お菓子作りに役立つ「グラハムクラッカー」とは？代用方法やレシピもご紹介！

全粒粉の香ばしさとかための食感が特徴の「グラハムクラッカー」。チーズケーキなどのお菓子作りに欠かせない食材ですが、ほかのもので代用することはできるのでしょうか？この記事では、グラハムクラッカーの特徴やない場合の代用方法についてご紹介します。記事後半で出てくるチーズケーキなどのレシピも必見ですよ！

グラハムクラッカーは、グラハム粉（Graham flour）が原料のクラッカーです。商品によっては「グラハムビスケット」という名称になっている場合もあります。

グラハム粉は全粒粉の一種ですが、製造方法に特徴があります。 全粒粉は表皮・胚芽・胚乳をすべて一緒に粉にしたものなので、粒子の大きさが均一です。

一方グラハム粉は、小麦を胚乳と胚芽を含む表皮とに分けて、胚乳は普通の小麦粉と同じ細かさで挽き、表皮と胚芽は粗挽きにして、その後二つを混ぜ合わせたもの。グラハム粉は表皮と胚芽が粗挽きなので、全粒粉よりもザラザラとしています。

グラハムクラッカーは独特の香ばしさとザクザクとしたかための食感が特徴で、甘味は少なく、表皮と胚芽が入っているため精製された小麦粉よりも食物繊維やミネラルなどの栄養素が多く含まれています。

一般的なスーパーやコンビニでは取り扱いのある店舗は少なく、輸入食材店や、製菓・製パン食材を多く扱うお店で見かけることが多いので、必要なときはそういったお店をチェックしてみてくださいね。

上述の通り、一般的なスーパーではなかなか取り扱いがないため、別の食材で代用できると助かりますよね。

グラハムクラッカーが手に入らない場合は、塩味がついていない、軽めの食感のプレーンクラッカーやビスケットで代用することができます。甘味が強いものやバターが多く使用されているようなもので代用すると味わいが変わったり、仕上がりに影響が出る可能性もあるので、できる限り避けた方がよいでしょう。甘味があるものしか手に入らなければ、ケーキの砂糖を減らすなど調整みてもよいかもしれません。

グラハムクラッカーは、アメリカなどではカナッペの土台やディップして食べるというような、いわゆる軽食として食べられることが多い食材です。一方、日本ではお菓子の材料として使われることが多く、細かく砕いてタルトやチーズケーキの土台にすることも。

どちらの食べ方でも、グラハムクラッカーならではの香ばしさを味わえるので、ぜひ試してみてくださいね。

グラハムクラッカーを使ったレシピをチェックする前に、チーズケーキなどで使うボトム生地の作り方をご紹介します。

グラハムクラッカーやビスケットを麺棒などで細かく砕き、溶かしバターを混ぜ合わせて型に敷き詰めれば完成です。レアチーズケーキやムースなど、さまざまなお菓子に応用ができますよ！細かく砕くことで、崩れにくくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ここからは、グラハムクラッカーの香ばしさがポイントになる、お菓子のレシピをご紹介します。少し手間はかかりますが、手作りのおいしさは格別！ぜひ挑戦してみてくださいね。

市販のキャラメルで作る甘さ控えめのベイクドチーズケーキです。キャラメル風味のフィリングと、香ばしいグラハムクラッカーで作るボトム生地が相性抜群で絶品ですよ！材料を混ぜて焼くだけで、お店のようなチーズケーキが作れます。ぜひお試しくださいね。

ちょっぴり大人な味わいのチーズケーキをご紹介します。濃厚で少しクセのあるブルーチーズとはちみつを組み合わせて、紅茶やコーヒーにはもちろん、ワインにも合うチーズケーキに仕上げました。ボトムのグラハムビスケットの香ばしさもよく合い、やみつきになる味わいですよ！

スイーツ以外でもグラハムクラッカーを食べたいというときには、カナッペを作ってみてはいかがでしょうか。このレシピでは、グラハムクラッカーにクリームチーズとスモークサーモンをのせました。具材とサクサク香ばしいグラハムクラッカーがよく合います。彩り鮮やかで、パーティーやおもてなしにもぴったりですよ！

そのまま食べるのはもちろん、お菓子の材料としても使えるグラハムクラッカーは使い勝手のよい食材です。チーズケーキなどの土台に使えば、ザクザクとしたかための食感と全粒粉の香ばしさがアクセントになって一層おいしく仕上がりますよ。

クラシルでは、グラハムクラッカーを使用したレシピをたくさんご紹介していますので、いろいろと試してお気に入りレシピを探してみてください。