「キャセロール」とは何か知っていますか?実は、キャセロールには「料理名」と「鍋」の2つの意味があるんです。この記事では、キャセロールとはどんな料理なのかや、見た目の似ているグラタンとの違いなどについても詳しく解説します。記事の後半では、キャセロールのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
キャセロールは鍋それとも料理?グラタンやシチューとの違い、おすすめレシピも紹介
- 目次
- キャセロールとは?本来は「鍋」今は「料理名」としても使われる
- アメリカやヨーロッパで親しまれる「おふくろの味」
- 味つけは地域や家庭によって異なる
- お肉から野菜まで!キャセロールの種類
- グラタンやシチューとの違い
- オーブン任せで簡単!キャセロール料理の3つの魅力
- キャセロールのレシピをご紹介
- オーブンにおまかせで手軽に作れる!キャセロールを楽しもう
キャセロールとは?本来は「鍋」今は「料理名」としても使われる
「キャセロール」は、フランス語で「鍋」という意味があり「蓋付きで厚手の両手鍋や耐熱性の深皿」を指します。さらに、キャセロールで作る料理そのものも同様にキャセロールと呼ばれているのです。この記事では「料理名としてのキャセロール」について詳しく解説していきます。
アメリカやヨーロッパで親しまれる「おふくろの味」
キャセロール(Casserole)とは、鍋や耐熱容器に野菜や肉、米、パスタなど入れ、ソースやチーズをのせてオーブンで焼いた料理のこと。完成した料理は、鍋ごと食卓に出すのも特徴です。使う食材やソースに決まりはなく、自由にアレンジすることができるんですよ。
キャセロールは主にヨーロッパやアメリカで食べられている料理で、特にアメリカでは、「おふくろの味」のひとつとして親しまれています。日本でいう「肉じゃが」や「筑前煮」のような存在なのかもしれませんね。
味つけは地域や家庭によって異なる
キャセロールの味つけに決まりはないとご説明しましたが、自家製のだし(スープストック)やトマトソースなどを使うのはもちろん、手軽に使えるスープの缶詰を使うのも定番なんですよ。地域や家庭によっても特色があるようです。
ユタ州には、「Funeral potato(フューネラルポテト)」というキャセロールがあります。これは、直訳すると「お葬式ポテト」という意味ですが、じゃがいもやサワークリーム、チーズを缶詰のクリームスープと混ぜ合わせ、コーンフレークをのせてオーブンで焼いたもの。忙しい行事の合間に簡単に作れるうえ、心がほっと安らぐような味わいの料理です。
お肉から野菜まで!キャセロールの種類
キャセロールはアレンジの幅が広く、家庭や地域によってさまざまな種類があります。ここでは、キャセロールの代表的なバリエーションについて見てみましょう。
ミートキャセロール
牛肉や豚肉、鶏肉といった肉をメインの具材として使ったキャセロールです。玉ねぎやパプリカ、ブロッコリーなど野菜との相性がよく、彩りがよく食べごたえのあるメイン料理に仕上がります。もっと手軽に作りたいときは、ソーセージやハムなどを使うのもおすすめですよ。
ポテトキャセロール
じゃがいもやさつまいもなどを使ったポテトキャセロールも人気です。茹でて細かく切ったじゃがいも(さつまいも)や玉ねぎ、チーズ、塩こしょうといったシンプルな材料で作るレシピが多く、やさしい甘みを感じられるホッと癒されるような味わいですよ。
パスタキャセロール
ショートパスタやスパゲティ、ラザニアを入れたキャセロールは、主食として楽しむこともできます。パスタは茹でてから作るのはもちろん、材料や加熱時間を工夫すれば茹でずにオーブンでの加熱だけで作ることもできますよ。パスタの下茹でがいらない分、手軽に作れて時短にもなりますよ。
野菜中心のキャセロール
野菜を中心としたキャセロールもとてもおいしいですよ。冷蔵庫にある野菜など、お好みのものを使って自由に作ることができます。アメリカでは「グリーンビーンキャセロール」と呼ばれる、いんげんをクリームソースで和え、フライドオニオンをトッピングして焼いたキャセロールが定番です。サンクスギビングデー(感謝祭)の伝統的なメニューのひとつとなっています。
💡ワンポイント豆知識
サンクスギビングデーとはアメリカやカナダの伝統的な行事です。家族や親戚などいつもお世話になっている人や日々の恵みに感謝を伝える日で、毎年11月の第4木曜日と決まっています。当日はお店なども営業を休止していることも多く、朝から家族で料理をし、一緒にごはんを食べます。そこでの定番メニューがグリーンビーンキャセロールで、ほかにもターキー(七面鳥)やパンプキンパイがあるんですよ。

