丼や麺類、メインディッシュにサラダなど、幅広くトッピングに使える「温泉卵」。温泉卵の魅力はなんといっても程よいトロトロ感ですよね。しかし、上手に作るには少しコツがいるのも確かです。そこで今回は、温泉卵のゆで時間を3パターンにわけ、それぞれの固まり具合を比較検証しました!後半のおすすめレシピも必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
失敗なし!とろ〜り美味しい温泉卵の時間を検証してみた【好みの仕上がりが分かる!】

さっそく検証スタート!
温泉卵といえば、黄身と白身の絶妙な固まり具合がおいしさのポイントですよね。黄身が65~70℃前後で固まり始めるのに対し、白身は固まり始める温度こそ黄身より低温の60℃前後ですが、完全に固まるのは80℃くらいなんです。このため、65~70℃に保たれたお湯に浸けておけば、ほどよく黄身だけがとろりと固まった温泉卵ができるというしくみです。
お湯に浸けておく時間を長くすればするほど白身がだんだんと固まっていきそうですが、実際どれくらいお湯に浸けるとどれほど固まるのかはあまりピンとこないものですよね。
そこで、今回はゆで時間を3段階に区切って、それぞれの白身の固まり具合を見ていくことにします。
まずは温泉卵の作り方を見ていきましょう!卵はMサイズのものを使用し、事前に常温に戻しました。
➀お湯を沸かす
鍋に、卵がかぶるくらいの水を入れて沸騰させます。
➁卵を入れる
沸騰したら火を止めて、卵を入れます。お玉などを使ってそっと入れてくださいね。
➂冷ます
所定の時間が経ったら、氷水に入れて、手で触れるようになるまでしっかり冷やします。余熱で白身がどんどん固まってしまいますので、なるべく早く冷ますようにしてくださいね。
今回は、➁のお湯につける調理時間を8分、12分、16分として、それぞれの白身の固さを比べました。どのような結果だったか見てみましょう!
左から、8分、12分、16分お湯につけた温泉卵です。
8分は、白身があまり固まっておらず水っぽいので、バットに広がっています。かなりやわらかく仕上がっているのがわかりますね。トッピングすると具材に絡みやすいので、全体的にまろやかな味わいを楽しみたい方におすすめです。
12分は、先ほどの8分よりはすこし白身にまとまりがありますが、まだ少々やわらかく、徐々に白身が広がっていきました。固すぎずやわらかすぎない温泉卵が好きな方は、これくらいお湯に浸けておくのがよさそうです。
16分は、白身が完全に固まったわけではありませんが、しっかり黄身にくっついています。バットに出しても、白身が広がることはありませんでした。まとまっている分、きれいな見た目に仕上がります。お皿に美しく盛り付けたい方は、じっくり長時間浸けておいてくださいね。
このように、お湯に浸ける時間を4分ずつ追加すると、白身の固さにかなりの違いが見られました!これを参考に、お好みの固さに作ってみてくださいね。
おすすめの温玉のせレシピをご紹介!
ここからは、温泉卵をトッピングする絶品丼レシピをご紹介します。今回は、韓国風の味つけがやみつきになるチキン丼をピックアップ!温泉卵を用意するときは、ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてくださいね。
とろーり卵の韓国風チキン丼
ランチのレパートリーに、韓国風チキン丼を加えてみませんか?甘辛いたれがカリっと焼きあがったお肉にしっかり絡み、ごはんが止まらないおいしさです。一味唐辛子のピリリとした刺激やニンニク、ごま油の香ばしい風味がアクセントになり、食欲をそそりますよ。温泉卵を絡めるとさらに濃厚な味わいに変化しますよ。一品で満足感のある丼ですので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(1人前)
- ごはん・・・200g
- 鶏もも肉・・・150g
- 片栗粉・・・大さじ1
たれ
- コチュジャン・・・大さじ1
- 料理酒・・・大さじ1/2
- しょうゆ・・・大さじ1/2
- 砂糖・・・大さじ1/2
- 酢・・・小さじ1
- すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- 一味唐辛子・・・小さじ1/3
- ごま油・・・小さじ2
- 温泉卵・・・1個
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.鶏もも肉を一口大に切り、片栗粉をまぶします。
2.ボウルにたれの材料を入れて混ぜ合わせます。
3.フライパンにごま油をひき、中火で熱します。1を入れて火が通るまで5分ほど焼き、出てきた脂をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。
4.2を入れて中火のままよく絡め、火から下ろします。
5.ごはんをよそった丼に4を盛り付け、中央に温泉卵をのせ、小ねぎを散らして完成です。
好みの固さに仕上げておいしい温泉卵を食べよう!
いかがでしたか。今回は温泉卵の時間別比較検証と、温泉卵をトッピングするおすすめレシピをご紹介しました。トロトロの温泉卵はいろいろな料理で大活躍しますので、お好みの固さになるベストな時間を見つけてみてくださいね。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。