他の野菜にはない、独特な苦みが特徴の「ゴーヤ」。苦みが好きという方もいれば、苦手な方もいますよね。じつはゴーヤは見た目で苦さのレベルが分かるんです!今回はその見分け方と、どなたでも食べやすくなる苦みをおさえる方法を検証しました。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
「たったこれだけ!?」ゴーヤの苦みを格段に減らす簡単な裏技とは?「早速試したい!」

苦みが強いゴーヤと弱いゴーヤ、それぞれの特徴は…?
スーパーで何気なく並べられているゴーヤも、色やイボの大きさをよく見ると、違いがあります。
まず、ゴーヤは色鮮やかで緑が濃いほうが苦く、色が薄いと熟し始めていて、苦みが抜けているしるしです。ゴーヤの苦味が好きな方はなるべく濃い色のゴーヤを選びましょう。
また、イボの大きさでも見分けられます。イボが小さいゴーヤは苦みが強く、イボが大きいと苦みは弱くなるんですよ。見た目だけで分かるのは選びやすいですよね。
苦みをおさえる方法とは?さっそく検証スタート!
見た目だけでもゴーヤの苦さが見分けられますが、もっとしっかりゴーヤの苦みをおさえたい場合はこれからご紹介する裏技がおすすめです。調理前の下処理がポイント!さっそくその方法を見ていきましょう。
①まずゴーヤの両端を切り落として縦半分に切り、ワタを取り除き使う料理に合わせた幅に切ります。今回は一般的な1cm幅にしました。
②ボウルに入れ、ゴーヤ1本に対して小さじ1の塩をもみこみ、30分置きます。
③水で洗い、水気を切ります。
④沸騰したお湯で1分ゆで、水気を切ります。
塩もみをし時間を置くことで、ゴーヤの水分が抜けます。この水分の中に苦みの原因が溶け出ているので、水で洗い流すことがポイント。また、ゴーヤの苦み成分は水に溶けやすいので、ゆでることでさらに苦味が抜けます。しっかり水気を切って、料理に使ってくださいね。
今回は、苦みをおさえる裏技を使ったものと使っていないものでゴーヤチャンプルを作り、食べたときの苦味の感じ方を比べてみました。結果はこちら!
・裏技あり
食べてみると、いつものようにダイレクトに苦味は感じず、かなり抑えられていました!塩でもみ、お湯に通しているため、食感はしんなりとしていましたが、やわらかすぎることなくシャキシャキ感も残っていてとてもおいしいです。
・裏技なし
口に入れて噛んだときに、かなり苦みを感じました。裏技ありのゴーヤに比べて水分を多く含んでいてみずみずしく、シャキシャキ感が楽しめます。苦みが好きな方はこちらの方が存分にゴーヤを味わうことができそうです。
好みに合わせて裏技を試す価値あり!
検証の結果、裏技を使うとゴーヤの苦みがかなり抑えられることがわかりました!下処理のひと手間はありますが、ゆでることで料理に使うときには短時間で仕上げられるメリットも。ゴーヤが苦手な人でもおいしく食べられるので、おすすめの方法です。ぜひ試してみてくださいね。
ゴーヤを使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは、ゴーヤを使った定番のおすすめレシピをご紹介します。ゴーヤといえば、まず思いつくのが沖縄の定番家庭料理、ゴーヤチャンプルですよね。今回は、豚バラ肉でジューシーに仕上げる簡単レシピをピックアップしました。苦みが苦手な方は、ご紹介した裏技を使っておいしく召し上がってくださいね。
豚バラ肉の簡単ゴーヤチャンプル
箸が止まらなくなるおいしさ!豚バラ肉を入れてコクたっぷりに仕上げたゴーヤチャンプルです。肉の旨みと、シャキシャキとさわやかな風味のゴーヤが相性抜群。味つけにはめんつゆや白だしを使って風味よく仕上げました。とろっとした卵と島豆腐がゴーヤに絡んで味わいたっぷりです。食べごたえがあるので、がっつり食べたい日にぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- ゴーヤ・・・1/2本
- 島豆腐・・・200g
- 豚バラ肉 (薄切り)・・・100g
-----卵液-----
- 卵 (Mサイズ)・・・2個
- 白だし・・・小さじ2
- みりん・・・小さじ2
-----調味料-----
- めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ2
- 塩こしょう・・・小さじ1/4
- サラダ油・・・小さじ1
作り方
準備.ゴーヤはヘタを切り落とし、種とワタを取り除いておきます。 島豆腐はキッチンペーパーに包み、10分ほど置いて水切りをしておきます。
1.ゴーヤは5mm幅に切ります。
2.島豆腐は一口大に切ります。
3.豚バラ肉は3cm幅に切ります。
4.耐熱ボウルに卵液の材料を入れて混ぜ合わせ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分ほど加熱し、半熟状になったら取り出します。
5.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2、3を入れて炒めます。
6.豚バラ肉に火が通ったら1、ほぐした4を加えて中火で炒めます。
7.ゴーヤがしんなりしてきたら調味料の材料を入れて炒め合わせ、全体に味がなじんだら火をから下ろします。
8.お皿に盛り付けて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。
好みに合わせておいしく食べよう!
いかがでしたか。今回は、ゴーヤの選び方や苦みをおさえる裏技、おいしいゴーヤチャンプルのレシピをご紹介しました。旬のゴーヤをおいしく食べるコツ、ぜひ活用してみてくださいね。