アルミホイルは、加熱調理をするときによく使うアイテムですが、ほかにも使い道がたくさんあることを知っていますか?今回はアルミホイルを活用した裏技を3つ検証していきます。
「こんな使い方も!?」“アルミホイル”の意外な活用術3選!実際に検証してみた

検証の後には、簡単に作れるホイル焼きレシピをご紹介!ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
アルミホイルの表と裏は?
今回検証で使用するアルミホイルですが、表裏がないということをご存じですか?一見すると光沢のある面が「表」で、つや消しのような面が「裏」かと思いがちですが、この違いは製造工程によるもの。アルミを薄く伸ばすとき、ローラーが当たる面は強く押されることでツルツルになり、光沢面ができあがるそうです。
アルミホイルは調理の際に食べ物をのせるとくっつきやすいですが、表裏が逆だからということではないんですね。そんなときはアルミホイルをクシャクシャっとさせて接触面を減らすことでくっつきにくくなりますので、ぜひ試してみてくださいね。
アルミホイルの検証スタート!
では早速、アルミホイルの活用術についてひとつずつ検証していきます!
検証1.野菜の皮をむく
ひとつ目はしょうがやごぼう、じゃがいもなどの根菜の皮をむく方法です。
まず、アルミホイルをくしゃくしゃに丸めてから広げます。広げたアルミホイルで食材を包むように持って、皮をこすります。
しょうがは数回こするだけでこの通り!皮の部分のみがスッキリと落ちています。
ごぼうなど土のついた野菜は、一度水で洗い流してからこすります。こちらも皮の部分のみキレイに取ることができました。
検証2.おろし金などの目詰まり防止
ふたつ目は、おろし金などにアルミホイルをかぶせる方法です!おろし金は刃が細かく、繊維が隙間につまりやすいので、アルミホイルをかぶせてからおろすのがオススメですよ!
こうすることで目詰まり防止にもなり、ストレスなく食べ物をおろすことができます。
しょうがをすりおろしてから、アルミホイルを外してみました。おろし金に目づまりもなく、キレイにはがすことができました。これだと、さっと水洗いするだけで片付けがすむので、とってもありがたい裏技ですよね!
検証3.食材を長持ちさせる
アルミホイルを使えば、食品が熟しすぎてしまうのを防ぐこともできます! 今回はアルミホイルでバナナ全体を包み、野菜室に3日間放置したものの状態を検証しました。
バナナは常温保存している方が多いかと思いますが、野菜室に入れることで、実や味にどのような変化があるのでしょうか?
結果はこちら…!
アルミホイルを巻いたバナナは、3日経った後でも実に痛みがなく、良い状態で保存できている事がわかります。
左が室内に3日間置いたバナナ。右がアルミホイルで同じく3日間野菜室に置いたバナナです。カットして状態を比較してみました。
今回一番に目を引くのは実の中央部分です。常温保存のものは中央が黒く変色してきているのに対して、野菜室保存のものは実と同じ黄色のまま。アルミホイルを巻くことで、追熟しないまま保存できていることが分かりますね。
バナナは冷蔵庫に入れて日数が経つと低温障害で皮が黒く変色しますが、実自体は食感もやわらか過ぎず、味もほどよく冷えていて食べやすいことが分かりました。見た目もキレイに保つことができているのは良いですよね。
簡単に取り入れられる優れた活用方法!
今回はアルミホイルの活用方法について検証しました。どれも簡単で、どなたでもチャレンジできるオススメの方法です。この裏技を知っていれば、下準備や食材の保存が効率よくできて、キッチンに立つ時間の短縮にも繋がりますね。
おすすめレシピをご紹介!
アルミホイルを使った裏技とあわせて、今回は魚のホイル焼きをご紹介!鮭とチーズの組み合わせが間違いのないおいしさの一品ですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
とろーりチーズの鮭のホイル焼き
とっても簡単にお作りいただける、鮭のホイル焼きのご紹介です。玉ねぎや鮭、しめじを重ねてアルミホイルにのせ、チーズをのせてふんわり包み、オーブントースターで焼きあげるだけ!とろっととろけたチーズと脂ののった鮭の組み合わせが相性抜群です。味つけは塩こしょうのみとシンプルですが、白ワインの香りが効いていて、とってもおいしいですよ。お好みのきのこを入れてアレンジも可能なので、ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- 鮭 (切り身)・・・1切れ
- 塩 (下味用)・・・少々
- 玉ねぎ・・・1/4個
- しめじ・・・50g
- ピザ用チーズ・・・20g
- (A)白ワイン・・・大さじ1
- (A)塩こしょう・・・少々
- パセリ (乾燥)・・・適量
作り方
1.鮭に塩をふり、5分程置いて水分を拭き取ります。
2.玉ねぎは薄切りにします。しめじは石づきを切り落とし、ほぐします。
3.耐熱皿にアルミホイルを広げ、2の玉ねぎ、1、2のしめじの順にのせ、(A)、ピザ用チーズをかけます。
4.ふんわりと包み、オーブントースターで火が通るまで10分程焼きます。
5.アルミホイルを開いてお皿にのせ、パセリを散らして完成です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W220℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
※アルミホイルが熱源に直接触れると溶けてしまう恐れがあります。熱源に触れないようご注意ください。
アルミホイルを使って調理スピードもアップ!
いかがでしたか?今回は、アルミホイルを使った裏技と合わせて、アルミホイルを活用して作るホイル焼きレシピをご紹介しました。アルミホイルは調理にかかる時間を減らしてくれるだけではなく、オススメレシピのように、グリルを汚さず、そのままお皿に出すことができるのもうれしいポイントですよね。今回ご紹介した裏技はどれも簡単にできるものばかりですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!