「オートミール」を買いに行ったら、種類がたくさんありすぎて何を買えばよいのか分からない、と悩んだことはありませんか?今回は、オートミールの特徴や種類ごとのおすすめ商品をはじめ、その元となるオートグローツについてや、料理に合わせた選び方などをご紹介します。記事後半でご紹介する、バラエティ豊富な活用レシピは必見ですよ!
買うときに失敗しない!「オートミール」の種類や選び方について解説!

- 目次
- オートミールとは?
- オートミールの元となる「オートグローツ」
- オートミールの種類
- スティールカットオーツ(steel cut oats)
- クエーカー スチールカットオートミール
- ボブズレッドミル スティールカットオーツ
- ロールドオーツ(rolled oats)
- アリサン 有機 オートミール
オートミールとは?
「オートミール」とは、オーツ麦という穀物を食べやすく加工した食品のこと。日本語では燕麦(えんばく)と呼ばれており、麦の形が燕(ツバメ)に似ていることがその名の由来と言われています。
オートミールは「全粒穀物」といって、外皮や胚芽を残したまま精製されているので、白米など精白された穀物に比べて栄養価が高いのが特徴です。特に、食物繊維やミネラルの含有量はトップクラスと言われており、白米とその栄養価を比べると食物繊維が約19倍、カルシウムが約9倍、鉄分が約5倍も含まれているのです。
そのため、近年オートミールは健康食品として注目を集めていますが、アメリカでは古くから家庭の味として親しまれてきました。ポリッジと呼ばれるおかゆやリゾット、マフィン、クッキーなどさまざまな食べ方があり、調理の手軽さも人気の理由のひとつです。
オートミールの糖質やカロリーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
オートミールの元となる「オートグローツ」
オートミールの種類について知る前に、まずはオートミールの元となる「オートグローツ」について見てみましょう。
オートグローツとは、オーツ麦のもみ殻を取り除いた粒のことで、お米に例えると玄米のようなものです。そのままでは固くて食べることができないので、水に浸してから加熱調理するなど、調理に手間と時間がとてもかかります。そんなオートグローツを短時間で手軽に調理することができるように加工したもの、それが「オートミール」なのです。
オートミールの種類
オートミールは、加工具合によって5つの種類があり、それぞれ形状や食感、調理時間などが異なります。以下で詳しく見てみましょう。
スティールカットオーツ(steel cut oats)
オートグローツを2〜3個に割ったもので、カットオーツやアイリッシュオーツとも呼ばれています。オートグローツの粒を小さく割ることで、表面積を広くして調理時間を短縮できるようにしたものです。加熱処理されていないので、20分程煮込んでやわらかくする必要がありますが、プチプチと噛みごたえのある食感に仕上げることができます。
クエーカー スチールカットオートミール
内容量:850g
カロリー:※推定値 1食(40gあたり)156kcal
商品サイズ(高さx奥行x幅):18cm×10.2cm×10.2cm
全粒オーツ麦を使用したスチールカットオーツ。プチプチと歯ごたえのある食感が楽しめます。水やミルクでじっくりと煮るほか、ごはんと一緒に炊いてもおいしく食べられますよ。
ボブズレッドミル スティールカットオーツ
内容量 1.531 kg
原材料 全粒オーツ麦
原産国 アメリカ
世界オートミールチャンピオンシップで2度優勝に輝いた、スティールカットオーツです。調理には時間がかかるものの、しっかりとした歯ごたえと豊かな風味が味わえますよ。
ロールドオーツ(rolled oats)
オートグローツを蒸した後に、薄く伸ばして乾燥させたものです。事前に加熱処理されているので、煮込む時間は5分とスティールカットオーツより短時間で調理することができます。粒を活かしたもちもちとした食感に仕上がるので、オートミールをごはんのように調理したいときにおすすめです。
アリサン 有機 オートミール
内容量:1kg×1個
商品サイズ(高さx奥行x幅):31cm×4cm×21cm
原産国:アメリカ
