トマトの酸味と旨味が効いた「トマト鍋」は、和風の鍋とは少し違った味わいで、クセになるおいしさですよね。今回は、トマト鍋の定番具材からアレンジ具材まで19種類と、しめにおすすめの3種類、計22種類をご紹介します。記事の後半では、おすすめのしめや、おうちで作れるトマト鍋のレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
トマト鍋におすすめの具材一覧!定番やアレンジ具材、人気の絶品レシピもご紹介

- 目次
- トマト鍋の特徴は?
- トマト鍋におすすめの定番具材
- 鶏もも肉
- ウインナー
- キャベツ
- 玉ねぎ
- きのこ類
- にんじん
トマト鍋の特徴は?
「トマト鍋」は、トマトの鮮やかな色を生かした赤いスープで野菜や肉などの具材を煮て作る料理のことを言います。寄せ鍋やみそ鍋、豆乳鍋のように、鍋料理のバリエーションの一つですが、コンソメなどを使って洋風の味つけにすることが多いのが特徴です。トマトの酸味や甘味、旨味を活かした味わいで、大人にも子どもにも人気の鍋となっていますよ。
そんなトマト鍋には一体どのような具材を入れるのでしょうか?以下では定番具材や、おすすめのアレンジ具材を詳しくご紹介します。
トマト鍋におすすめの定番具材
さっそく、トマト鍋におすすめの具材をご紹介していきます!まずは、鶏肉、キャベツ、にんじんなどの定番具材から見てみましょう。
鶏もも肉
トマト鍋に使う肉といえば鶏もも肉が定番です。鶏肉の旨味とトマトスープは相性抜群ですよ。コクのある鶏もも肉以外にも、骨からも旨みが染み出る鶏手羽元やさっぱりと食べられる鶏胸肉など、気分によってお好みの部位を使うのもいいですね。
ウインナー
ウインナーも、トマト鍋にぴったりの具材です。スモークした香りやウインナーの中に凝縮された旨味が、トマトスープの酸味や旨味を引き立てます。袋から出してそのまま鍋に入れられるのもうれしいポイントです。
キャベツ
トマト鍋で使う葉野菜といえばキャベツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?煮込むとやわらかくなり、甘みが増して、かたい芯の部分もそぎ切りなどに薄く切って煮込むことでおいしく食べられますよ。
玉ねぎ
玉ねぎも、トマト鍋には欠かせない野菜の一つです。煮込むと甘みが出て、スープの味に深みが増します。玉ねぎの食感を残し崩れにくくするために、トマト鍋では繊維に沿ってくし切りにするのがおすすめです。
きのこ類
しめじやエリンギ、えのきなどのきのこ類を入れると、スープにきのこの旨味が溶け出し奥深い味わいに。煮込んでも食感が残るので、食べ応えがありますよ。洋風のスープなので、マッシュルームもよく合います。
にんじん
煮込むと甘みが出るにんじんは、酸味のあるトマト鍋にぴったりです。にんじんは火が通りにくいので、短冊切りやいちょう切りなど薄く切って使いましょう。
ブロッコリー
赤いスープのトマト鍋に、鮮やかな緑色のブロッコリーを入れると、彩りのアクセントになります。ブロッコリーは長時間煮込むと煮崩れしてしまうので、あらかじめゆでておいて最後に鍋に入れると、きれいに仕上がりますよ。
トマト
トマト鍋のスープには、トマト缶や生のトマトを使うことが多いですが、そこに具材としてトマトをプラスするのもおすすめです。スープの材料にした煮込んだトマトとはまた違う、フレッシュな味わいも楽しめますよ。
チーズ
チーズとトマトは相性抜群の組み合わせ!コクがプラスされてとてもおいしいですよ。スライスチーズやピザ用チーズ、モッツァレラチーズ、さけるタイプのチーズ、カマンベールチーズなど、お好みのチーズを鍋の仕上げにトッピングするのもトマト鍋の定番の食べ方です。
トマト鍋におすすめのアレンジ具材
続いて、トマト鍋におすすめのアレンジ具材をチェックしてみましょう。いつもとはひと味違ったトマト鍋を楽しみたいときに、ぜひ取り入れてみてくださいね!
