色味がきれいで付け合わせや副菜としても重宝する「ししとう」。せっかく購入したのに、使い切れず傷ませてしまったことはありませんか?
ししとうの保存方法|長持ちのコツ|低温障害に注意
鮮度が落ちると辛味が出てきたり、風味が落ちてしまうため、新鮮なうちに使い切りたいですよね!
今回は、「ししとう」を長持ちさせる保存方法についてご紹介させていただきます。鮮度を保つことで、いろいろなメニューに活用でき、食卓を明るくしてくれますよ!ぜひ、参考にしてみてくださいね。
保存のポイント:低温に注意!
南米原産の「ししとう」は、寒さに弱い性質があり、適温は8~10度とされています。そのため、保存の際の温度が低すぎると「低温障害」を引き起こしてしまう可能性があります。
低温障害とは、適した温度より低温で保存することにより表面が褐変したり、くぼみができてしまったりして、食材の品質が劣化してしまう現象のことです。
また、低温障害によって味わいが変わってしまうだけでなく、カロテンやビタミンCの減少など栄養の面でも障害をきたしてしまいます。
■冷蔵保存の場合
①キッチンペーパーなどで包む(小ぶりのものであれば5.6個ずつ)
②乾燥を防ぐため保存用袋に入れる
③冷蔵庫の野菜室で保存する(10℃前後が理想)
■冷凍保存の場合
①きれいに洗う
②キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
③冷凍用保存袋に重ならないように並べる
④冷凍庫で保存する
「ししとう」の保存のポイントは、温度管理と乾燥を防ぐことです。野菜室が冷えすぎている場合は、キッチンペーパーなどを多めに使用して温度調整できることが理想です。
また、ししとうは冷凍保存よりも冷蔵保存がおすすめです。どうしても使い切れない場合などは仕方ありませんが、解凍後に食感が変わってしまったり、少し風味が落ちてしまう可能性があります。そのため、できるだけ新鮮な状態の時に消費したい食材のひとつです。
正しい保存方法でいつでも新鮮なおいしさを!
肉厚でほんのりとした甘さがおいしい「ししとう」。今回は、そんなししとうの保存方法についてご紹介いたしました。
正しい保存方法を知っているのと知らないのとでは、食材の楽しみ方が変わります。正しい保存方法を覚えるだけで、ししとうのおいしさを最大限楽しんでいただけますよ!
クラシルでは、ししとうを使ったレシピをたくさんご紹介しています。おいしいししとうを使ってぜひ、たくさんのメニューを作ってみてくださいね。
またクラシルでは、ししとうの選び方や栄養素についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
※食材の状態や気温、冷蔵庫の機種になどにより、保存可能な期間が異なりますため、期間に関してはお答えできかねます。 なるべくお早めに、新鮮な状態のものをお召し上がりいただくことをおすすめします。風味や色などに少しでも異変を感じたらご使用はおやめください。