レンコンの保存方法は3タイプ！常温・冷蔵・冷凍それぞれご紹介

シャキシャキの食感がおいしい「レンコン（蓮根）」。旬はあるものの一年を通して手に入る野菜です。ただ、正しい方法で保存しないとすぐに黒ずんでしまいます。そこで今回はレンコンのおいしさと食感をキープする保存方法を冷蔵、冷凍、常温に分けてご紹介します。少しの工夫で長持ちさせることができるので、ぜひ参考にしてくださいね。

レンコン（蓮根）は、きんぴらやサラダ、煮物、炒め物、天ぷらなどさまざまな料理に使える身近な野菜です。ただし、乾燥に弱く、そのまま置いておくとすぐに黒ずんでしまうことがあります。レンコンは田んぼで育つため、水分が失われやすいのが特徴です。乾燥を防ぐ工夫が、鮮度を保ち長持ちさせるポイントになります。

また、レンコンはスーパーではカットされたものが多く販売されていますが、通販や道の駅では節付きや泥・土付きのものも手に入ります。購入時の状態によって保存方法が異なるので、この記事で詳しくご紹介します。

すぐに調理する予定があるなら冷蔵保存がおすすめです！ここでは節付きやカットされている場合など、購入時の状態別で保存方法をご紹介します。カットされている状態のものは保存方法がいくつかあるので、そちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

レンコンは乾燥に弱いため、水分を保つことがポイントです。泥がついているものであれば、そのまま泥を取らずに湿らせた新聞紙やクッキングペーパーに包んで、保存袋やポリ袋に入れましょう。

カットしたレンコンは、切り口から空気に触れると水分が失われて変色しやすく、鮮度も落ちやすくなります。冷蔵庫で保存する際は、ラップや保存袋でしっかり包んで、なるべく早めに使い切ることがポイントです。ここでは、カットしたレンコンを長持ちさせる冷蔵保存の方法をご紹介します。

空気に触れるとそこから水分が失われ変色し、鮮度も落ちてしまうため、ラップでぴっちりと包みましょう 。

水に浸けて保存することで変色を防げます。酢を少量加えるとより変色を防げるとともに、シャキシャキとした食感でいただけます。

💡ワンポイント豆知識💡
水に浸けておくとビタミンCが流れてしまうため、翌日までには食べきるときにおすすめの保存方法です。すぐに食べない場合はこの方法は向いていないので避けましょう。

長期保存したい場合は、カットしたレンコンを冷凍するのがおすすめです。あらかじめ使いやすい大きさにカットしておくと、調理の際にすぐ使えて便利です。

薄切りや1cm幅の輪切り、半月切りなど、用途やお好みに合わせてカットしましょう。薄切りだときんぴらなどを作るときに便利ですよ。

酢水に浸けることでアクが抜け、変色を防げます。酢水は水1カップに対して酢小さじ1、水500mlの場合は酢大さじ1が目安で作るのがおすすめです。

調理の際は凍ったまま炒め物などに使用が可能です。必ず加熱して召し上がってください。

料理に合わせて形を調整したい場合は、レンコンを縦半分にカットして冷凍する方法が便利です。使うときに切りやすく、用途に応じた形状で調理できます。

カットして冷凍と同じく酢水に浸けて、変色を防ぎましょう。

空気に触れないようにラップでしっかりと包むことで鮮度を保てます。

使いたいときは常温に3分程度置いておくとカットしやすくなりますよ。お好みの形に切って使ってくださいね。

汁物やつなぎとして使う場合は、レンコンをすりおろして冷凍しておくと便利です。必要な分だけ取り出して調理できるので、使い勝手が良くなります。

すりおろして冷凍したレンコンは、すり流し汁などの汁物のほか、つくねやお好み焼きのつなぎ、れんこん餅などを作るのに使えます。

お好みの分量で小分けして冷凍してください。大さじ1ずつと決めて包むと使い勝手がよくなりますよ。

節付きや土付きのレンコンは、泥をつけたままなら常温保存が可能です。ただし保存できるのは気温が25℃以下の秋や冬などの涼しい季節に限られます。夏場の高温時はすぐに傷むため、冷蔵や冷凍での保存がおすすめです。ここでは、節つき・土付きレンコンを常温で長持ちさせる方法をご紹介します。

※今回ご紹介した保存方法は新レンコンには該当しない方法です。新レンコンは生育中に掘り上げたものなので日持ちしません。新レンコンを手に入れたら早めに食べきりましょう。

今回はレンコンの保存方法について解説しました。正しい保存方法を知っていれば、レンコンが余ってしまっても大丈夫！ちょっとしたひと手間でおいしさが長持ちするので、ぜひお試しくださいね。

またクラシルでは、レンコンのレシピもご紹介しています。こちらも合わせてご覧くださいね。