じゃがいも
大きく切ったじゃがいもを加えることで、ボリュームたっぷりのトマト鍋に仕上がります。煮崩れを防ぎ、しっかり形を残して作りたい場合には、「メークイン」や「とうや」といった品種のじゃがいもを使うのがおすすめですよ。
セロリ
セロリには特有の風味があり、トマト鍋に加えるとスープの味に深みが出ます。また、煮込んでもシャキシャキとした食感がしっかりと残るので、食感のアクセントにもなりますよ。
ズッキーニ
洋風の料理によく使われるズッキーニは、トマト鍋にもおすすめな具材と言えます。淡白な味わいが、トマトスープとよくマッチします。外皮の鮮やかな緑色も、スープの色によく映えますよ。
ナス
ズッキーニと食感が似ているナスも、トマト鍋にぜひ使ってみてください。煮込むとトロッとやわらかくなり、トマトスープとも相性抜群ですよ。
パプリカ
カラフルな色合いのパプリカをトマト鍋に入れると、華やかな見た目に仕上がります。赤いスープのトマト鍋では、黄色いパプリカが目を引く色なのでおすすめです。加熱すると甘みが増して、とてもおいしいですよ。
豚肉
豚肉は、さわやかな味わいのトマト鍋に、コクと旨味をプラスします。トマト鍋の具材に使われるキャベツや玉ねぎといった野菜とも相性がよく、満足感のある仕上がりになります。
あさり
トマト鍋にあさりを入れると、あさりのだしがスープに溶け出し、旨味がアップします。あさりは加熱しすぎると身が縮んでかたくなるので、煮込み過ぎないよう調理するのがおすすめです。
えび
えびを入れたトマト鍋は、ブイヤベースのような旨味たっぷりの味わいを楽しめます。殻つきのままのえびを使えば、より旨味が強く、身もふっくらと仕上がりますよ。
いか
鍋の具材は煮込むとやわらかくなるものが多いですが、いかは食感がしっかりと残り噛みごたえがあるので、満足感がアップします。ゲソの部分もおいしいですが、胴の部分を輪切りにしたものを使うと、見た目きれいに仕上がりますよ。
ホタテ
ホタテも、トマト鍋の具材にぴったりです。魚介の旨味がスープに溶け出し、風味豊かな味わいに仕上がりますよ。先ほどご紹介したあさりやエビ、イカなど、ほかの魚介類と組み合わせて使うのもおすすめです。
トマト鍋のシメにおすすめの具材とアレンジ
ここまで、トマト鍋におすすめの具材をご紹介してきましたが、鍋を楽しんだあとのしめについても見てみましょう。以下で、しめにおすすめの食材やアレンジ方法を解説するので、トマト鍋を最後まで楽しみたいときに、ぜひ活用してみてくださいね。
ごはん
鍋のしめといえば、ごはんですよね。具材の旨味が溶け出したスープをよく吸うので、最後のひとくちまでおいしくいただけますよ。トマト鍋のスープにごはんを入れれば、トマトリゾットに大変身!少し煮詰めてから溶き卵を流し入れ加熱すると、オムライス風のリゾットができますよ。
パスタ
トマト鍋のしめにパスタを使うと、トマトソースパスタを楽しめます。ロングパスタでもショートパスタでも、スープが絡んでおいしく仕上がりますよ。残りのスープにパスタを入れるだけでももちろんおいしいですが、玉ねぎやウインナー、ケチャップを加えるとナポリタン風のパスタに。また、スープに生クリームをプラスするとトマトクリームパスタになりますよ。
パン
しめとして、具材の旨味がたっぷりのトマトスープに、パンをディップして食べてみるのはいかがでしょうか。洋風の味わいのトマト鍋には、パンもよく合いますよ。チーズを入れてチーズフォンデュ風にして一緒に食べるのもおすすめです。
トマト鍋のおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、トマト鍋のおすすめレシピをご紹介します。チーズやハーブを使ったイタリアン風のトマト鍋や、肉団子を入れた食べごたえ抜群のトマト鍋など、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
まるごとトマトのイタリアンチーズ鍋
オレガノやバジルを使ったイタリアン風のトマト鍋のレシピです。トマト缶で作ったトマトスープに、フレッシュなトマトを丸ごと加えたさわやかな味わいの一品。仕上げにトッピングしたチーズでコクもプラスされ、とてもおいしいですよ。
旨味抜群!鶏団子とたっぷり野菜のトマト鍋
具材たっぷりで食べごたえ抜群のトマト鍋を作ってみましょう。鶏団子と玉ねぎ、ジャガイモ、ナス、ブロッコリーなどの野菜を加えました。しめは中華麺でいただきます。野菜や肉団子の旨味が溶け出したスープがよく絡み、箸が止まらないおいしさですよ。
野菜たっぷりカマンベールのトマト鍋
カマンベールチーズを丸ごと入れた、コクのある味わいのトマト鍋はいかがでしょうか。鶏もも肉の旨味や野菜の甘みが、トマトスープの酸味とマッチしてとてもおいしいですよ。とろけたカマンベールチーズを具材に絡めながら食べてみてくださいね。
おうちでトマト鍋を作ってみよう!
今回は、トマト鍋の定番やアレンジ具材について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。洋風の味わいのトマト鍋は、和風の鍋の具材とはまた違ったラインナップでしたね。何度でも鍋が食べたくなる冬の食卓に、取り入れてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでトマト鍋を作ってみてくださいね。
