秋から冬にかけて旬を迎える「さつまいも」。ホクホク、ねっとり甘みがあって、おかずやおかし作りにも使えるうれしい食材です。今回はそんなさつまいものおいしさを長持ちさせる保存方法をご紹介します。寒さに弱い野菜なので、基本は常温保存がおすすめですが、加熱してから冷凍保存する方法もありますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
さつまいもの保存方法 | 長持ちのコツ | 冷凍、冷蔵、常温を使い分け
- 目次
- さつまいもは寒さに弱い?!
- 【常温】さつまいもの保存方法
- 【冷蔵】さつまいもの保存方法
- 【冷凍】さつまいもの保存方法
- 正しい保存でいつでもおいしいさつまいもを!
さつまいもは寒さに弱い?!
「さつまいも」が寒さに弱い食材だということをご存知ですか?寒い時期によく食べられるので、寒さに弱いと聞くとピンとこないかもしれませんがさつまいもは5度以下の環境になると「低温障害」という現象を起こしてしまいます。
「低温障害」とは、さつまいも内の細胞が寒さで死んでしまうことです。低温障害が起こったさつまいもは黒く変色してしまいます。黒く変色してしまったさつまいもは甘さがなく苦味が強いため、変色した部分は切り取ることをおすすめします。
【常温】さつまいもの保存方法
さつまいもは低温に弱く、冷蔵庫に入れると傷みやすくなるため、基本的には常温保存が適しています。 適温は10〜15℃。冬の寒すぎる場所(5℃以下)では低温障害を起こす可能性があります。暖房の効いた部屋は避け、冷暗所での保存がおすすめです。ここでは、おいしさをキープする正しい保存方法をご紹介します。
①1本ずつ新聞紙で包む
乾燥を防ぐために、1本ずつ新聞紙でやさしく包みましょう。新聞紙は湿気を吸収してくれるため、カビの発生も防げます。
💡ワンポイント豆知識💡
さつまいもは洗わずに保存しましょう。水分がつくと傷みやすくなります。
②紙袋や麻袋、段ボールなどに入れる
新聞紙で包んださつまいもを、通気性のある紙袋や段ボールにまとめて入れましょう。ビニール袋は湿気がこもりやすく、腐りやすくなるので避けてください。
③風通しがよく、直射日光に当たらない場所で保存する
日の当たらない、涼しく風通しの良い場所がベストです。
【冷蔵】さつまいもの保存方法
さつまいもは20度を超えると発芽するといわれています。そのため、夏場は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめですよ。
①1本ずつ新聞紙で包む
②ポリ袋に入れ、袋の口をゆるく結ぶ
乾燥やムレを防ぐために、袋の口はゆるめに結びましょう。
③冷蔵庫の野菜室で保存する
【冷凍】さつまいもの保存方法
さつまいもは長期保存するなら冷凍もおすすめです。加熱してから冷凍することで、風味や食感をある程度キープでき、調理の際もすぐに使えるのがメリットです。
①さつまいもを洗い、皮付きのまま使いやすい大きさにカットする
②10分ほど水にさらしてアク抜きをする
③電子レンジで加熱、もしくは鍋で茹でて火を入れる
④水気を拭き取り、冷凍用保存袋に重ならないよう並べて冷凍する
正しい保存でいつでもおいしいさつまいもを!
保存方法や環境によって、甘みに変化が起きる「さつまいも」。時期に合わせて保存方法を変えることで、おいしさをキープできますよ。
そしてせっかくおいしいさつまいもを手に入れたなら、やはり焼き芋は食べたいですよね!クラシルではおいしい焼き芋の作り方やさつまいものレシピもご紹介しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。


