強い香りと、クリーミーな甘みおいしい「ドリアン」。あまり手に取る機会は多くないかもしれませんが、そのままでももちろん、シャーベットやジャムにしてもおいしい果物なんです。他の果物にはない香りとその味わいから、フルーツの王様とも呼ばれているんですよ。ミネラルやビタミンなど、体に必要な栄養素を含んでいるのも魅力的です。
ドリアンの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

今回は、そんなドリアンの選び方と栄養素についてご紹介します。ポイントを押さえて、おいしいドリアンを選びましょう。
フルーツの王様「ドリアン」
ドリアンは、その特有の香りととろけるような甘みを持つことから「フルーツの王様」や「悪魔のフルーツ」とも呼ばれています。東南アジア諸島で多く栽培されており、日本で見かけるドリアンはタイやフィリピン、インドネシアからの輸入がほとんどです。
ドリアンの強烈な香りは、飛行機やホテルへの持ち込みが禁止されるほどですが、クリームチーズのような濃厚な舌触りと強い甘みからクセになる人も多く、夏を代表する人気のフルーツのひとつにもなっています。
ドリアンの種類
一言に「ドリアン」と言っても、甘みの強いものや形が異なるものなどさまざまで、その種類はおよそ200種類にも及びます。中でも、食用として流通している主な4種類をご紹介します。
■チャネー(チャニー)
日本で一番流通している品種です。チャネーは、タイ語でテナガザルを表す単語であり、木にぶら下がる状態が似ていることから名づけられました。果肉はやわらかく、甘みも強いですが、強烈な香りがします。
■モントン
モントンも、チャネーと同様に日本で流通している品種です。チャネーよりやや高価ですが、果肉がかた過ぎず、甘みも感じることが出来ます。他の品種と比べて特有の香りが弱いため、人気の高いドリアンです。
■ガンヤオ種
チャネーやモントンと比べると、流通量は少ない品種です。特有の香りが弱く、もっちりとクリーミーな甘みが特徴的です。
■クラドゥムトン
クラドゥムトンは、金のボタンを表す言葉で、昔の中国風のシャツについていたボタンに形が似ていたことから、この名がつけられたとされています。流通量はとても少ないため、市場ではほとんど見かけることがありません。
主な栄養素はコチラ
ドリアン100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
-エネルギー 133kcal
-水分 66.4g
-たんぱく質 2.3g
-炭水化物 27.1g
-食物繊維 2.1g
-カリウム 510mg
-マグネシウム 27mg
-リン 36mg
-葉酸 150μg
-ビタミンC 31mg