2020.7.7

アシタバの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

次々と生える強い生命力で、不老長寿の妙薬とされてきた「アシタバ」。

スーパーなど身近な場所で見かける機会が少ないため、いまいちピンと来ないという方も多いかもしれません。

実はアシタバは、健康食品の材料として多用されるほど栄養素に恵まれた野菜です。βカロテンやビタミン群、カリウムや食物繊維など健康な身体作りには欠かせない多くの栄養分が豊富かつ良いバランスで含まれているのです。

そこで今回は、アシタバに含まれる栄養素や、おいしいアシタバの選び方についてご紹介します。アシタバをよく知らなかった方も、これを読めばきっと食べてみたくなりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本原産のアシタバ!成長が早く生命力も強い

アシタバは、世界に誇れる日本原産のセリ科植物です。今日摘んでも次の日には新しい芽が出るほど生命力が強いことから、「アシタバ」と名づけられました。

主な産地は房総半島や三浦半島、八丈島や伊豆諸島といった温暖な太平洋沿岸部で、2月中旬から5月頃のちょうど暖かくなりはじめる時期に旬を迎えます。セロリやパセリなど他のセリ科植物同様、独特な香りとほのかな苦味、しっかりとした歯ごたえを楽しめますよ。

アシタバ最大の特徴といえば、昔から不老長寿に効くといわれてきたほどに豊富に含まれている栄養素の数々でしょう。

江戸時代のころは滋養強壮によい薬草として知られ、人々の健康を守ってきました。 現在も青汁やお茶などの原料に多用されており、優れた健康食品として注目され続けています。

主要な栄養素はこちら

アシタバ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 33kcal

・水分 88.6g

・ビタミンA(βカロテン当量) 5300μg

・ビタミンB₁ 0.10mg

・ビタミンB₂ 0.24mg

・ビタミンC 41mg

・ビタミンK 500μg

・パントテン酸 0.92mg

・カリウム 540mg

・食物繊維 5.6g(水溶性1.5g/不溶性4.1g)

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)

驚くほど豊富な栄養素に注目!

古くから「不老長寿の野菜」として親しまれてきたアシタバには、βカロテンをはじめ、ビタミンB群やカリウム、食物繊維など健康に生活するために不可欠な栄養素がたっぷりと、かつバランスよく含まれています。

また、アシタバの葉や茎を切ったときににじみ出る黄色い汁の元である「カルコン」という色素の中にも強い抗酸化作用が備わっており、さまざまな健康食品に活用されています。

そんな中でも特に注目したい以下3つの栄養素について詳しく解説していきます。

■βカロテン

βカロテンの主な働きは、免疫機能の活性化です。鼻・喉の粘膜をはじめ全身の皮膚を強くして、細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぎます。さらに抗酸化作用も兼ね備えているため、細胞を傷つける活性酸素を除去する効果も期待出来ます。

アシタバのβカロテンの含有量は、なんとほうれん草やケール以上です。油と一緒に摂るとより吸収力がアップするので、天ぷらや炒め物などにしてお召し上がりくださいね。

■ビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の計8種類を指します。 いずれも、身体を作る源となる糖質、脂質、タンパク質などをエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。

不足するとエネルギー代謝が滞り、疲れやすい、だるい、イライラするといった夏バテのような症状や、肥満、脂質異常症などに繋がります。

さらに皮膚や粘膜などの機能も正常に保てなくなるので、目の充血や肌荒れ、口内炎や口角炎などの炎症も起こりやすくなってしまいます。

ちなみに、ビタミンB群は一度にたくさん摂取しても、不必要な分は尿中に排泄されてしまいます。体内の代謝に関わる重要な栄養素なので、毎日コンスタントに摂取していきましょう。

■カルコン

カルコンとは、アシタバの葉や茎を切ったときににじみ出る、黄色い汁の元となる色素のことです。アシタバにしか含まれない貴重なポリフェノール類の一種で、健康食品にも活用されるほど強力な抗菌・抗酸化作用が含まれています。

■クマリン

カルコン同様、ポリフェノールの1種であるクマリン。カルコンがアシタバ特有の成分であるのに対して、クマリンはセリ科の植物全般が保有しています。カルコンと同じく、抗菌・抗酸化作用があります。

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