ブラウニーの親戚とも言えるお菓子、「ブロンディ」をご存知ですか?ホワイトチョコレートなどを使ったアメリカ発祥の濃厚なスイーツです。この記事ではブロンディの特徴や作り方、ブラウニーとの違いなどを解説します。記事後半の絶品ブロンディのレシピも必見ですよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
ブロンディとは?特徴や作り方、ブラウニーとの違いについて解説!

- 目次
- ブロンディとは?特徴や作り方、ブラウニーとの違いについて解説!
- ブロンディの特徴や作り方
- 特徴
- 基本の作り方
- ブロンディのおすすめのトッピング
- ホワイトチョコレートチップ
- ナッツ
- ドライフルーツ
ブロンディとは?特徴や作り方、ブラウニーとの違いについて解説!
ブロンディとはアメリカオハイオ州発祥のスイーツのこと。「ブロンド・ブラウニー」という名前でも知られています。アメリカでは古くから親しまれている定番の焼き菓子のひとつです。同じくアメリカで人気のお菓子であるブラウニーと作り方や食感、名前などが似ているため親戚や姉妹品と呼ばれることも少なくありません。
ブロンディという名前の由来には諸説ありますが、「ブロンド・ブラウニー」という名前が「ブロンディ」という略称で呼ばれるようになり、それが定着したという説が有力です。また、黄金色を意味する「ブロンド」が由来だという説もあります。ブラウニーは焼きあがりが焦げ茶色になることからブラウンが変化したブラウニーと呼ばれるようになったようですが、ブロンディはカカオを使ったチョコレートが入っていないため焼きあがりがブロンドカラーになることから、ブロンディという名前がついたのだとか。
ブロンディの発祥時期についてははっきりとは分かっていませんが、19世紀後半に、ブロンディの原型のようなレシピがブラウニーがとして登場しました。材料を見ると、チョコレートを使っていないためこれはブラウニーではなくブロンディに近いものです。こうした資料からするとブラウニーとブロンディは同じくらいの時期に生まれたのではないかと考えられています。むしろ、ブロンディが先に誕生しており、それをアレンジしてできたものがブラウニーなのではないかという説もあるんですよ。
ブロンディという名前そのものが広まったのは、比較的最近のことのようです。
ブロンディの特徴や作り方
ブロンディの由来や発祥がわかったところで、ここではブロンディの味や食感などの特徴や、作り方をご紹介します。
特徴
ブロンディは平たく四角い形をしていて、ケーキとソフトクッキーの中間のようなどっしりとした重めの食感です。ただし、食感のバリエーションは豊富でふわふわとしたケーキのようなものもあれば、ファッジのようなタイプ、ほろほろしたクッキーのようなものなど実にさまざまです。濃厚な甘さが特徴で、食べごたえも満点!このあたりがブラウニーの特徴とよく似ていますね。
ブロンディーはカカオを使用したチョコレートを使用しないため、ブロンドカラーに焼きあがります。ブロンディの基本的な材料はバターと砂糖、小麦粉と卵。そのほか、オーソドックスなブロンディにはバニラやブラウンシュガーを使うことが多く、もったりと風味豊かな味わいになるのが特徴です。日本ではカカオのチョコレートの代わりにホワイトチョコレートを使ったものがブロンディと紹介されることも多く、たいへんコク深いおいしさが楽しめます。
基本の作り方
濃厚なおいしさが楽しめるブロンディですが、意外にも混ぜて焼くだけで簡単に作ることができるんです!やわらかくしたバターと砂糖、ブラウンシュガーなどをよく混ぜ、溶かしたホワイトチョコレートを混ぜ合わせます。続いて、溶き卵とバニラを加え、もったりするまでよく混ぜましょう。分離してしまわないよう卵を少量ずつ加えるのがポイントです。ふるった粉類を加え、さっくりと混ぜ合わせます。お好みのトッピングを加え、オーブンでじっくりと焼きましょう。粗熱が取れたらカットして完成です。
ブロンディのおすすめのトッピング
ブロンディはさまざまなトッピングを加えてアレンジを楽しむことができます。ここではいくつかのバリエーションを見ていきましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホワイトチョコレートチップ
溶かしたホワイトチョコレートを生地に練り込むことが多いブロンディですが、トッピングにホワイトチョコレートチップを使うのもおすすめです。まろやかで濃厚な甘みとチョコチップの食感がアクセントになって、やみつき必至のおいしさに仕上がります。
ナッツ
ブラウニーのトッピングの定番であるナッツは、ブロンディにもよくマッチします。サクサクした食感とナッツの贅沢な風味でブロンディがさらに豪華に!上品なおいしさのくるみや濃厚なピーカンナッツ、彩りの美しいピスタチオなどお好みのナッツで試してみてくださいね。
ドライフルーツ
ブロンドカラーの生地にカラフルなドライフルーツをトッピングすると美しい仕上がりになっておすすめです。甘酸っぱいレーズンやクランベリー、チェリーなどはホワイトチョコレートのやさしい風味と相性抜群ですよ。オレンジやレモンなど柑橘系のドライフルーツを加えると爽やかさがプラスされておいしく召し上がれます。
そのほか、変わり種ではバナナや甘栗、甘納豆などを使ったレシピもあるようです。意外な組み合わせを見つけて楽しむのもよさそうですね!ぜひお好みのトッピングを探してみてください。
ブラウニーとの違い
親戚とも言われるブラウニーとブロンディですが、一体どのような違いがあるのでしょうか?
両者の最も大きな違いは使われる材料です。ブラウニーは「チョコレート・ブラウニー」と呼ばれることもあり、チョコレートやココアパウダーを使用しているのが特徴!カカオのほろ苦さと濃厚な甘みが魅力です。カカオマスを使用しているので焼きあがりはブラウンカラーになります。
一方、「ブロンド・ブラウニー」と呼ばれるブロンディはカカオを使ったチョコレートやココアパウダーを使用していないタイプのブラウニーです。チョコレートの代わりにバニラやホワイトチョコレートを使用したものがブロンディと位置づけられます。濃厚かつ上品な甘さとバニラやブラウンシュガーの風味が特徴です。焼きあがりもブロンドカラーなので見た目も異なります。
ブロンディの絶品レシピ
ブロンディの由来や特徴、ブラウニーとの違いなどがわかったところでここからはブロンディの絶品レシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブロンド・ブラウニー
ホワイトチョコレートの上品なコクを活かしたブロンディのご紹介です。しっとりした食感の生地は濃厚な甘みで、食べごたえも満点!ブラウンシュガーの風味とレーズンの酸味が相性抜群で、クセになるおいしさですよ。意外と簡単に作れるので、ぜひ一度お試しくださいね。
濃厚な甘みとどっしりした食感が魅力のブロンディを作ってみよう!
いかがでしたか?「ブロンド・ブラウニー」とも呼ばれるブロンディの発祥や特徴、ブラウニーとの違いに加え、ブロンディの絶品レシピなどをご紹介しました。ブロンディーは濃厚な甘みとどっしりした食感が魅力で、トッピングによってさまざまなアレンジも楽しめるお菓子です。これまでブロンディを食べたことがなかったという方も、今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひおうちでおいしいブロンディを作ってみてくださいね。
