サクサクホロホロの食感とバターの豊かな風味が魅力の「ショートブレッド」。クッキーとどう違うのか知っていますか。この記事では、ショートブレッドの材料や特徴、名前の意味、クッキーとの違いなどを解説します。記事の後半では、ショートブレッドのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ショートブレッドとクッキーの違いは?意味や材料からレシピまで紹介
- 目次
- ショートブレッドってどんな食べ物?
- 由来
- いつ食べる?
- ショートブレッドとクッキーとの違い
- ショートブレッドの食べ方
- ショートブレッドの歴史
- ショートブレッドのレシピをご紹介
- おうちでショートブレッドを作ってみよう!
ショートブレッドってどんな食べ物?
「ショートブレッド」はスコットランド発祥の、クッキーによく似たお菓子です。
まずは名前の意味やどんなときに食べるお菓子なのかについて確認してみましょう。
由来
「ショートブレッド」という名前を見ると、「短いパン」のことかなと思う人もいるのではないでしょうか。実はショートブレッドの「ショート」には、「短い」のほか、「サクサクする」や「ポロポロする」という意味があります。
これはお菓子作りなどにおいて、パンやビスケットなど焼き菓子を作る際に使うショートニングと呼ばれる油脂が多く含まれることや焼き上がりの食感が薄くはがれる、ポロポロと短く切れることからきているようです。
さらに、ブレッドは「パン」だけではなく「焼き菓子」を表す言葉でもあります。つまりショートブレッドとは「サクサクとした食感の焼き菓子」という意味になるのです。
いつ食べる?
ショートブレッドは、スコットランドの新年を祝う「ホグマネイ」というお祭りで食べられるお菓子でもあります。
ホグマネイとは、日本でいう大晦日のようなものですが、12月31日から数日間続くこともあります。新年最初の来客が家に幸運をもたらすといわれていて、友人や親せきの家にウイスキーや石炭、ショートブレッドなどを持って行くそうです。
また、結婚のお祝いに使われることもあり、花嫁が初めて新居に入る際、敷居をまたぐタイミングでショートブレッドを頭上で割るというイベントもあるのだとか。
そういった伝統的な行事のときだけ食べるお菓子というわけではなく、日常的なおやつとしても親しまれている身近なお菓子でもあります。
ショートブレッドとクッキーとの違い
ショートブレッドはクッキーともよく似ていますよね。ここでは、ショートブレッドとクッキーの違いについて解説します。
| 項目 | ショートブレッド | クッキー |
|---|---|---|
| 原産国 | スコットランド | イラン 名前はアメリカ |
| 主な材料 | 小麦粉、バター、砂糖 | 小麦粉、バター、砂糖、卵など |
| 形状 | 均一な厚さに伸ばしてカットまたは型抜き | 型抜きや絞り出し、ドロップクッキーなどさまざまな形がある |
| 食感 | サクサク・ホロホロ | サクサク~しっとりまで幅広い |
| 味の特徴 | 濃厚なバターの風味 | やさしい甘みや卵の風味 チョコレートや紅茶などの風味をつけたものもある |
材料や形状、食感の違い
ショートブレッドは卵を使用せず、小麦粉とバター、砂糖のみで作るのが特徴です。そのため、濃厚なバターの風味を楽しめるのが魅力となっています。
一方クッキーは、レシピによって卵を使ったり、チョコレートや紅茶、抹茶などの風味をつけてバリエーションを楽しむことも。材料によって食感にも違いがあります。
また、ショートブレッドは生地を均一な厚さに伸ばしてからカットしたり型抜きをしたりしますが、クッキーは生地のやわらかさによって絞り出したりスプーンですくって落としたり、丸めたりと自由に成形することができ、大きさや形状などたくさんの種類があります。
ショートブレッドはクッキーの一種?
