最終更新日 2023.3.30

「味噌」がないときの3つの代用!実際にアイデアを比較してみた!一番おすすめなのは…

「味噌」がないときの3つの代用!実際にアイデアを比較してみた!一番おすすめなのは…

日本の食卓には欠かせない「みそ」。みそ汁だけでなく、炒めものや煮物などさまざま料理に使えますが、必要なときについ切らしてしまった…なんてことがありますよね。そこで今回は、覚えておくと重宝する「みその代用方法」をご紹介します!みそを使った絶品おかずレシピも必見ですよ。ぜひ最後までご覧くださいね。

みその代わりになる食材とは?さっそく検証スタート!

今回みその代用品として使う食材はこちらの3つです。

①きなこ
②豆腐
③豆乳

これらの食材に共通しているのは、どれも大豆から作られるものだということ!それぞれの食材に調味料を加えて、味わいを比較してみます。

それではさっそく見ていきましょう!

①きなこで代用

和菓子などのイメージが強いきなこ。はたしてどのくらいみその味わいに近づけられるのでしょうか?しょうゆや塩、みりんなどと混ぜ合わせて使用します。

材料

  • しょうゆ・・・大さじ1
  • 酒・・・大さじ1
  • みりん・・・大さじ1
  • 塩・・・少々
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1/2
  • きなこ・・・大さじ1

まずはきなこ以外の材料を混ぜ合わせて、よく混ざったら少しずつきなこを加えていきます。

ダマにならないよう混ぜながら加えていき、ペーストくらいの粘度になったらできあがり。

まずはそのまま味見をしてみると、きなこの香りとしょうゆの塩味が強く感じられました。今回は、この代用品を使って炒めものを作ってみます!

できあがったものがこちら。見た目は茶色っぽく色づいていて、普通のみそ炒めとかなり近い印象です。

食べてみると、やはりきなこの風味が強く出ていました。炒めて水分が飛んだことで、食感は少しボソッとしています。ただ、しょうゆやみりん、だしなどの調味料を使っているので味のバランスがよく、十分おいしく食べられる仕上がりでした。おうちに余っているきなこを消費したいときにもよさそうです!

②豆腐で代用

つづいては、豆腐をペースト状に崩して代用してみます。

材料

  • しょうゆ・・・大さじ1
  • 豆腐(今回は絹ごし豆腐を使用)・・・30g

豆腐はすり鉢やフードプロセッサー、泡立て器などを使ってなめらかになるまですりつぶします。

豆腐がクリーム状になったら、あとはしょうゆを加えるだけ!

味見してみると、すりつぶした豆腐がみその食感を再現していて、思っていた以上にみそに近い味わいでした!塩味は①よりは弱いですが、みその特徴でもある大豆の風味がしっかりと感じられます。

炒めものに使ってみると、豆腐の粒がみそに入っている麹や大豆の粒に似ていて、見た目もそっくりな仕上がりに。①に比べると見た目の色は薄いですが、塩味もちょうどよかったです。味わいも香りも、みその代用として申し分なく使えそうです。

③豆乳で代用

最後に検証するのは豆乳です!みそのようなペースト状にはならないですが、代用として使うことはできるのでしょうか…?

材料

  • しょうゆ・・・大さじ1/2
  • 成分無調整豆乳・・・大さじ3

豆乳は、大豆と水のみで作られている「成分無調整豆乳」と、砂糖や塩などを加えて飲みやすくしている「調製豆乳」があります。みその代用で使用するときは、味つけされていない「成分無調整豆乳」を使ってくださいね。

こちらは豆乳としょうゆを混ぜ合わせるだけでできあがり。このまま味見してみると、塩味が薄くマイルドな味わいでした。①②と比べると大豆の風味も弱く、良くも悪くもクセがないという印象です。

炒めものに使ってみると、仕上がりはやはり薄味で、みそ炒めとしては少々物足りないように感じられました。最低限の塩味はついているので、薄味でやさしい味つけにしたいときにはよさそうです。

みそ料理の定番!みそ汁でも代用できる?

ここまでは3つの代用品で炒めものを作って比較しましたが、みその味わいがストレートに感じられる「みそ汁」も代用品でおいしく作ることができるのでしょうか?

それぞれの代用品をだし汁で溶いて、味見してみました!

写真の左から①きなこ、②豆腐、③豆乳で作ったものです。

①は炒めものと同じくきなこの風味が強いですが、意外にもみそ汁に近い味わいでした。②は本物のみそ汁と味わいも見た目もかなり似ていて、知らなければ代用品と気づかないのでは?と思えるほどの仕上がりに。③はクリーミーでやさしい味わいなので、みそ汁というよりもミルクスープに近かったです。

みその代用品として一番おすすめなのはこれ!

3つの食材で検証した結果、みその代用品として一番おすすめなのは豆腐でした!

豆腐は想像以上にみそに近い味わいを再現することができたので、覚えておくといざというときに活躍してくれそうです。リーズナブルな食材なので気軽に使えるのもうれしいですよね。ぜひみなさんも試してみてください!

おすすめレシピをご紹介!

ここからは、みそを使ったおすすめレシピをご紹介します。今回は、旨みたっぷりの豚肉とコクのあるみそベースの味つけがベストマッチの炒め物レシピをピックアップしました。みそがないときは、ぜひ代用方法でも試してみてくださいね。

豚肉と玉ねぎのみそ炒め

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やみつき間違いなし!豚肉と玉ねぎのみそ炒めのご紹介です。具材を切って炒めるだけととっても簡単なので、お料理初心者の方にもおすすめの一品。みそやしょうゆ、砂糖を合わせたコクのある甘めの味つけは、ごはんとの相性バッチリで、どんどんお箸の進むおいしさです。旨みたっぷりの豚肉がジューシーな味わいでたまりませんよ。身近な食材で手軽に作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

  • 豚こま切れ肉・・・250g
  • 玉ねぎ・・・150g
  • (A)みそ・・・大さじ1
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)しょうゆ・・・小さじ1
  • (A)砂糖・・・小さじ1
  • サラダ油・・・大さじ1
  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

作り方

1.玉ねぎを1cm幅に切ります。
2.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、豚こま切れ肉を入れて炒めます。
3.豚こま切れ肉に火が通ったら、1を加え中火で炒めます。
4.玉ねぎが透明になったら(A)を加えて中火のまま炒め、全体に味をなじませたら火からおろします。
5.お皿に盛り付け、小ねぎを散らしたら完成です。

みそが足りないときは豆腐で代用!

いかがでしたか?今回はみその代用方法と、おすすめのおかずレシピをご紹介しました。みそは使いやすい調味料のひとつなので、代用アイデアを覚えておくと役立ちますよ。ぜひレシピとあわせて参考にしてみてくださいね。

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