南国フルーツの代表として日本でも人気の果物「マンゴー」。特有の香りと濃厚な甘み、そしてなめらかな口当たりが特徴で、そのまま食べても、スイーツ等に加工してもとてもおいしく楽しめます。
マンゴーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

6月から8月にかけて旬を迎えるマンゴーは、おいしいだけでなく、ビタミンCやカリウムなど体に嬉しい栄養素が含まれています。
今回は、マンゴーに含まれる栄養素や、おいしいマンゴーの選び方についてご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。
マンゴーってどんな果物?
マンゴーはもともと海外からの輸入品が中心でしたが、最近は日本での生産も盛んになり、身近な南国フルーツとして人気を集めるようになりました。
海外からの輸入品では、フィリピンやタイ、インド、メキシコ、オーストラリア、台湾が主な産地として知られています。
国産マンゴーの旬は6月から8月です。日本では、沖縄県や宮崎県、鹿児島県で多く作られていますが、その他に熊本県や和歌山県、栃木県などもマンゴーの産地としてあげられます。
とろっとした果肉は、濃厚な甘みと特有の香りを持ち、そのまま食べるのはもちろん、マンゴープリンやムースなどのスイーツや、スムージー、ドライフルーツなどに加工しても、とてもおいしく楽しめます。
マンゴーにはどんな種類があるの?
■アーウィン種
国内で栽培されているマンゴーの多くが「アーウィン種」です。果皮がリンゴのように赤くなるマンゴーはアップルマンゴーと呼ばれますが、このアーウィン種もアップルマンゴーの一つです。強い香りと、甘みと酸味のバランスの良い味わいが特徴です。
糖度が15度以上・重さ350g以上・色と形がきれい、という厳しい基準を満たした宮崎県の完熟マンゴーは「太陽のタマゴ」と呼ばれ、贈答品として重宝されています。
■キーツ種
国内では沖縄県で多く栽培されている品種。海外だとカリフォルニアから「グリーンマンゴー」として多く輸入されています。果肉はオレンジ色で、果皮は完熟しても緑色のままですが、最近はキーツ種の中でも果皮が赤くなるものもあり、「マチルバマンゴー」とも呼ばれています。果肉はオレンジに近い黄色で、アップルマンゴーよりも酸味が少なく、まろやかで、口の中でとろけるような味わいが特徴です。
■カラバオ種
主にフィリピンから輸入されているマンゴーです。フィリピンマンゴーやペリカンマンゴーなどとも呼ばれています。比較的淡白な味わいで、甘みや香りも穏やかな品種です。
■アルフォンソ種
主にインドで作られるマンゴー。甘く、特有の香りを持っており、マンゴーの王様ともいわれています。日本では生のアルフォンソマンゴーはほぼ流通しておらず、主に加工品として使われている品種です。
主要な栄養素はこちら
マンゴー100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
エネルギー 64kcal
炭水化物 16.9g
βカロテン 610μg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンC 20mg
葉酸 84μg
カリウム 170mg
食物繊維 1.3g