ちょっとかしこまったお店で食事をするときに気になるのが、「食事マナー」。自分ではマナーを守って食べているつもりでも、意外とやってしまいがちなNGマナーがあるものですよね。今回はそんな中から、知らないと恥ずかしい「和食のNGマナー」をご紹介!後半ではおいしい焼き魚のレシピをご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
“やりがち”な食事のNGマナー5選に「知らずにやっていた!」「もっと早く知りたかった」

無意識にやっているかも!和食のNGマナー5選
NG①:お椀のふたを裏返す
飲み終わった汁物のお椀のふた、みなさんはどうしていますか?もし裏返してお椀に被せていたら、それはNG!裏返しにして戻すとお椀の塗りを傷つけてしまうことがあるので、食べ終わったら元通りに被せて置くのが正しいマナーです。
NG②:おしぼりで手以外の部分を拭く
お店で着席すると出てくるおしぼり。顔を拭いたり汚れてしまったテーブルを拭いたりしていませんか?
おしぼりは手を清めるためのもの。紙製であれ布製であれ、おしぼりで顔やテーブルを拭くのはやめましょう。
NG③:食べかけのものを皿に戻す
食べかけのものをお皿に戻すのもNG。噛んだ跡が見えてしまうため、周りの人に不快感を与えてしまう可能性があるからです。箸を使ってひとくちサイズに切ってから口に運ぶといいですよ。
NG④:渡し箸
食事中に箸を置きたいとき、小鉢や皿のフチに渡すように箸を置いていませんか?「渡し箸」と呼ばれるこの所作は、NGマナーです。食事中に箸を置きたくなったら箸置きを使いましょう。もし箸置きがない場合は、箸袋を箸置きの代わりにしてもOKです。
NG⑤:魚を裏返す
焼き魚や煮魚が出されたとき、半身を食べ終わったからといって魚を裏返すのもじつはNG。半身を食べ終わったら中骨を箸で持ち、そのまま身から外して残りの半身を食べるようにしましょう。
ちなみに魚に限らずですが、料理は左側から食べるのがマナーです。焼き魚などは通常、頭が左側に来るように配膳されるので、そちらから食べるようにしましょう。真ん中から食べたり、尻尾のほうから箸をつけるのはNGですよ。
食事のマナーで大切なのは、「周りの人を不快にしないように気をつける」こと。自分がおいしく食べるのはもちろん、周りの人も一緒に食事の場を楽しめるように、マナーを守れると素敵ですね。
おいしい焼き魚のレシピをご紹介!
NGマナーで魚の食べ方をご紹介しましたが、ここからはおいしい焼き魚のレシピをご紹介します。お酒のおつまみにもぴったりなイワシの明太大葉はさみ焼きや、簡単にふっくら焼けるサバの塩焼きなど、ぜひ作ってみて欲しいおすすめレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.イワシの明太大葉 はさみ焼き
福岡名物のイワシ明太に大葉を挟んだ、お酒のおつまみにもぴったりなはさみ焼きのレシピをご紹介します。明太子の旨みと辛みに大葉のさわやかな香りがアクセントになって、旨みたっぷりのイワシとよく合いますよ。もちろん白いごはんとの相性もいいので、晩ごはんのおかずにぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- イワシ (下処理済み)・・・2尾
- (A)料理酒・・・大さじ2
- (A)塩・・・ふたつまみ
- 明太子・・・120g
- 大葉・・・2枚
- 大葉 (トッピング)・・・2枚
作り方
準備.オーブンを180℃に予熱しておきます。
1.イワシを手開きし、中骨を取り除き、バットに置き(A)を入れて5分置きます。
2.大葉の軸を切り落とします。
3.明太子はスプーンで薄皮から中身を出し、ほぐします。
4.1の水気をキッチンペーパーで拭き取り、2、3を挟んだらクッキングシートを敷いた天板に並べ、180℃のオーブンで13分程焼きます。
5.イワシに火が通ったら取り出し、皿に盛り付けて完成です。
2.簡単ふっくら サバの塩焼き
オーブントースターで簡単にできる、サバの塩焼きのレシピをご紹介します。焼き魚はグリルの掃除などが大変…というイメージがありますが、こちらのレシピはオーブントースターを使うのでとってもお手軽!料理酒を振ってしばらく置き、表面の水分をふき取っておくと、風味よくふっくらと仕上がりますよ。何かと忙しい朝ごはんのレパートリーにも、ぜひ加えてみてくださいね。
材料(1人前)
- サバ (200g)・・・1切れ
- 料理酒・・・大さじ2
- 塩・・・少々
- 大葉・・・1枚
- 大根おろし・・・適量
作り方
1.サバは半分に切ります。1切れは十字に切り込みを入れ、残りは斜めに2本の切り込みを入れます。
2.料理酒をかけて5分ほど置き、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
3.アルミホイルを敷いた天板に皮目を上にしてのせ、塩をふり、オーブントースターで10分ほど加熱します。
4.焼き目が付き、中まで火が通ったら、大葉を敷いたお皿に盛り付け、大根おろしを添えて完成です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W220℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
正しいマナーを知って、和食をおいしく食べよう!
いかがでしたか?今回はやってしまいがちな和食のNGマナーと、おうちで簡単にできるおいしい焼き魚のレシピをご紹介しました。和食の中でも特に難しそうな、魚にまつわるマナー。不安な方は、おうちで練習してみるのもいいかもしれませんね。今回ご紹介したレシピもぜひ活用してみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。