甘くて果汁たっぷりの「桃」。そのまま食べても、コンポートなどにして火を加えてもおいしくいただけます。品種により、大きさがさまざまなので、一度に食べきれないこともありますよね。今回は、桃のおいしさを保つ正しい保存方法をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
桃の保存方法|長持ちのコツ|追熟がポイント
- 目次
- おいしく食べるには「追熟」
- 冷やしすぎない
- みずみずしさと甘みをキープ
- 正しい保存方法で甘さ倍増!
おいしく食べるには「追熟」
購入したばかりの桃は少しかためなことも多いですよね。その状態で食べると水分が少なく、本来の甘みを感じることができません。
そんなときは、追熟させましょう。常温に置いておくことで果肉がやわらかくなり、甘みが増してきますよ。買ってすぐに食べたいところですが、せっかくなので最もおいしい状態になるまで置いて甘さを引き出します。
冷やしすぎない
追熟した桃は、食べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やしていただきましょう。桃は冷やしすぎると糖度が下がり、甘みが落ちてしまうので、冷やす時間も重要なポイントです。
1時間も待てないという場合は、ボウルや器に氷水を張り、桃を入れて15分ほど置くと、ほどよく冷えておいしく食べることができますよ。
みずみずしさと甘みをキープ
■基本は常温で保存
①桃を1個ずつ新聞紙などで包む
②風通しのよい場所で常温保存
上述の通り、桃は追熟がおいしさのポイント!甘みを引き出すため、常温で保存するのがおすすめです。
■熟した桃は丸ごと冷蔵保存
①桃を1個ずつラップで包む
②ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存
十分に熟した桃は冷蔵保存しましょう。桃は冷気に弱いので、できるだけ冷気が当たらないよう、ラップとポリ袋で二重に覆い、みずみずしさを保ちます。それでも熟した桃を冷蔵保存しておくと徐々に味が落ちていくので、早めに召し上がることをおすすめします。
■すぐに食べ切れない場合は丸ごと冷凍保存
①桃を水で洗い、表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取る
②桃を1個ずつラップで包む
③冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存
十分に熟した桃は、冷凍保存も可能です。まるごと冷凍することで、皮と身の間にほんの少し隙間ができます。そこに空気が入り込むため、解凍時にスルッと手で皮を剥くことができますよ。
■カットした桃の冷凍保存
①桃を水で洗い、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る
②皮を剥き、食べやすい大きさにカットする
③変色を防ぐため、断面にレモン汁をかける
④ラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存
カットした桃は、鮮度が失われやすく、変色も進んでしまいます。冷凍保存はできますが、早めに食べ切るようにしましょう。
正しい保存方法で甘さ倍増!
桃は、保存方法で甘みに差がつく果物です。桃は常温だけでなく、冷蔵や冷凍で保存することも可能です。桃本来のおいしさを味わうため、しっかりと追熟をさせてから召し上がってくださいね。
クラシルでは、おいしい桃の選び方についてもご紹介しています。ぜひこちらも合わせて参考にしてみてください。