韓国料理「タッカンジョン」とは?意味やヤンニョムチキンとの違いについても解説!

韓国料理「タッカンジョン」とは?意味やヤンニョムチキンとの違いについても解説!

「タッカンジョン」という韓国料理を知っていますか?鶏肉を使った料理で、韓国ではおやつの定番となっています。この記事では、タッカンジョンの特徴や名前の意味、そしてヤンニョムチキンとの違いについて解説します。記事の後半では、タッカンジョンをおいしく作るポイントもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • タッカンジョンってどんな料理?
  • タッカンジョンの意味
  • 味つけや具材
  • ヤンニョムチキンとの違いは?
  • タッカンジョンをおいしく作るポイント
  • お家で簡単!タッカンジョンとヤンニョムチキンのレシピをご紹介
  • 韓国の屋台グルメの定番、タッカンジョンを作ってみよう!

タッカンジョンってどんな料理?

タッカンジョンとは、衣をつけてサクサクに揚げた骨なしの鶏肉に甘辛いソースを絡めた韓国式の唐揚げです。

タッカンジョンに使われるソースには主にコチュジャンや水あめが使われます。調味料の配合にもよりますが、真っ赤な見た目をしているものが多く、甘辛い味わいとトロッとした食感が特徴です。

タッカンジョンの意味

「タッカンジョン」は、韓国語で鶏を表す「タッ」とお菓子を表す「カンジョン」を組み合わせた名前で「鶏肉のお菓子」という意味があります。

カンジョンはお菓子の中でも特に「小さな塊のお菓子」を意味するため、タッカンジョンもパクパクとつまみやすい一口サイズで作られているのだとか。

味つけや具材

ソースの味わいや辛さにはバリエーションがあり、お店によってはハニー醤油やニンニク醤油などの味つけもあるそうですよ!

また鶏肉以外に、トックという韓国のお餅やポテト、さつまいもを具材に使うこともあり食べ応えがあります。

💡ワンポイント豆知識
韓国では、日常的に屋台でおやつや軽食を食べる習慣がありますが、タッカンジョンは屋台グルメの定番「トッポギ」と肩を並べるほど、定番のおやつなのだとか。カップなどに入れて提供され、串で刺して食べます。

ヤンニョムチキンとの違いは?

鶏肉に甘辛いソースが絡んだ韓国料理といえば、ヤンニョムチキンをイメージする方も多いですよね。タッカンジョンとヤンニョムチキンはよく似ていて、実際、韓国人の方でも区別が難しいといわれています。ただ、いくつか異なる点があるので以下で見てみましょう。

タッカンジョン ヤンニョムチキン
鶏肉 ・骨なし
・小さくカットする
・骨付きが使われることが多い
・骨なしのタイプもある
・片栗粉や小麦粉、米粉
・強力粉が使われることもある
・香辛料、塩分は控えめ
・小麦粉やベーキングパウダー
ソースの味 ・水飴の量が多く甘め
・甘辛い味わい
・甘辛くスパイシー
・子どもでも食べられるものが多い
調理法 ・揚げた鶏肉にソースをかけて炒める ・揚げた鶏肉にソースを絡める
食感 ・カリカリサクサク
・時間が経ってもサクサク食感が持続
・揚げたてはサクサク
・時間が経つとしっとりする

鶏肉の骨の有無

先ほども少し触れましたが、タッカンジョンでは骨なしの鶏肉が使われ、小さくカットした一口サイズになっているのが特徴です。

一方、ヤンニョムチキンは骨付きの鶏肉がよく使われるのだとか。ただ、食べやすいように骨なしの鶏肉で作るお店もたくさんあります。

食感の違い

タッカンジョンは冷めてもサクサク食感を感じられるよう、衣に片栗粉や米粉などが使われます。また、揚げた鶏肉にタッカンジョンソースをかけて炒めるのも特徴です。一説によると、タッカンジョンは冷めた唐揚げをおいしく食べるために編み出された料理ともいわれています。さらにタッカンジョンには砕いたナッツをトッピングすることも多く、これが食感のよさを後押ししています。

ヤンニョムチキンはヤンニョムソースの辛味をよくするため、衣には小麦粉のほかベーキングパウダーを多めに入れるようです。また、タッカンジョンと異なり、ヤンニョムチキンは揚げた鶏肉にヤンニョムソースを絡めれば完成します。

💡ワンポイント豆知識
タッカンジョンは冷めてもおいしい料理で、ヤンニョムチキンはできたてがおいしい料理といわれています。また、ヤンニョムソースは使われている食材にもよりますが、加熱することで苦みが増してしまうものが多いようです。

水あめの量

どちらのソースにも水あめが使われますが、タッカンジョンのソースの方が多く入っています。そのため、時間が経ってもツヤツヤとしているのが特徴です。

また、水あめがたくさん使われる分、ヤンニョムチキンに比べタッカンジョンの方が甘みが強いという違いもあります。

💡ワンポイント豆知識
最初の方で由来について触れましたが、「カンジョン(강정)」というのはもともと「水あめで固めたお菓子」=「韓国式おこし」という意味があるのだそうです。

タッカンジョンをおいしく作るポイント

タッカンジョンは韓国の屋台グルメとして人気ですが、おうちでも簡単に作れます。ここではおいしく作るポイントをご紹介するので、ぜひ後ほどご紹介するレシピで作るときにも参考にしてみてくださいね。

甘みは必須!

タッカンジョンの決め手はやはり甘みです。水あめをお目に入れることがポイントになります。ただ、韓国で使われている水あめは日本の粘性のあるものとは異なり、さらっとしているため、日本でタッカンジョンを作る場合ははちみつで代用することが多いようです。

はちみつで代用する場合は、レシピに記載されている水あめの分量と同じ量を入れて作りましょう。

鶏肉は二度揚げするとよりサクサクに!

先ほどご紹介したようにタッカンジョンは衣に小麦粉や片栗粉、米粉が使われます。ザクザクとした食感にしたいときは強力粉を使うのがおすすめです。

また、二度揚げすることでカリッと食感よく仕上がります。ぜひ二度揚げして、カリカリサクサクの食感をお楽しみください。

砕いたピーナッツをトッピング

タッカンジョンは仕上げに砕いたピーナッツをトッピングするのも特徴です。

ピーナッツの香ばしさとカリカリとした食感がアクセントになって、さらにおいしくいただけます。

お家で簡単!タッカンジョンとヤンニョムチキンのレシピをご紹介

さてここからは、タッカンジョンとヤンニョムチキンのおすすめレシピをご紹介します。どちらもスーパーで手に入る材料で簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ピリッと辛い タッカンジョン

まずはタッカンジョンのレシピを見てみましょう。サクッと揚がった鶏肉に、ピリ辛ソースが絡み、箸がどんどん進むおいしさ!少ない油で揚げられるのもうれしいポイントですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

やみつき ヤンニョムチキン

鶏もも肉を使ったヤンニョムチキンをご紹介します。旨味たっぷりの鶏肉に、コチュジャンやケチャップ、みりんを使った甘辛いソースが相性抜群!ごはんやお酒が進むおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

韓国の屋台グルメの定番、タッカンジョンを作ってみよう!

今回は、タッカンジョンの特徴や名前の意味、ヤンニョムチキンとの違いについて解説するとともに、おうちで作れるタッカンジョンのレシピをご紹介しました。サクサクの衣に甘辛いソースが絡んでやみつきになる味わいのタッカンジョン。韓国ではおやつの定番ですが、ごはんのおかずやおつまみにもおすすめですよ。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひおうちでタッカンジョンを作ってみてくださいね。

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