有機栽培のオーツ麦を使用したロールドオーツ。粒が大きく食べ応えがあるので、ごはんの代わりとして食べたいときにおすすめ!クッキーなどの材料としても活用できますよ。
こめたつ 自然の蔵 オーガニック オートミール ロールドオーツ
原材料名:有機オーツ麦
内容量:800g
原産国名:アメリカ フィンランド オーストラリア
こちらも有機栽培のオーツ麦で作られたロールドオーツです。厚めに仕上げてあるため砕けにくく、ごはんの置き換えに向いていますよ。パンやクッキーの材料にもおすすめです。
クイックオーツ(quick oats)
ロールドオーツを細かくしたもので、オートミールの中で1番一般的なタイプがこちらです。煮込む時間が2分と短く、少し粒を残したとろりとした食感に仕上がります。おかゆやリゾットなど汁気の多い料理に適しており、調理がしやすいので初めてオートミールに挑戦する方におすすめです。
あお季の杜 オートミール プレミアム クイックオーツ
製品サイズ 23 x 16 x 3.2 cm; 400 g
メーカー あお季ホールディングス株式会社
商品の重量 400 g
着色料、保存料、甘味料が無添加のクイックオーツ。パッケージには品質劣化を防ぐバリア素材のパウチを採用しており、開封後も鮮度をキープしやすいのがうれしいポイントです。
ビオルグ 有機オートミール クイックタイプ
内容量:500g×2
カロリー:181kcal
商品サイズ(高さx奥行x幅):22cm×12cm×15cm
原産国:ドイツ
有機栽培のオーツ麦を100%使用したクイックオーツ。麦のほのかな甘味が特徴です。フレーク化されているのでシリアルのベースとして食べやすく、調理も簡単ですよ。
インスタントオーツ(instant osts)
ロールドオーツを調理した後に乾燥させたものです。煮込む時間はわずか1〜2分と短く、とろりと粘り気のある食感に仕上がります。味つけしてあるものを選べば、冷たい牛乳をかけてそのままいただくこともできます。手軽にオートミールを始めたい方や、お子様のおやつなどにおすすめです。
QUAKER(クエーカー) インスタントオートミール
原材料:全粒オーツ麦
原産国:オーストラリア
サイズ: 1キログラム
お湯やホットミルクを加えるだけで簡単に食べられるオートミール。インスタントオーツならではのなめらかな食感が楽しめます。はちみつをかけるとよりおいしく食べられますよ。
※1歳未満(乳児)のお子様は、はちみつをお召し上がりにならないようご注意ください。
日清シスコ おいしいオートミール
原材料 :オーツ麦(オーストラリア産)/ビタミンC、パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、ビタミンB1、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12
商品サイズ:(高さx奥行x幅):30cm×8cm×19cm
こだわりの焙煎による香ばしさが魅力!国内製造のインスタントオーツです。パッケージ裏や公式サイトにアレンジレシピが紹介されていて、さまざまなアレンジで楽しむことができますよ。
オーツブラン(oats bran)
オーツグローツの外皮を粉末にしたものです。米に例えると米ぬかのようなもので、ほかのオートミールよりも食物繊維やミネラルが多いのが特徴です。ただし、味や食感はあまりないので、そのまま食べるのはおすすめできません。パンやクッキーに混ぜ込むなど、ほかの食材と合わせて調理することが多いです。
ボブズレッドミル オートブラン (オーツ麦ふすま)
内容量:1134 g
原材料:オーツ麦のふすま
原産国:アメリカ
高品質のオート麦を丁寧に挽いて作られたオーツブランです。香ばしいナッツのような香りと、なめらかな食感が特徴。ケーキやクッキーのトッピングにもおすすめです。
アリサン 有機オーツ麦ふすま
内容量:1000g
カロリー:389kcal
商品サイズ(高さx奥行x幅):3.5cm×25cm×18cm
有機栽培のオーツ麦のふすま(オーツブラン)です。スープやサラダ、ヨーグルトなどにトッピングしたり、製菓や製パンに使うとおいしく食物繊維を摂ることができますよ。
調理法に合わせた選び方
ここからは、オートミールの調理法に合わせた選び方をご紹介します。それぞれの特徴と調理法を詳しく知ると、オートミールを選ぶときの参考になりますよ!
