最終更新日 2023.10.3

ファジーネーブルってどんなお酒?由来や味、リキュールの特徴についても解説!

ファジーネーブルってどんなお酒?由来や味、リキュールの特徴についても解説!

オレンジジュースとピーチリキュールを混ぜて作る甘いカクテル「ファジーネーブル」。材料はシンプルですが、フルーツ感溢れるその甘い味わいは一度飲んだら虜になること間違いなしです!今回はそんなファジーネーブルの特徴のほか、可愛らしくキャッチーなネーミングの由来なども併せて解説します。

  • 目次
  • ファジーネーブルとは?
  • ファジーネーブルの歴史
  • ファジーネーブルの名前の由来
  • ファジーネーブルの材料や味は?
  • そもそもピーチリキュールってどんなお酒?
  • ピーチリキュールを使って作れるカクテルをご紹介!
  • レゲエパンチ
  • ピーチフィズ

ファジーネーブルとは?

ファジーネーブルとは、ピーチリキュールをオレンジジュースで割って作るカクテルのこと。シェイカーを使用せず、グラスとスプーンさえあれば、材料を混ぜるだけで作れるので、自宅で気軽に作ることができます。アルコール感の少ないフルーティーな味わいが特徴で飲みやすい人気のカクテルです。

ファジーネーブルの歴史

ファジーネーブルは、1980年代のアメリカで生まれました。誕生のきっかけは、オランダのリキュールメーカーが作ったピーチリキュールです。当時、新商品であったピーチリキュールを宣伝するために、ピーチリキュールをトニックウォーターで割ったカクテルが考案され、このカクテルが人気となったのです。このことをきっかけにそれまであまり注目されることのなかった「桃のリキュール」が注目を集め、ピーチリキュールはカクテルの定番リキュールとして仲間入りを果たしました。その後、ピーチリキュールを使ったカクテルとして考案されたのが、今回の記事のテーマである「ファジーネーブル」です。誕生して間もなく人気となったファジーネーブルは、現在でも多くの人に愛されるカクテルとして知られています。

ファジーネーブルの名前の由来

ファジーネーブルという名前について調べてみると、2つの由来があるようです。1つは「曖昧」や「産毛」の意味を持つ「ファジー(fuzzy)」と、ネーブルオレンジを略した「ネーブル(navel)」を合わせて、桃なのかオレンジなのか「ファジー(曖昧)」な味のカクテルであるということから、このような名前がついたという説。もう1つは、ピーチリキュールの原料である桃から連想される桃の産毛を「Peach Fuzz(桃の産毛)」と呼ぶことから、ピーチリキュールとネーブルオレンジから作られるカクテルを「ファジーネーブル」と呼ぶようになったという説があります。

ファジーネーブルの材料や味は?

ファジーネーブルを作るのに必要な材料は、ピーチリキュールとオレンジジュースのたった2つだけ!一口飲むとまずオレンジの風味、そのあとにピーチの香りが鼻を抜け、後味でオレンジの酸味とピーチの濃厚な甘味が感じられます。アルコール度数は3~7%と低めなので、カクテルの中でも比較的飲みやすいお酒と言えるでしょう。

おいしいファジーネーブルを作るには押さえるべきポイントが3つあります。

1つ目は、純氷を使うこと。純氷とは、クリスタルのような透明感がある、かたくて溶けにくい氷のことです。純氷を使うことで、すぐに風味が薄まることなく、おいしさを長持ちさせることができます。カクテルを作る際には、ぜひ氷にもこだわってみましょう。

2つ目のポイントは、使用するグラスをあらかじめ冷やしておくことです。グラス自体を前もって冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やしておく、ということではなく、純氷をグラスに入れて軽く混ぜるだけ!これだけでも十分グラスは冷えます。ファジーネーブルを作る前にはこの方法でグラスもしっかり冷やしておきましょう。

3つ目は、100%のオレンジジュースを使用すること。オレンジジュースがファジーネーブルのおいしさを左右すると言っても過言ではありません。甘みと酸味のバランスがよい100%のオレンジジュースを使用することで、安定したおいしさに仕上がります。シンプルな材料で作るからこそ、こうしたポイントに気を付けて作ることで、仕上がりのクオリティがグンとアップしますよ。

よりおいしいファジーネーブルを作りたい方は、ぜひ生絞りのオレンジジュースを使用してみてください。よりフルーティーでフレッシュな味わいを楽しめるファジーネーブルに仕上がります。

そもそもピーチリキュールってどんなお酒?

ファジーネーブルには欠かせないピーチリキュールですが、そもそもどのようなお酒なのでしょうか。ピーチリキュールとは、桃の中でも黄桃を使用し、スピリッツに漬け込んでから蒸留、または黄桃から抽出したエキスにスピリッツを加えたものを蒸留した後、糖分を加えて作られるお酒リキュールです。フルーティーで濃厚な桃の濃厚な味わいが感じられる甘口のリキュールですが、アルコール度数は15度以上あります。食前酒としてストレートで飲まれるほか、今回テーマでもあるファジーネーブルなど、カクテルの材料として使用されることが多いです。

ピーチリキュールを使って作れるカクテルをご紹介!

ピーチリキュールを使ったカクテルは、ファジーネーブル以外にもいくつか存在します。ここではその中から代表的なものをいくつかご紹介します。ぜひお気に入りのカクテルを見つけてみてくださいね!

レゲエパンチ

レゲエパンチは、ピーチリキュールとウーロン茶で作るカクテルです。ピーチリキュールに苦みのあるウーロン茶を合わせることで、桃の香りや味わいは残しつつ甘さ控えめなすっきりとした味わいのカクテルに仕上がります。カクテル名から受ける印象とは裏腹に、とても飲みやすく、万人受けしやすいカクテルです。

※『レゲエパンチ』は「合同酒精株式会社」の登録商標又は商標です。

ピーチフィズ

ピーチリキュールとレモンジュース、砂糖、ソーダを使って作るカクテル「ピーチフィズ」。ピーチリキュールの濃厚な甘さの中にレモンジュースのフレッシュな酸味が加わり、メリハリのある味わいを楽しめます。ソーダで割るためシュワシュワとした口当たりで、フルーティーながらもキレのある味わいが魅力のカクテルです。

ピーチミルク

ピーチミルクとは、その名の通りピーチリキュールと牛乳を使って作るカクテルです。甘い桃のリキュールと牛乳の相性が抜群!一瞬お酒とは思えない程マイルドで甘みのある味わいですが、れっきとしたカクテルなので飲みすぎには注意しましょう。

ファジーネーブルとピーチリキュールをぜひ試してみて!

今回は、ピーチリキュールを使って作るカクテル「ファジーネーブル」について解説しました。自宅でも簡単に作れるファジーネーブルはおうちでお酒をゆっくり楽しみたいときにもぴったりです!また、ピーチリキュールがあれば、ファジーネーブル以外のさまざまなカクテルを楽しむこともできます。ぜひ今回ご紹介したカクテルやそれ以外のカクテルもチェックして、お気に入りを見つけてみてくださいね!

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

※妊娠中の方、授乳中の方の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。またアルコールに弱い方、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

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