グラタンやシチューとの違い
具材にソースやチーズをかけて焼きあげるキャセロールですが、グラタンやシチューと見た目や作り方が似ているように思えますよね。ここでは、これらの違いについて確認してみましょう。
| 項目 | キャセロール | グラタン | シチュー |
|---|---|---|---|
| 加熱方法 | オーブン | オーブン | コンロ(直火) |
| 調理器具 | 鍋や耐熱皿 | 耐熱皿 | 鍋 |
| 蓋の有無 | 基本的に蓋をする | 蓋をしない | 蓋をして煮込む |
| 調理の目的 | 煮込む、 蒸し焼きにする |
表面に焦げ目をつける | 煮込む |
| 食卓への 出し方 |
鍋や耐熱皿のまま出す | 耐熱皿のまま出す | 食器に取り分ける |
グラタンとの最大の違いは蓋の有無
具材にソースを絡めてオーブンで加熱する料理といえば、グラタンを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、グラタンは蓋のない耐熱皿を使い、表面にこんがりと焦げ目をつけて香ばしさを楽しむ料理です。
一方、鍋タイプのキャセロールには蓋があり、蓋をしてオーブンで加熱することで全体にしっかりと火を通して煮込むように仕上げる料理という点で違いがあります。
☝️ワンポイントアドバイス
蓋が必要かそうでないかは、作るキャセロールによって異なります。表面に焦げ目をつけて香ばしさを楽しみたいときは、耐熱皿を使ったり、蓋をせずに鍋で作ることもあるようです。
シチューとは使う熱源が異なる
シチューとキャセロールの主な違いは、「使う熱源」です。シチューは鍋を火にかけて煮込みますが、キャセロールは鍋ごとオーブンに入れて加熱します。
オーブンで加熱することで、鍋全体から熱がじっくりと伝わり、素材の旨味を引き出すことができるんですよ。
オーブン任せで簡単!キャセロール料理の3つの魅力
キャセロールの魅力を3つのポイントにまとめたので、チェックしてみましょう!
オーブンで手軽に調理ができる
これまでご説明してきたように、キャセロールは鍋に食材やソースを入れ、オーブンで加熱する料理です。鍋を火にかける煮込み料理では一般的に、火加減を調整したり焦げつかないようにかき混ぜたりする必要がありますが、キャセロールなら加熱温度や時間を設定するだけで、あとはオーブンにおまかせすることができます。
オーブンでじっくり加熱している間に、もう一品作ったりほかの家事を済ませたりすることもできるので、忙しい方にもぴったりの料理なんですよ。
じっくり加熱で味がよく染み、やわらかく仕上がる
キャセロールの鍋の素材にはホーローや鋳物、耐熱ガラス、磁器、セラミックなどさまざまなものがあります。いずれも厚手でオーブン内でじっくりと熱が伝わるのが特徴です。
さらに直接火にかける場合とは違い、オーブンでは鍋全体から熱が均一に伝わるため、食材の芯まで火が通り、味もしっかり染み込みます。そのため、ふっくらやわらかく仕上がるんですよ。
鍋のまま食卓に出せる
キャセロールは基本的にオーブンから取り出したら鍋ごと食卓に出します。それだけでもインパクトがありますが、鍋の素材や色にもバリエーションがあるので、おしゃれな鍋や耐熱容器を使えば食卓がより華やかになりますよ。
また、鍋に厚みがあるので保温性が高く、料理が冷めにくい点もうれしいポイントです。
キャセロールのレシピをご紹介
さてここからは、キャセロールのおすすめレシピをご紹介します。市販の缶詰を活用したお手軽レシピを2つピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クリームコーンキャセロール
やさしい甘みがたまらない、クリームコーンキャセロールはいかがでしょうか。ふんわりとやわらかな食感の中にコーンのプチプチとした食感がアクセントとなり、クセになるおいしさですよ。ぜひお試しくださいね。
乾パンキャセロール
そのまま食べるだけでは飽きてしまいがちな乾パンのアレンジレシピです。ツナの旨味や、チーズや牛乳のコクが乾パンに染みて、とてもおいしいですよ。おうちの防災セットの見直しも兼ねて、ぜひ作ってみてくださいね。
オーブンにおまかせで手軽に作れる!キャセロールを楽しもう
今回は、キャセロールの特徴や種類、グラタンやシチューとの違いについて解説し、おすすめレシピをご紹介しました。具材や味つけ次第でたくさんのバリエーションを楽しめるキャセロール。ご紹介したレシピも参考に、おうちにある食材やお好みの具材を活用して、いろいろなキャセロールを作ってみてくださいね。