おかゆ・リゾット・ポリッジ
オートミールは水や牛乳などで煮込んで、おかゆのようにして食べるのが一般的です。おかゆに向いているのは、クイックオーツやインスタントオーツなど調理時間が短くて粘りが出やすいもの。粒が残りにくいので失敗が少なく、とろりとした食感に仕上げることができますよ。ただし、プチプチとした食感を残したい場合は、時間をかけてスティールカットオーツを煮込んでもよいでしょう。
ごはん・おにぎり・チャーハン
オートミールを水に浸して電子レンジで加熱すると、まるでごはんのようにもちもちとした食感に仕上げることができます。つぶつぶとした食感を活かしたい場合はロールドオーツ、やわらかい食感に仕上げたい場合はクイックオーツがおすすめです。
パン・蒸しパン・スイーツ
オートミールは、パンや焼き菓子に混ぜ込んで焼くこともできます。オートミールを水分でふやかしてから使うレシピが多いので、クイックオーツやインスタントオーツなど調理時間が短いものを使うのがおすすめです。つぶつぶとした食感を残したくない場合は、オートーミールをフードプロセッサーで粉状にしたものを使ってもいいでしょう。
オーバーナイト・オーツ
オーバーナイトオーツとは、オートミールを牛乳やヨーグルトにひと晩浸して作る、冷たいおかゆのような料理です。こちらはスティールカットオーツ以外のものなら、どの種類のオートミールでも作ることができます。ロールドオーツを使うともちもち、クイックオーツを使うととろりとした食感に仕上がるので、お好みのものをお選びくださいね。
オートミールの活用レシピ
さてここからは、オートミールの活用レシピをご紹介します。おかゆやリゾットはもちろん、おにぎり、パンケーキ、クッキー、など幅広い活用方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オートミールとレーズンのクッキー
ザクザクとした食感が楽しめる、オートミールとレーズンのクッキーです。小麦粉で作るクッキーとはひと味違う香ばしい味わいで、一度食べたらやみつきになること間違いなし!材料を混ぜて焼くだけの簡単レシピですので、ぜひ作ってみてくださいね。
オートミールとチョコのスコーン
5つの材料で簡単!「オートミールとチョコのスコーン」はいかがでしょうか。こちらのレシピでは、ホットケーキミックスを使っているので失敗が少なく、サクサクのスコーンを手軽に作ることができますよ!クセの少ない味わいなので、お子様のおやつにもおすすめです。
オートミールのパンケーキ
朝食やブランチにぴったりな、オートミールのパンケーキです。ふわっもちっとした食感で素朴な味わいのパンケーキに、メープルシロップがじゅわーっと染み込んでたまらないおいしさ!小麦粉を使わずに作ることができるのも、うれしいポイントですね。
オートミールのツナマヨ焼きおにぎり
オートミールはごはんのように調理して、焼きおにぎりにすることもできます!もちもちのオートミールに、しょうゆの香ばさとツナマヨのコクが絶妙マッチして、驚くほどにおいしいですよ!手軽に食べられるうえ腹持ちがいいので、朝食やランチにおすすめです。
レンジでお手軽 オートミールで中華粥
主食をオートーミールで置き換えたいときは、シンプルなおかゆがおすすめです。こちらのレシピでは、鶏ガラスープの素やごま油を加えて、あっさりとしていながらも風味よく仕上げました。電子レンジで簡単に作ることができるので、ぜひお試しくださいね。
レンジで簡単オートミールのリゾット風
オートミールで作る、おしゃれなクリームリゾットはいかがでしょうか。チーズや牛乳を加えるとオートミールの風味が和らぎ、特有のクセが苦手な方でも食べやすくなりますよ!しっかりと食べ応えがあるので、ランチなどにおすすめの一品です。
プチプチ食感 オートミールコロッケ
オートミールは、コロッケの具材にすることもできます!中身はオートミールと玉ねぎのみとシンプルですが、オートミールのプチプチとした食感がクセになるおいしさ!じゃがいもを使ったコロッケより簡単に作ることができますので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
オートミールに挑戦してみよう!
今回は、オートミールの特徴や種類をはじめ、料理に合わせた選び方や活用レシピなどをご紹介しました。オートミールは加工具合によって5つの種類があり、それぞれ形状や食感、適した調理法などが異なります。つぶつぶとした食感を残したいときはロールドオーツ、手軽に楽しみたいときはインスタントオーツと、シーンに合わせた選び方でオートミールをお楽しみくださいね。
クラシルでは、ほかにもたくさんのオートミールのおすすめ商品やレシピをご紹介しています。そちらも合わせて参考にして、ぜひお好みの食べ方を見つけてみてくださいね。

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