取引先にお伺いするときや感謝の気持ちを表したいときなどに持参する「手土産」。手土産を渡す機会はさまざまな場面でありますが、しっかりとマナーを守れているかと聞かれると、自信がない方も多いのでは?今回は、いまさら聞けない「手土産にまつわるマナー」を、場面別に徹底解説!プレゼントにぴったりなおいしいお菓子のレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
“手土産”をすぐに渡すのはマナー違反?!今さら聞けない大人のマナーに「知れてよかった!」

手土産を渡すタイミング
手土産を渡すときにまず悩むのが、渡すタイミングではないでしょうか?手土産を渡すタイミングは場面によってさまざま。今回は代表的な場面を例に挙げながらご紹介します。
自宅や会社への訪問で渡す場合
友人や親戚のおうちにお邪魔する際の手土産は、部屋に通されてから渡します。取引先などの会社を訪問する場合には、応接室や会議室に通されて挨拶や名刺交換を終えてから渡すのがおすすめです。
どちらの場合も、顔を合わせてすぐに立ったまま渡すのはマナー違反。案内されて挨拶を終えてから渡すように心がげましょう。
会食や送別会など出先で渡す場合
会食や送別会など出先で手土産を渡す場合は、帰り際にさりげなく渡すのがマナーです。これは先に渡してしまうと相手の荷物になってしまい、食事中にどこに置くか悩ませてしまうため。もし2軒目の店に移動する場合には手土産は渡さずに自分で持ち運び、相手が帰るタイミングで渡すのがベストです。
お詫びで渡す場合
お詫びの場面での手土産は、先に渡すのは避けましょう。「もので解決しようとしている」と誤解されかねないからです。まず先に謝罪の意を表し、相手に気持ちが十分に伝わったことを確認してから、手土産を渡すようにしましょう。
手土産の渡し方
手土産を渡すタイミングがわかったら、今度は渡し方の基本を知っておきましょう。
手土産は紙袋から出して相手に渡し、紙袋は自分で持ち帰るのが基本的なマナーです。紙袋から品物を出したら両手で持ち、相手に正面が向くように渡しましょう。
ただし出先で渡す場合など、相手がその手土産を持ち運ぶ必要がある場合は、紙袋があると便利ですよね。その場合は、「袋に入れたまま失礼します」と一言添えて渡すとスマートですよ。
手土産にもぴったりなスイーツレシピをご紹介!
手土産にまつわるマナーがわかったところで、ここからは手土産にもぴったりなスイーツレシピをご紹介します。焦がしバターの香りがたまらないフィナンシェや、米粉で作るくるみのスノーボールなど、誰かにプレゼントしたくなるような絶品スイーツばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.焦がしバター香る フィナンシェ
ひと口食べればそのおいしさにうっとり!おいしいフィナンシェのレシピをご紹介します。しっとりとした風味のよい生地を口に入れれば、香ばしい焦がしバターの香りが口いっぱいに広がります。ちょっと手間はかかりますが、お店のフィナンシェのような贅沢な味わいを楽しめますよ。ぜひお試しくださいね。
材料(9個分(1個あたり6cm×6cmのシェル型使用))
粉類
- 薄力粉・・・40g
- アーモンドプードル・・・40g
- ベーキングパウダー・・・2g
- 無塩バター・・・90g
- 卵白 (Mサイズ・計90g)・・・3個分
- グラニュー糖・・・70g
- はちみつ・・・20g
型に塗る用
- 無塩バター・・・適量
- 薄力粉・・・適量
手順
準備.オーブンを180℃に予熱しておきます。
1.型に無塩バターを塗り、薄力粉をふるい、冷蔵庫に入れます。
2.無塩バターを鍋に入れ中火にかけます。無塩バターがとけたら耐熱性のゴムベラで混ぜながら加熱し、茶色く色づいたら火から下ろし粗熱を取ります。
3.ボウルに卵白、グラニュー糖、はちみつを加え泡立てないようにホイッパーで混ぜ合わせます。
4.粉類をふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
5.2を入れ全体になじむように混ぜ合わせます。
6.1に5を入れ、180℃のオーブンで15分ふっくらと焼き上げます。粗熱が取れたら型から外して完成です。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
2.オレンジスクエアブラウニー
とってもかわいらしい見た目でプレゼントにぴったりな、オレンジスクエアブラウニーはいかがでしょうか。チョコレートとオレンジの相性のよさを再確認できる、甘さとほろ苦さと酸味のバランスのいいブラウニーです。ミルクチョコレートをビターチョコレートに代えるとほろ苦さが増して、より大人っぽい味わいになりますよ。
材料(1台分(18×18×5cmのスクエア型))
粉類
- 薄力粉・・・100g
- ココアパウダー・・・10g
- ミルクチョコレート・・・100g
- 無塩バター・・・100g
- お湯 (湯せん用・50℃)・・・適量
- グラニュー糖・・・50g
- 溶き卵・・・2個分
- オレンジキュラソー・・・大さじ1
オレンジコンポート
- オレンジ・・・1個
- グラニュー糖・・・10g
手順
準備.オーブンは170℃に予熱しておきます。
1.オレンジは皮つきのまま薄切りにします。耐熱皿に移してグラニュー糖を入れ、ラップをかけ、600Wの電子レンジで1分30秒加熱します。オレンジの皮が透き通ったら粗熱を取ります。
2.無塩バターは2cm角に切ります。ミルクチョコレートは刻みます。
3.ボウルに2を入れて湯せんにかけ、ゴムベラでよく混ぜながら溶かします。
4.グラニュー糖を入れ、混ぜて、溶き卵を2~3回に分け入れ、つやが出るまで混ぜ合わせ、オレンジキュラソーを加え全体によく混ぜ合わせます。
5.粉類をふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
6.クッキングシートを敷いた型に5を流し込み、水気をキッチンペーパーで拭き取った1をのせます。
7.170℃のオーブンで20分焼いたら完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
※こちらのレシピはオレンジキュラソーを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。
3.くるみの米粉スノーボール
ボウルひとつで簡単にできる、くるみの米粉スノーボールのレシピをご紹介します。米粉とアーモンドプードルを使ったクッキー生地は、サクサクとした食感と香ばしさが魅力。くるみの風味もよく、上品な味わいが楽しめますよ。バターの代わりにサラダ油を使っているので、あっさりとしていてついもうひとつ食べたくなるおいしさです。
材料(20個分)
- 米粉・・・100g
- 粉糖・・・50g
- アーモンドプードル・・・30g
- くるみ (無塩・ロースト)・・・30g
- サラダ油・・・70ml
トッピング
- 粉糖・・・20g
添え物
- ミント・・・適量
手順
準備.くるみは砕いておきます。オーブンを180℃に予熱しておきます。天板にクッキングシートを敷いておきます。
1.ボウルにトッピング、添え物以外の材料を全て入れ、よく混ぜ合わせます。
2.20等分にして丸く成形し、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
3.180℃のオーブンで15分程、少し焼き色がつくまで焼き、粗熱を取ります。
4.粉糖をまぶし、器に盛り付け、ミントを添えて完成です。
手土産はマナーを守ってスマートに渡そう!
いかがでしたか?今回は手土産にまつわるマナーと、プレゼントにもぴったりなおいしいスイーツレシピをご紹介しました。せっかく手土産を渡すなら、気持ちが伝わる渡し方をしたいもの。基本的なマナーを知っていれば、自信をもって振る舞えますよね。手作りスイーツをお土産に持っていくときには、ぜひ今回ご紹介したレシピをお試しくださいね!