2020.5.13

桃の選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

みずみずしさと甘さがたまらない「桃」。噛むとじゅわっと溢れる果汁がたまらないですよね。そのままで食べるのはもちろんのこと、サラダに加えたり、煮詰めてコンポートにしてもおいしく味わうことが出来ます。

今回は、そんな桃に含まれる栄養素や、おいしい桃の選び方をご紹介します。

数えきれないほどの品種

「桃」とひとことに言っても、品種は数えきれないほど存在しています。生産量は、群を抜いて中国がトップですが、アジアやヨーロッパなど、世界中で食べられています。国内では、山梨県、福島県、長野県の順で生産量が多く、中でも1位の山梨県は、国内の桃の生産量の1/3を占めています。

参考:農林水産統計(平成31年1月公表)

代表的な品種はこちら

■白鳳
最も多く生産されており、桃の代表とされる品種です。鮮やかな薄紅色をしており、カットする前から上品な香りを感じることが出来ます。果肉は白くて柔らかく、果汁がとても多いのが特徴です。

■黄桃
果皮や果肉が鮮やかな黄色をしているものが黄桃です。ややかためであるため、主に缶詰やコンポートなどの加工用として使われていますが、近年では黄桃の改良が進んでおり、生食用として出回ることも増えてきています。

■白桃
果皮も果肉も白く、ジューシーな味わいが楽しめる桃です。栽培の際に袋がけを行い、白いまま成長させることで、見た目にも美しい白い桃が出来上がります。岡山県から生まれた日本の白桃は甘みが強いため、高級品種として海外でも人気を誇っています。

■ネクタリン
産毛がほとんどなく、皮が赤い桃です。果肉がしっかりしていることから、スモモに似たような見た目が特徴です。他の品種と比べると酸味が強く、甘酸っぱい味を楽しむことが出来ます。

皮も食べられる?!

桃を食べるとき、皮を剥くことが多いかもしれませんが、実は桃の皮はそのまま食べることが出来るんです。桃の皮には、カテキンという成分が含まれています。お茶の成分として知られているカテキンは、抗酸化作用、殺菌作用を持ち、細菌から体を守ります。また、老化防止にも働きかけます。

また、効果的な栄養価があるだけでなく、桃は実と皮の間に一番甘みが詰まっているとも言われています。皮ごと食べて、おいしく栄養を摂取しましょう。

桃の表面には無数のうぶ毛があるので、皮ごと食べるときはこのうぶ毛を取り除くのがおすすめ。ふきんなどの薄い布で表面をやさしくこすりながら洗うと、簡単にうぶ毛を落とすことができます。

主な栄養素はこちら

桃100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

  • 40キロカロリー
  • 水分 88.7g
  • たんぱく質 0.6g
  • カリウム 180mg
  • リン 18mg
  • ビタミンC 8mg
  • 炭水化物 10.2g
※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

甘みの元は「フルクトース」

■食物繊維
食物繊維の中でも、水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれています。水溶性食物繊維には、整腸作用や、血糖値の上昇を抑える働きが期待できます。また、脂質や糖などを吸着して体外に排出する働きもあるので、日頃から意識して摂りたい栄養素です。

■カリウム
カリウムには、血圧を調整する働きがあります。また、体内の余分な塩分を体外に排出するため、水分量の調整、むくみの解消にも効果的です。

■フルクトース(果糖)
桃の主成分は、フルクトースと呼ばれる単糖類の一種です。甘みは砂糖の1.5倍と言われていますが、過剰に摂取すると中性脂肪の増大や、肥満などにつながるおそれがあるので注意しましょう。

おいしい桃の選び方

品種が多く、一見選ぶのが難しいように思える桃。ポイントをしっかり押さえて、正しい選び方で桃を見ていきましょう。

1.色づきがしっかりしている
品種により異なりますが、薄紅色や白色がしっかりと確認出来るものを選びましょう。白鳳系や黄桃系の桃は、枝についていた側の色が白いものがベストです。緑がかっている場合は未成熟であり、黄色は鮮度が落ちています。

また、一見傷のように見える白い斑点があるものは、甘みが強くおいしい印です。色がぼやけていたり、黒ずみがあるものは、味が落ちている可能性が高いです。避けるようにしましょう。

2.ふっくらとしていて、左右対称
桃の割れ目に対して、形が左右対称のものを選びましょう。また、上から桃を見たとき、やや長い楕円形であり、ふっくらと丸みを帯びているものが良いでしょう。形がいびつだと、実のしまりが悪い可能性が高いです。

3.甘い香りがたっているもの
スーパーなどで手に取り、袋越しでもしっかりと香りがするものを選びましょう。香りの特徴は品種により異なりますが、甘い香りのするものがおいしいです。

桃のおいしさを味わおう!

そのまま食べることはもちろん、加熱をしてもおいしく食べられる桃。産地や季節により、さまざまな品種の桃が出回ります。食べ比べをして、自分のお気に入りの品種を見つけてみるのも楽しいですね。

クラシルでは、桃の保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

桃の保存方法|長持ちのコツ|追熟がポイント

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