漬物、きんぴら、根菜汁、炒り高野などでも、おいしくいただけます。
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また、切干大根にもできます。大根の皮を細切りにし、キッチンペーパーをひいたバットなどの平らな容器か盆ざるに並べて、3日ほど天日干しにすると出来上がります。
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【2】縦半分に切ります。
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大根の幅がとても太い場合は、4つに切るとよいです。
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【3】豚肉は4~5cm(指3本分の幅目安)角に切ります。
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多少大きくても構いません。
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【4】圧力鍋に酒を入れてから豚肉を並べ入れ、手順2の大根を豚肉の上に覆うように乗せ、残りの煮込み用調味料の材料を入れます。
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圧力鍋で豚肉を煮込む際、必ず豚肉が煮汁の中に浸かるようにすると、パサつかず、しっとりと仕上がります。具材を入れる際は、できるだけ豚肉が下になるようにしておくとよいです。
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酒を先に入れておくことで、具材がまんべんなく酒蒸し状態になり、素材の臭みが抜け、味が丸くなります。また、豚肉の焦げ付きを防ぎます。
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【5】ふたをして高圧に設定し中火にかけます。充分に圧力がかかったら、おもりが揺れる程度に火を弱めて10分加圧した後、弱火にしてさらに10分加圧します。
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加熱する際は、強火ではなく、中火で加熱します。火が強すぎると、具材が焦げるだけでなく、圧力鍋の取っ手部分が溶けるおそれがあります。
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私はアサヒ軽金属工業の「活力なべ」を使用しています。勢いよくおもりが揺れたら、おもりが揺れる程度に少し火を弱め、弱めの中火~中火程度で10分加圧後、弱火にし、さらに10分加圧します。
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【6】火を止め、圧力が完全に抜けるまでそのまま放置します。
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圧力が抜けるまでの時間も、調理です。焦らず、洗い物や片付けをしたり、休憩しましょう。
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【7】圧力が完全に抜けたら上下を返すように全体を混ぜ、弱火にかけます。全体が沸騰したら30秒ほど加熱し、火を止めます。
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最後に味をみて、薄いようならしょうゆで整えます。小さじ1/2程度の量から加え、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。
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【8】具材は箸で崩れますので、取り扱いに注意しましょう。
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【9】出来たてでもおいしいですが、粗熱を取ってから冷蔵庫で2時間以上~一晩ほどねかせ、白く固まった脂を取り除いてから再加熱するとさらにおいしくいただけます。
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粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れましょう。
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このとき、必ず豚肉が煮汁の中に浸かるように入れましょう。パサつかず、しっとりと仕上がります。
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取り除いた脂は、ラードとして使えます。炒飯や野菜炒めを作る際の油として使ったり、ラーメンスープに入れたり、唐揚げを揚げ焼きで作る際の油に加えたりすると、とても芳醇で旨味たっぷりの仕上がりになります。冷凍庫で1か月ほど保存可能です。
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再加熱は、鍋かフライパンに移し替えて、ふたをして中火にかけて加熱し、ふつふつとしたら底から返すようにかき混ぜて、全体が沸騰したら弱火にして1分ほど加熱するとよいです。出来たてよりも、さらに味がしみ込みます。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
圧力鍋で豚肉を煮込む際、必ず豚肉が煮汁の中に浸かるようにしましょう。パサつかずにしっとりと仕上がります。具材を入れる際はできるだけ豚肉が下になるようにしておくとよいです。
加熱する際は、強火ではなく中火で加熱します。火が強すぎると具材が焦げるだけでなく、圧力鍋の取っ手部分が溶けるおそれがあります。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
保存の際、必ず豚肉が煮汁の中に浸かるように入れましょう。パサつかずにしっとりと仕上がります。
■アレンジのヒント
一緒に加えておいしい具材(手順7で加えます):ゆで卵/こんにゃく
いただく際に添えておいしい具材や調味料:練り辛子/白髪ねぎ(ねぎの白い部分を、白髪のように縦にごく細くせん切りにしたもの)/しょうがの千切り/青ねぎの小口切り/三つ葉
煮汁の活用法:煮玉子(味玉)/厚揚げの煮物/炊き込みご飯/炒め物の味付け/根菜の煮物/おからの煮物/切干大根の煮物
※みやすさのために書式を一部改変しています。