ピリッとした辛さがやみつきになる「キムチ」。冷蔵庫に入れておいたらいつのまにか酸っぱくなっていて、もう食べられないかも…と思ったことはありませんか?そこで今回は、キムチが酸っぱくなる原因や、酸味の強いキムチの活用方法をご紹介します。後半では酸っぱいキムチもおいしく食べられるアレンジレシピをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
酸っぱくなった”キムチ”は食べても大丈夫?傷んでいるときの見分け方は?「そうだったのか!」

なぜキムチは酸っぱくなるの?
キムチは、乳酸菌による「発酵食品」です。販売された後も乳酸菌によって発酵が進んでいくため、時間が経つにつれてコクや旨味がアップするとともに、酸味も増していきます。キムチがだんだん酸っぱくなっていくように感じられる理由は、まだ乳酸発酵が進んでいるからなんですね。発酵の進み具合は温度などの影響によって変化するので、いつもと同じメーカーのキムチを買っていたとしても、酸っぱくなったと感じるまでの日数に差が出ることもあります。キムチが酸っぱくなっていても、傷んでしまってもう食べられない、というわけではないんですね。
傷んでいるときの見分け方は?
では、キムチが傷んでいるかどうかはどのように判断すればいいでしょうか?酸っぱく感じるのに加えて、見た目や臭いにも違和感を感じたときは要注意です。変色したりカビが生えていたりするときや、普段は感じない刺激臭を感じるときは食べるのをやめてくださいね。キムチは保存食ではありますが、開封後はできるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。
酸味を抑えるポイントは「加熱」!
キムチの酸っぱさが気になるときには、加熱すると酸味が和らぎます。発酵が進んだキムチは旨味たっぷりなので、炒飯の具として加えたり、キムチ鍋にしたりするととってもおいしく食べられますよ。開封したらしばらくはそのままいただいて、酸味が気になるようになったら料理に加えてアレンジを楽しんでみてくださいね!
キムチを使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは、酸っぱくなったキムチもおいしくいただけるレシピをご紹介します。おなじみのとん平焼きも、キムチを入れるといつもとは違った味わいをお楽しみいただけますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
パクパク止まらない キムチのとん平焼き
シャキシャキ食感がクセになる、キムチのとん平焼きはいかがでしょうか。豚肉やキャベツをキムチと一緒に炒め、卵で包んでマヨネーズや中濃ソースをかければ完成!ピリッと辛いキムチがいいアクセントになり、思わずやみつきになりますよ。揚げ玉を入れることで、サクッとした食感も楽しめます。夕飯のおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
具材
- 豚こま切れ肉・・・100g
- キャベツ・・・180g
- キムチ・・・60g
- あげ玉・・・10g
- 顆粒和風だし・・・小さじ1/2
- サラダ油 (具材を炒める用)・・・小さじ1
卵液
- 卵 (Mサイズ)・・・2個
- (A)片栗粉・・・大さじ1/2
- (A)水・・・大さじ1
- (A)塩・・・少々
- サラダ油 (卵液を焼く用)・・・小さじ1
トッピング
- マヨネーズ・・・小さじ1
- 中濃ソース・・・小さじ2
- 青のり・・・適量
作り方
1.キャベツとキムチを5mm幅に切ります。
2.卵を溶きほぐして、(A)を加え混ぜ、卵液を作ります。
3.中火に熱したフライパンにサラダ油を入れ、豚こま切れ肉を炒めます。色が変わったら1と顆粒和風だしを加えてしんなりするまで炒め、ボウルに取り出します。
4.別のフライパンを中火に熱し、サラダ油を入れてキッチンペーパーで薄く伸ばし、2を流し入れて平らにならし、半熟状になったら3とあげ玉をのせて包み、火から下ろします。
5.お皿に盛り付け、中濃ソース、マヨネーズ、青のりをトッピングして完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
酸っぱいキムチもおいしくいただこう!
いかがでしたか?キムチが酸っぱくなりすぎると食べていいかどうか少し不安になりますが、乳酸発酵が進んでいるためだと分かると安心して食べられますよね。時間が経つにつれ旨味も増しているので、工夫次第でおいしくいただくこともできますよ。そのまま食べたり、炒めたり鍋に入れたりして、お好みのアレンジを楽しんでみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
