オレンジ色の皮とゴツゴツとしたトゲが特徴の「キワノ」。見た目のインパクトが強い果物ですが、アメリカやニュージーランドではポピュラーな食材なんですよ。日本でもじわじわと人気が高まってきていて、キワノを取り扱う店舗も少しずつ増えてきました。
キワノの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

今回は、キワノの栄養素や、おいしいキワノの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
そもそも「キワノ」ってどんな果物?
「キワノ」はウリ科キュウリ属の果物で、原産地はアフリカ地方と言われています。1900年代にニュージーランドで改良され、現在のキワノになったと考えられています。キワノという名前はニュージーランドの企業の登録商標で、日本では「ツノニガウリ」、海外では「ツノメロン」と呼ばれることもありますよ。
サイズは15cm程度で、ラグビーボールのような楕円形をしています。ゴツゴツとしたトゲが生えたオレンジ色の皮と、透明感のある黄緑色の果肉が特徴です。果肉はブドウのようなプルプルとした口当たりで、ウリ科特有の風味とほんのりと甘酸っぱい味わいを楽しむことができます。そのまま食べるのはもちろん、きれいな色味を活かしてサラダやデザートのトッピングにも使われているんですよ。
主要な栄養素はこちら
キワノ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
・エネルギー 41kcal
・水分 89.2g
・食物繊維 2.6g
・カリウム 170mg
・マグネシウム 34mg
・リン 42mg
・亜鉛 0.4mg
さまざまなミネラルが含まれている
キワノはカリウムやマグネシウム、リンなど、数種類のミネラルを含む果物です。以下、詳しく見ていきましょう。
■カリウム
カリウムはミネラルの一種で、細胞内液の浸透圧を調節したり体液のpHバランスを整えたりするはたらきがあります。また、余分なナトリウムを体外に排出したりする役割もあるので、むくみの改善や予防に効果が期待できます。
■マグネシウム
ミネラルの1つであるマグネシウムは、骨や歯の形成を助けるはたらきがあります。筋肉の収縮をはじめ、体温や血圧の調節、神経情報のスムーズな伝達をサポートするなど、体内で幅広く活躍する栄養素です。
■リン
リンはミネラルの一種で、健康な骨や歯を作るはたらきがあります。また、体を動かすエネルギーの生成をサポートしたり、細胞のphバランスを正常にキープしたりするなど、健康な体作りに必要な栄養素です。