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りんごの変色を防ぐ5つの方法を比較!一番きれいに保てたのは?

りんごの変色を防ぐ5つの方法を比較!一番きれいに保てたのは?

りんごを切ったあと、すぐに茶色くなってしまった経験はありませんか?見た目が悪くなると、せっかくのおいしさが半減してしまいますよね。この記事では、りんごが変色する原因を解説し、りんごの変色を防ぐ基本の方法から実際に試した裏ワザの比較結果までご紹介します。後半のおすすめレシピも合わせて、ぜひ参考にしてくださいね。

  • 目次
  • りんごが変色するのはなぜ?
  • 家庭でできる変色を防ぐ方法
  • 実際に検証!5つの裏ワザ比較
  • 検証結果とおすすめの方法
  • シーン別おすすめ!りんごの変色を防ぐコツ
  • りんごを使ったおすすめスイーツをご紹介!
  • これで変色知らず!旬のりんごをおいしく味わおう

りんごが変色するのはなぜ?

切ったりんごをそのまま置いておくと、茶色く変色してしまいますよね。これは、りんごに含まれるポリフェノールという成分が原因です。

果肉を切ったり皮をむいたりすると、断面が空気に触れます。そのとき、ポリフェノールと果肉中の酵素が反応して酸化が進み、茶色くなる「褐変(かっぺん)反応」が起こるのです。

この現象はりんごだけでなく、バナナやナス、里いもなどでも同じように見られます。また、りんごの品種や鮮度によっても変色のスピードには差があるといわれているんですよ。

家庭でできる変色を防ぐ方法

りんごの変色は、ちょっとした工夫でぐっと抑えられます。ここでは、材料を使わずに家庭でできるシンプルな方法をご紹介します。

・ラップで包む

切った断面をラップでぴったり覆うと、空気に触れにくくなり、酸化を防げます。

・冷蔵保存する

酸化は高温で進みやすいため、切ったあとは冷蔵庫に入れるだけでも変色を遅らせられますよ。

どちらもすぐに実践できる方法ですが、もっとしっかり変色を抑えたい場合はどうすればよいのでしょうか?次の章では、定番の「塩水」を含めた5つの方法を実際に検証してみました。

実際に検証!5つの裏ワザ比較

りんごが変色してしまう理由がわかったところで、ここからは検証をしていきます!りんごの変色を防ぐ方法としてよく挙げられる5つのワザを、実際に試して比べてみました。

今回検証したのは以下の5種類です。

・塩水(水100ml、塩1g)
・砂糖水(水100ml、砂糖5g)
・はちみつ水(水100ml、はちみつ20g)
・レモン水(水100ml、レモン果汁5g)
・炭酸水

いずれも家庭にある材料で手軽に準備できるものですね。

上記の分量で水を作り、皮をむいて8等分に切ったりんごを浸します。塩水は長く浸すと塩味がついてしまうので1分、他の水は5分浸したあと、しばらく置いて観察します。また、今回は「サンふじ」を使用しました。

塩水は1分、そのほかは5分間浸したら取り出し、そのまま1時間ほど置きます。

検証結果とおすすめの方法

同じ条件で試したにもかかわらず、変色の度合いにははっきりと差が出ました。方法ごとの特徴を順番に見ていきましょう。

いちばん左のりんごは、切ったあと何もせずに置いておいたものです。違いがはっきりと出やすい芯のまわりを見くらべてみると、はちみつ水と塩水に浸したものが、とてもきれいな状態を保っていました。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう!

■左:そのまま 右:塩水

やや変色はあるものの、そのままと比べるとかなり抑えられています。短時間で手軽に試せるのがうれしいポイントですが、長く浸すと少し塩味が移るので注意が必要です。

■左:そのまま 右:砂糖水

全体的に変色は見られますが、そのままよりは色が残っています。りんごにやさしい甘みが足されるため、甘さが控えめな品種を食べるときには合いそうです。

■左:そのまま 右:はちみつ水

ほとんど変色が見られず、切りたてのようなきれいな色合いをキープできました。ほんのり甘さが加わるので、りんご自体の味わいもよりおいしく感じられます。

■左:そのまま 右:レモン水

少し効果はあるものの、時間が経つと全体的に茶色くなりました。レモンの風味が少し移るため、さっぱりした味わいが好みの方には向いています。

■左:そのまま 右:炭酸水

変色を抑える効果は控えめでした。手軽さはありますが、見た目をきれいに保つ目的では他の方法に劣る印象です。

どの方法がいちばん効果的?検証結果まとめ

5つの方法を比べてみたところ、もっとも効果的だったのははちみつ水でした。塩水も次点として十分に効果があり、この2つが特におすすめです。

一方で砂糖水やレモン水、炭酸水も「そのままよりは変色を抑えられる」という結果に。味や手軽さも含め、見た目重視ならはちみつ水、簡単に済ませたいなら塩水と、好みに合わせて使い分けるのがよさそうです。

※はちみつ水にりんごを浸す場合、1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。

※りんごの品種や浸す時間、放置時間によって結果は異なる場合があります。

シーン別おすすめ!りんごの変色を防ぐコツ

検証の結果、はちみつ水と塩水が特に効果的でしたが、実際には「どんなときに使うか」でおすすめの方法も変わります。シーンに合わせて、ぴったりのコツを選んでみてくださいね。

シーン おすすめの方法 ポイント
手軽に防ぎたい

塩水

1分浸すだけで効果あり。材料もすぐにそろえやすい

見た目をしっかり保ちたい

はちみつ水

自然な甘さが増して、おやつ感覚で楽しめる

甘みをプラスしたい

はちみつ水・砂糖水

自然な甘さが増して、おやつ感覚で楽しめる

さっぱり風味に仕上げたい

レモン水

酸味がほんのり移り、さわやかな後味に

状況によって選ぶ方法は変わります。手軽さを重視するなら塩水、見た目を保ちたいならはちみつ水。甘さを足したいときやさっぱり仕上げたいときなど、目的に合わせて選べるのがポイントです。

りんごを使ったおすすめスイーツをご紹介!

りんごはそのまま食べるのもいいですが、お菓子にするとまた違った味わいが楽しめます!ここからは、おすすめの絶品アップルパイのレシピをご紹介しますよ。ティータイムのお供やお子様のおやつに、ぜひ作ってみてくださいね。

クリームチーズ入りアップルパイ

まるでお店の味!クリームチーズ入りアップルパイのご紹介です。サクサクのパイに、シナモンの香りが効いたりんごのフィリング、まろやかなクリームチーズを組み合わせた一品。甘くてジューシーなりんごにクリームチーズのほのかな酸味がよく合い、ひと口食べれば虜になるおいしさですよ。冷凍のパイシートで手軽に作れるのもうれしいポイントです。

これで変色知らず!旬のりんごをおいしく味わおう

いかがでしたか?今回はりんごの変色を防ぐ方法と、おすすめのスイーツレシピをご紹介しました。ご紹介した方法を覚えておけば、時間がたっても切りたてのきれいな色がしっかりキープできますよ。レシピとあわせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※こちらの記事はに初公開した内容を再投稿したものです。

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