ショートブレッドはイギリスでも日常的に親しまれているお菓子ですが、イギリスではクッキーという名前は使わず、焼き菓子をビスケットと呼ぶので、ショートブレッドはビスケットの一種となります。
ちなみに、ビスケットとクッキーの違いは国によって基準が異なり、日本では糖分や脂肪分が全体の40%を超えるものをクッキー、40%未満のものをビスケットと呼びます。クッキーの原型となるお菓子は7世紀にイランで作られたといわれていますが、17世紀にアメリカに伝わり「クッキー」と呼ばれるようになったそうです。オランダ語で「小さなケーキ」を意味する「クックイェ」が語源となったのだとか。
今では国ごとに名前や分類が異なるものの、どれもティータイムを楽しく彩ってくれる身近なお菓子です。
ショートブレッドの食べ方
ティータイムにぴったりのショートブレッドは、本場イギリスでも紅茶と一緒に食べるのが定番のようです。ほかにもいろいろな楽しみ方があるので以下でご紹介します。
レモンカードにつけて食べる
レモンカードとは、レモンの果汁や皮を使ったクリーム状のスプレッドです。
レモンの酸味がコクのある味わいのショートブレッドと相性抜群ですよ。
ジャムにつけて食べる
バターの豊かな風味が特徴のショートブレッドは、甘酸っぱくてジューシーな味わいのジャムともよく合います。
つけて食べるのはもちろん、2枚のショートブレッドの間にジャムを挟んで食べるのもおすすめですよ。
紅茶につけて食べる
イギリスではショートブレッドは紅茶のお供のとして定番とご説明しましたが、紅茶にショートブレッドを浸して食べるのも人気です。
紅茶をミルクティーにすることも多いのだとか。ただし、人によっては好みが分かれたり、マナーがよくないと感じる人もいるようなので、家族や友人といった親しい間柄の人と一緒に食べるときだけ行うという人もいるそうです。
スープに添えて食事用にも
ショートブレッドはティータイムだけではなく、スープやディップソースに添えて食事用にすることもあります。
ショートブレッドの生地にチェダーチーズやベーコン、オリーブなどを練り込み、軽食向きの味わいに仕上げるアレンジもあるんですよ。
トースターで温めると焼き立てのようなおいしさに
ショートブレッドをトースターで温めると、バターの香りが際立ち焼き立てのようなサクサクとした食感を楽しめます。
反対に、冷蔵庫で冷やすと生地が引き締まり、しっかりとした歯ごたえを感じられ、また違ったおいしさになりますよ。
ショートブレッドの歴史
ショートブレッドは、スコットランド発祥の伝統的な焼き菓子です。16世紀のスコットランドの女王メアリーがこのお菓子を好み、宮廷で広めたことから人気が定着したといわれています。
もともとは余ったパンに砂糖やスパイスをつけて低温のオーブンで焼いたラスクのようなもので、これが「2度焼いた」という意味の「ビスケット」の語源にもつながっていきます。その後、イーストではなくバターをたっぷり使ったショートブレッドの作り方が取り入れられ、現在のような風味豊かなショートブレッドへと発展していきました。
メアリー女王が好んだ「ペチコートテイル」と呼ばれる円盤状の生地を放射状にカットしたショートブレッドは現在でも王道の形の一つ。
ほかには、長方形で表面に小さな穴がポツポツとあいた「フィンガー」と、円形の「ラウンド」などがあり、これらがショートブレッドの基本の形となっています。
ショートブレッドのレシピをご紹介
さてここからは、おうちで作れるショートブレッドのレシピをご紹介します。ホットケーキミックスから作るお手軽ショートブレッドや、甘酒を使ったやさしい味わいのショートブレッドなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね
手軽につまめるサクサクショートブレッド
まずはシンプルなショートブレッドを作ってみましょう。サクサクホロホロの食感とバターの香りがやみつきになるおいしさ!少ない材料で簡単に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
ホットケーキミックスで作る 簡単ショートブレッド
手軽に作れるショートブレッドのご紹介です。ホットケーキミックスや強力粉、サラダ油といったすべての材料をボウルに入れてひとまとまりになるまでこねるだけで生地が完成します。簡単にサクホロ食感に仕上がるので、お菓子作りに慣れていない方にもおすすめのレシピですよ。
甘酒のショートブレッド
甘酒を使ったショートブレッドはいかがでしょうか。バターや卵を使わないので甘酒のやさしい風味がふわっと香る味わいに仕上がります。いつもとひと味違うショートブレッドを、ぜひ味わってみてくださいね。
卵不使用 マカダミアナッツショートブレッド
マカダミアナッツを練り込んだショートブレッドをご紹介します。サクサクの生地にマカダミアナッツの軽い歯ごたえがアクセントとなり、心地よい食感に仕上がります。塩をひとつまみ加えることで甘さが引き立ち、とてもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。
おうちでショートブレッドを作ってみよう!
今回は、ショートブレッドの特徴やクッキーとの違い、歴史、おいしい食べ方について解説するとともに、おすすめレシピをご紹介しました。バターの香りとサクサクホロホロの食感が魅力のショートブレッド。シンプルな材料で作るのが基本ですが、生地の材料や食べ方をアレンジしてさまざまな味わいで楽しむのもおすすめです。ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでショートブレッドを作ってみてくださいね。
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