れんこん(蓮根)は、ハスの地下茎が肥大化したもの。シャキシャキと歯ごたえのある食感が特徴で、きんぴらやサラダ、煮物にすることが多く、穴が空いている形状から「先の見通しが良い」ということで、日本ではおせち料理でもよく使われますよね。今回は、そんなれんこんに含まれる栄養素とおいしいれんこんの選び方を解説します。
れんこんの栄養素とは?れんこんの旬や選び方もご紹介!
- 目次
- れんこんにはどんな栄養素が含まれている?
- れんこん100gに含まれる主要な栄養素
- 注目したい栄養素と成分
- れんこんにムチンは含まれていない
- れんこんの旬はいつ?どんな品種があるの?
- 新鮮なれんこんを選ぶ3つのポイント
- 鮮度のよいれんこんを選んで味も食感も楽しもう!
れんこんにはどんな栄養素が含まれている?
見た目はゴツっとしている「れんこん」ですが、皮を剥くと綺麗な白色をしています。その見た目からか、あまり栄養素が含まれていないように思われがちですが、実はさまざまな栄養素を含んでいます。
れんこん100gに含まれる主要な栄養素
| 栄養素 | 数値 |
|---|---|
| エネルギー | 66kcal |
| たんぱく質 | 1.9g |
| 脂質 | 0.1g |
| 炭水化物 | 15.5g |
| 食物繊維 | 2.0g |
| カリウム | 440mg |
| ビタミンC | 48mg |
注目したい栄養素と成分
れんこんにはビタミンCやタンニンなどが含まれています。皮膚の健康を保つために欠かせないビタミンCが多く含まれているというのは、見た目からはなかなか想像がつきにくく、意外だと思われる方も多いかもしれません。以下で、それぞれの栄養素のはたらきをチェックしてみましょう。
ビタミンC
水溶性ビタミンの一つ。メラニン色素の生成を抑える働きがあるため、皮膚の健康を保ち、活性酸素から身体を守る働きがあります。また、骨や軟骨を構成するタンパク質であるコラーゲンの生成にも関わっています。
タンニン
れんこんはアクの強い食材とされていますが、そのアクの中にはポリフェノールの一種である「タンニン」が含まれています。れんこんを切った際に、切り口が茶色に変色するのは、このタンニンが作用しているからなのです。タンニンは紅茶やウーロン茶などにも含まれている成分で、活性酸素から身体を守り、酸化を抑える働きがあります。
れんこんにムチンは含まれていない
以前は、れんこんをはじめ、里芋や山芋などの粘り気に「ムチン」という成分が含まれていると言われていました。しかし昨今の研究により、ムチンは動物性の物質にのみ分泌されるものであり、植物全般には含まれていないことが判明しました。
行政や自治体、医療機関、食品関連サイトでも「植物にはムチンが含まれない」として訂正や謝罪の発表を行っています。
れんこんの旬はいつ?どんな品種があるの?
日本では、季節を問わず手に取ることができる「れんこん」ですが、秋から冬にかけて旬を迎えます。初夏から秋にかけて出回るものは「新れんこん」と呼ばれ、成長の途中段階のものです。
旬のれんこんは甘みが強く、新れんこんはやわらかくあっさりとした味わいで、水分を多く含んでいます。それぞれ違ったおいしさがあるので、どちらも旬の時期に食べてみてくださいね。
れんこんの品種
また、有名な品種では、「加賀れんこん」や「岩国れんこん」があります。加賀れんこんは、肉質がきめ細かく、でんぷん質が多いのが特徴。モチっとした食感がおいしいれんこんです。
岩国れんこんは、太くて粘りが強く、シャキッとした歯ごたえがおいしいれんこんです。
新鮮なれんこんを選ぶ3つのポイント
見た目ではどれも同じでは?と思われがちな「れんこん」ですが、実はより新鮮なものを選ぶ方法があるのです。
ずっしり重みがある
れんこんは、重さで水分量の違いが分かります。ふっくらと大きなものでずっしりと重みのあるものを選びましょう。重みのあるものは、水分をたっぷりと含んでいておいしいれんこんである可能性が高いです。
表面にツヤがある
表面のツヤもチェックしたいポイントです。鮮度が落ちるとだんだんとツヤがなくなり、茶色いシミのようなものが出てきます。表面の状態もしっかり見て選んでくださいね。また、表面に傷があるものは避けましょう。
切り口が白くてみずみずしい
カットされた状態のものは、切り口が茶色や紫色に変色しておらず、白くみずみずしいものを選ぶようにしましょう。穴の中が黒く変色しているものは、鮮度が落ちている証拠です。一般的なスーパーではカットしたれんこんが販売されていることの方が多いので、切り口は必ずチェックしてくださいね!
鮮度のよいれんこんを選んで味も食感も楽しもう!
今回はれんこんの栄養素や選び方についてご紹介しました。れんこんは煮物に炒め物、フライ、サラダなど、さまざまな食べ方ができる食材です。細かく刻んでハンバーグに混ぜたり、すりおろせばもちもちとした食感も楽しめますよ。クラシルではれんこんの保存方法も詳しくご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。

