たい焼きに“天然”と“養殖”があるって知ってた?その違いに「知らなかった...!」

たい焼きに“天然”と“養殖”があるって知ってた?その違いに「知らなかった...!」

日本では明治時代から食べられていたとされる「たい焼き」ですが、「天然」と「養殖」という分類があることをご存知ですか?この記事では天然たい焼きと養殖たい焼きと呼ばれる理由やそれぞれの特徴を解説します。また、近年進化しているたい焼きについてもご紹介!昔も今も変わらず愛されるたい焼きの魅力に迫りましょう。

  • 目次
  • たい焼きには天然と養殖がある?
  • 天然たい焼き
  • 養殖たい焼き
  • どんどん進化していくたい焼き
  • 生地とあんこのバランスが絶妙なおやつレシピ
  • 天然も養殖もどっちもおいしい!

たい焼きには天然と養殖がある?

日本で古くから愛されているおやつ「たい焼き」。かわいらしい魚の形が特徴で、生地の香ばしさと中に詰まった甘いあんこが魅力の伝統的な和菓子です。そんなたい焼きには「天然」と「養殖」が存在することを知っていますか?実はこれ、たい焼きの焼き方に由来する表現なんです。以下でそれぞれの特徴を確認してみましょう。

天然たい焼き

天然たい焼きは「一丁焼き」や「一本焼き」とも呼ばれ、個別に分かれた金型を使い、一匹ずつ焼き上げて作られます 。直火で焼き上げることもあって一匹ごとに焼き色が異なり、一つのたい焼きでも食べる場所によって焦げ目や皮のパリパリとした食感を楽しめるのが魅力です。

火加減などの調整が難しく技術を必要とすること、また一つ一つ手作業で焼くため一度に大量生産はできないことが「天然」と呼ばれる理由でもあります。

一般的に天然たい焼きの皮は薄く、あんこがたっぷりと詰まったものが多いのだとか。生地をサクサクに仕上げつつ、いかにあんこのみずみずしさを保った状態に仕上げるかは職人の腕にかかっているそうです。

養殖たい焼き

養殖たい焼きは、複数匹のたい焼き型が連結した大型の焼き型を使用して一度に焼き上げて作られます。型で大量生産されることから「養殖」という言葉が使われるようになりました。熱源は火だけではなく、電気が一般的で、どのたい焼きも均一に焼き上げることが可能です。

ワッフルのように生地とあんこを型に流し込み、プレスして焼き上げます。一気に複数匹のたい焼きを焼き上げられるので、効率的な大量生産が可能となりました。

天然たい焼きと比べると比較的生地が厚めのものが多いようですが、お店によっては薄皮たい焼きに仕上げるものもあるので一概には言えません。

💡ワンポイント豆知識
養殖たい焼きの中身はあんこだけでなく、カスタードやチーズ、チョコなどバラエティも豊富!こういったアレンジしやすい点も「養殖」と呼ばれる所以なのかもしれません。

どんどん進化していくたい焼き

日本では明治時代から食べられているという「たい焼き」は、今もなお老若男女に愛されていますが、近年、どんどん進化しているんです!

クロワッサンたい焼き
クロワッサンたい焼き

主に養殖たい焼きの進化が凄まじく、生地にクロワッサンや塩パンを使ったものや鯛ではなくマグロ型に焼き上げたもの、さらに鯛が口を開けている形状のものにソフトクリームやあんこを入れるタイプも存在します。アイスクリームのコーンを想像していただくとわかりやすいかもしれません。

たい焼きソフトクリーム
たい焼きソフトクリーム

このほかにも冷やして食べるたい焼きや餅のようなぷるぷる食感のものなどがコンビニでも販売されています。今後たい焼きがどのような進化を遂げるのか、注目しておきたいですね!

生地とあんこのバランスが絶妙なおやつレシピ

さてここからは、生地の中にあんこが入った和風のおやつレシピをご紹介します。たい焼き専用の道具がなくても、鈴カステラやどら焼きなど、ほかほかあったかい和菓子を楽しめますよ。ぜひ試してみてくださいね。

抹茶香る あんこ入り鈴カステラ

抹茶がふわっと香る鈴カステラのレシピです。生地にはちみつを加えることで、たい焼きの生地のようなやさしい甘さを楽しめますよ。このレシピではたこ焼き器を使いましたが、たい焼きメーカーなどをお持ちであればたい焼き風の一品に仕上がります。ぜひ作ってみてくださいね。

くるみが美味しい あんこ入り鈴カステラ

続いても鈴カステラのレシピですが、こちらはホットケーキミックスを使ってより手軽に作れるようにアレンジしました。あんこの甘さとくるみの香ばしさがマッチして、やみつきになる味わい!たい焼きの中身をアレンジしたいときにもおすすめですよ!

あんこのシンプルどら焼き

たい焼きと同じく、生地とあんこを組み合わせた和菓子の定番といえば「どら焼き」ですよね。手間がかかりそうに思えますが、使う材料はいたってシンプルです。生地にみりんを加えることで風味が増し、焼き色もよく仕上がります。

天然も養殖もどっちもおいしい!

今回はたい焼きにも「天然」と「養殖」が存在することを解説しました。これはあくまで比喩表現であり、どちらがおいしい!ということではありません。どちらも職人やお店の方が丁寧に愛情を込めて焼き上げていて、それぞれに異なる魅力があります。昔ながらの味も、進化した新しい味も両方楽しんでみてくださいね。

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