甘くて果汁たっぷりの夏の代表的な果物「桃」。そのまま食べても、コンポートなどにして火を加えてもおいしくいただけます。品種により、大きさがさまざまなので、一度に食べきれないこともありますよね。今回は、桃のおいしさを保つ正しい保存方法をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
【写真で解説】桃の保存方法:追熟から冷蔵・冷凍まで完全ガイド

- 目次
- 桃は「追熟」で甘みを引き出す!
- 冷やしすぎに注意!おいしくいただく冷やし方とは?
- 【常温】追熟したい場合
- 【冷蔵】熟した桃は丸ごと保存
- 【冷凍】丸ごと・カットした桃の保存方法
- 桃を正しく保存しておいしく食べよう!
桃は「追熟」で甘みを引き出す!
購入したばかりの桃は少しかためなことも多く、そのまま食べると水分が少なく食感がよくなかったり、本来の甘味を感じられないことも。そんなときは、【桃を追熟させる】のがおすすめです。常温に置いておくことで果肉がやわらかくなり、甘みが増してきますよ。
購入してすぐに食べたいところですが、最もおいしい状態にするためには少し待つことが重要です。追熟させることで、桃の甘さを最大限に引き出し、本来のおいしさを楽しむことができますよ。
冷やしすぎに注意!おいしくいただく冷やし方とは?
追熟した桃は、【食べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やしてから】食べましょう。桃は冷やしすぎると糖度が下がり、甘みが落ちてしまうので、冷やす時間も重要なポイントです。
💡ワンポイント豆知識💡
1時間も待てないという場合は、【ボウルや器に氷水を張り、桃を入れて15分ほど置く】と、ほどよく冷えておいしくいただけますよ。
【常温】追熟したい場合
桃は追熟がおいしさのポイント!甘みを引き出すため、基本的には常温で保存するのがおすすめです。
①桃を1個ずつ新聞紙などの紙で包む
②風通しのよい場所で常温保存する
新聞紙などの紙に包んで保存することで、接触による傷を防ぎ、きれいな状態で保存することができます。
【冷蔵】熟した桃は丸ごと保存
熟した桃を冷蔵保存しておくと徐々に味が落ちていくので、早めに召し上がることをおすすめします。
①桃を1個ずつラップで包む
②ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存
💡ワンポイント豆知識💡
桃は冷気に弱いので、できるだけ冷気が当たらないよう、ラップとポリ袋で二重に覆い、みずみずしさを保ちます。
【冷凍】丸ごと・カットした桃の保存方法
すぐに食べきれない追熟した桃は、冷凍して保存するのもおすすめです。以下で、丸ごと冷凍保存する方法とカットした桃を冷凍保存する方法をそれぞれご紹介します。
※冷凍前、冷凍後、調理する環境は必ず清潔な場所で行い、解凍する場合は冷蔵庫解凍や氷水での解凍などの方法で解凍してからお召し上がりくださいね。
※食材によって冷凍前と食感や風味は異なる場合がございますのでご注意ください。
※冷凍した桃はなるべく早めに食べ切るようにしてください。
【丸ごと】保存方法
①桃を水で洗い、表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取る
②桃を1個ずつラップで包む
③冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存
丸ごと冷凍した桃を食べる時のポイント
丸ごと冷凍した桃を食べるときは、皮に十字の切り込みを入れ、冷水に浸すことで皮がツルっとむくことができますよ。冷水に浸して皮をむいた桃は、お好みのかたさになるまで冷蔵庫で解凍してお召し上がりくださいね。
カットした桃の保存方法
①桃を水で洗い、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る
②皮を剥き、食べやすい大きさにカットする
③変色を防ぐため、断面にレモン汁をかける
④ラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存
冷凍した桃は、そのままでもシャリシャリとした食感を楽しめますよ。解凍する場合は冷凍保存袋ごと氷水で解凍するか、冷蔵で解凍してから召し上がってください。
桃を正しく保存しておいしく食べよう!
桃は、保存方法によって甘みやおいしさが大きく変わる果物で、常温だけでなく、冷蔵や冷凍で保存することができます。適切な保存方法で、おいしい桃を楽しみましょう。また、桃本来のおいしさを味わうためには、しっかりと追熟をさせることが大切です!合わせて覚えておいてくださいね。
クラシルでは、おいしい桃の選び方についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。

