朝食やおやつにぴったりのヨーグルト。毎日食べるために冷蔵庫に常備している、という方も多いですよね。ところで、ヨーグルトのふたを開けると、水分が分離していた経験をお持ちの方はいませんか?この水分はいったい何なのか、食べていいものなのか…いろいろと謎が多いですよね。今回はそんなヨーグルトから出てくる「水分」に注目します!ヨーグルトを使ったおいしい副菜レシピもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ヨーグルトから出てくる水分、捨てるべき?意外と知らない”水”の正体とは?

ヨーグルトから出てくる水分の正体は「ホエー」!
ヨーグルトから出てくる水分の正体は、「ホエー」です。「ホエイ」や「乳清」とも呼ばれています。
そもそもヨーグルトは、生乳に含まれるカゼインというたんぱく質が、乳酸菌の働きによって固まったもの。この固まりの中には、水溶性タンパク質のアルブミンやグロブリンなども含まれています。
時間が経過して発酵が進むと、カゼインはより強く凝固し収縮します。このとき、固まらなかったカゼイン以外のたんぱく質が分離するのですが、これが「ホエー」です。
振動や温度変化でホエーが出てくることもあります。未開封のヨーグルトでもホエーが出ていることがあるのは、運搬時の振動によるものなのですね。
ホエーが出にくい保存方法は?
ホエーは原料の生乳由来のもので、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどが含まれています。分離していても問題なく食べられるので、ヨーグルトと一緒にかき混ぜて食べてしまうのもひとつの方法です。
それでもなんとなく気になる人もいますよね?ホエーをなるべく出さないようにするためには、冷蔵庫に入れる場所がポイントなんです!
■ドアポケットの保管は避ける
ホエーは振動や温度変化で出やすくなるため、開け閉めで振動しやすいドアポケットに入れるのは避けましょう。
■冷気の吹き出し口付近での保管は避ける
冷気の吹き出し口付近に保管すると、冷蔵庫から取り出した際、温度の急激な上昇によりホエーが分離しやすくなります。
ホエーが出てしまうと食感が変わってしまうのが嫌という方は、ぜひ冷蔵庫内の保管場所にも気をつけてみてくださいね!
ヨーグルトを使ったおいしい副菜レシピをご紹介!
さてここからは、ヨーグルトを使ったおいしい副菜レシピをご紹介します。お子様も喜ぶ味わいのさつまいものデザートサラダや、ニンニクの風味がとってもよく合うきゅうりのヨーグルト和えなど、ちょっと意外でやみつきになるおいしい副菜レシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.ヨーグルトで!さつまいものデザートサラダ
おしゃれなデリみたいな見た目の、さつまいものデザートサラダを作ってみませんか?甘いさつまいもに酸味のあるヨーグルトが意外なほどよく合い、さっぱりと食べられますよ。はちみつでやさしい甘みをプラスしているのでデザート感覚でいただけて、食卓にあると華やぐ一品ですよ。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- さつまいも・・・200g
- (A)ヨーグルト (無糖)・・・100g
- (A)はちみつ・・・大さじ1
- (A)黒こしょう・・・少々
仕上げ用
- 白いりごま・・・少々
手順
1.さつまいもは皮付きのまま両端を切り落とし、1cm角に切ります。
2.耐熱ボウルに入れ、ラップをして600Wの電子レンジで3分加熱します。
3.(A)を入れ、さっくりと混ぜます。
4.器に盛り付けて、白いりごまをふりかけて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
2.ヨーグルトソースのコールスローサラダ
メインおかずが脂っこい日の副菜には、ヨーグルトソースのコールスローサラダがおすすめです。マヨネーズを使わずにヨーグルトで仕上げているので、酸味が効いていてさっぱり食べられますよ。キャベツは塩もみしてしっかりと水分を絞ってから和えると、水っぽくなるのを防げます。サンドイッチの具材にもぜひどうぞ。
材料(2人前)
- キャベツ・・・200g
- 塩 (塩もみ用)・・・小さじ1/2
- コーンの水煮 (正味量)・・・50g
- ロースハム (計30g)・・・3枚
- 無糖ヨーグルト・・・70g
- (A)酢・・・小さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)塩こしょう・・・小さじ1/4
トッピング
- 粗挽き黒こしょう・・・適量
手順
1.キャベツは長さを半分に切り、細切りにします。
2.ボウルに1、塩を入れ手でよく揉みこみ、ラップをかけて10分程おきます。
3.ロースハムは、半分に切り、さらに1cm幅に切ります。
4.別のボウルに無糖ヨーグルト、(A)を入れ、よく混ぜ合わせます。
5.水気を絞った2、3、コーンの水煮を入れ、全体に味がなじむまでよく混ぜ合わせます。
6.器に盛り付け、粗挽き黒こしょうを散らして完成です。
3.きゅうりのヨーグルト和え にんにく風味
ニンニクの風味が効いた、きゅうりのヨーグルト和えのレシピをご紹介します。ちょっと意外な組み合わせですが、シャキシャキのきゅうりと酸味のあるヨーグルトに、ニンニクの食欲をそそる香りが相性抜群です。さっぱりと食べられるので、箸休めにもぴったりですよ。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- きゅうり・・・2本
- 塩・・・小さじ1/4
- (A)無糖ヨーグルト・・・100g
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
トッピング
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 粗挽き黒こしょう・・・適量
手順
準備.きゅうりはヘタを切り落としておきます。
1.きゅうりは薄い輪切りにします。ボウルに入れて塩をふり、軽く混ぜ合わせ、5分程置きます。
2.(A)を入れて混ぜ合わせます。
3.全体に味がなじんだら器に盛り付け、トッピングをかけて完成です。
ヨーグルトでさっぱり副菜を作ってみよう
いかがでしたか?今回はヨーグルトから出てくる水分「ホエー」の正体についてと、ヨーグルトを使ったおいしい副菜レシピをご紹介しました。ヨーグルトを使ったレシピというとスイーツを思い浮かべますが、料理に使うと酸味が活きてさっぱりおいしく仕上がります。ぜひお試しくださいね。