秋から春にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。この時期のブロッコリーは、素材本来の甘みをしっかりと味わうことができて絶品なんです。しかも、様々な栄養素を含む緑黄色野菜なので、ただおいしいだけではありません。
ブロッコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

そこで今回は、ブロッコリーに含まれる栄養素と、おいしいブロッコリーの選び方についてご紹介します。ポイントを押さえて、旬のおいしさも栄養もたっぷり味わいましょう!
- 目次
- ブロッコリーはキャベツの仲間!
- ブロッコリーの種類
- 主要な栄養素はこちら
- 健康に役立つ栄養素がたっぷり
- おいしいブロッコリーの選び方は?
- 栄養たっぷりのブロッコリーをおいしくいただこう!
ブロッコリーはキャベツの仲間!
ブロッコリーといえば、つぼみがたくさん集まったような形が特徴的ですが、実はキャベツの仲間なんです。ヨーロッパで品種改良され、日本に入ってきたのは明治時代だそう。広く食べられるようになったのは戦後からで、輸入物が加わったことなどもあり、需要が広がっていきました。
そんなブロッコリーは、カロテンやビタミンC,ビタミンKなど豊富な栄養素を含んでいます。サラダや炒めもの、スープやパスタの具など、色々な料理でおいしく頂けるので、日々の食事にも積極的に取り入れたいですね。
ブロッコリーの種類
ブロッコリーは比較的品種の少ない野菜ですが、最近では新しい種類のものが商品化されています。
■紫ブロッコリー
ポリフェノールの一種「アントシアニン」により、花蕾(からい)の部分が紫色になった品種です。ゆでると緑色に変化しますが、通常の緑色のものより甘みが強い傾向にあります。
■茎ブロッコリー
茎の部分が長いブロッコリーです。味や食感はアスパラガスに似ており、サラダや炒めものにして食べられることが多いです。
■ブロッコリースプラウト
スプラウトとは、発芽したばかりの若い芽のことです。ブロッコリースプラウトは、辛味が少ないので食べやすく、豊富な栄養を含んでいることから近年特に注目されています。
主要な栄養素はこちら
ブロッコリー100g(生)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。
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エネルギー 37kcal
- たんぱく質 5.4g
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脂質 0.6g
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炭水化物 6.6g
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ビタミンA(βカロテン当量) 900μg
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ビタミンC 140mg
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ビタミンK 210μg
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カリウム 460mg
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食物繊維 5.1g
健康に役立つ栄養素がたっぷり
■βカロテン
活性酸素の発生を抑え、取り除く働きを持っているため、動脈硬化や免疫力の低下を防ぐ効果が期待できます。また、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康を維持します。
■ビタミンC
コラーゲンの合成に関わり、血管や筋肉、皮膚を健康に保ちます。また、抗酸化作用を持つため、免疫力の低下を防いでくれます。
■食物繊維
腸内環境を整える働きがあります。また、脂質・糖・ナトリウムなどを体外に排出してくれるので、肥満や高血圧など生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
おいしいブロッコリーの選び方は?
■つぼみが密集していて、かたく締まっている
上から見たときに、つぼみがぎゅっと密集しているものを選びましょう。また、全体的に濃い緑色のものがおすすめです。
■茎に傷がなく、ツヤがある
茎がしっかりと太く、ツヤがあるものがおいしいです。傷や変色がないかもチェックしましょう。
■切り口がみずみずしく、「す」が入っていない
切り口が黒ずんでいたり、変色しているものは避けましょう。また、「す」と呼ばれる亀裂が入っていないかも確認します。
栄養たっぷりのブロッコリーをおいしくいただこう!
旬の時期のブロッコリーは、みずみずしく、甘みがあって絶品です。ビタミンやミネラルなど、身体に嬉しい栄養をたっぷり含んでいるのも魅力ですよね。選び方のポイントを押さえて、おいしさも栄養も残さず楽しみましょう。
クラシルでは、ブロッコリーの保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。