「幻の部位」と呼ばれるほど、希少価値の高い牛肉「シャトーブリアン」。驚くほど繊細な口当たりと濃厚な旨み、上品な風味など、たくさんの魅力にあふれた最高級のお肉なんです!今回は、そんなシャトーブリアンの特徴のほか、名前の由来、ステーキなどおすすめの調理法もご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
シャトーブリアンってどんなお肉?特徴やおいしく食べるコツを解説!
- 目次
- シャトーブリアンとは?
- 特徴
- 名前の由来
- シャトーブリアンとほかのお肉の違い
- シャトーブリアンをおいしく味わうには?
- 特別な日はシャトーブリアンで決まり!
シャトーブリアンとは?
「シャトーブリアン」とは「ヒレ」と呼ばれる牛の肋骨の内側に位置する部位の、中央付近にあるお肉のことです。ヒレ肉自体は、一頭の牛からわずか約3%しか取れない高級部位。ヒレ肉のほんの一部そのなかでもごく一部しか取れないシャトーブリアンは、さらに希少性の高い最高級部位で「幻の部位」や「究極の赤身」と呼ばれることもあるんですよ。
特徴
そんなシャトーブリアンの特徴は、なんといってもそのやわらかさ。脂肪分が少ない赤身部分でありながら肉質のきめが非常に細かいので、口に入れた瞬間にほどけるような食感と、あっさりとしていながらも濃厚で上品な旨みを楽しむことができます。
名前の由来
「シャトーブリアン」という名前には諸説ありますが、有力な説では19世紀のフランスが起源とされています。あるフランスの革命家の大好物だったことから、彼の名前にちなんで「シャトーブリアン」と呼ばれるようになったとも言われています。
シャトーブリアンとほかのお肉の違い
そもそも「牛肉」とひとくくりに言っても、その部位によって味わいや食感、調理法はさまざまです。 たとえば、ジューシーで濃厚な味わいが特徴の「ロース」、煮込みやしゃぶしゃぶ、焼肉、牛丼などに幅広く使われる「バラ」などがあり、それぞれに個性があります。
先ほどもご説明した通り、今回のメインテーマであるシャトーブリアンは、一頭の牛からわずか約3%しか取れない高級部位「ヒレ」の中央部分にあたります。ヒレは牛の肋骨の内側にあるお肉で、以下のように4つの部位に分けられます。
| ヒレの部位 | 特徴 |
|---|---|
| ①テート | しっとりやわらかい部分 |
| ②ミニョン | 霜降りが入りやすい |
| ③トゥルヌド | しっかりとした赤身 |
| ④シャトーブリアン | 肉質がやわらかい、脂肪分少なめ ヒレの中でも最高級の肉質 |
このうちシャトーブリアンは、筋肉がほとんど動かない部分にあるため、肉質が非常にやわらかく、脂肪分も少なめです。そのため、ロースやサーロイン、バラ肉などの脂を含んだ部位に比べてくどくなく、ジューシーなのにさっぱりといただけるのも魅力的です。このあとシャトーブリアンにぴったりな調理法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シャトーブリアンをおいしく味わうには?
ここからは、ヒレ肉の中でも最もやわらかく、旨みがたっぷり詰まったシャトーブリアンをおいしく食べる方法をご紹介します。
火の通しすぎに注意!ステーキがおすすめ
シャトーブリアンは肉質自体はやわらかいものの脂肪分が少ないため、必要以上に火を通しすぎると固くなってしまうことも。加熱時間が長くなりがちな炒め物や煮込み料理は避け、短時間で効率よく火を通せ、お肉本来のポテンシャルを存分に味わえるステーキでいただくのがおすすめです。
ステーキの場合、加熱しすぎないように注意しながら、表面をカリッと香ばしく焼き上げるのが理想的です。ほかのお肉とはひと味違う、シャトーブリアンならではのおいしさをお楽しみくださいね。
焼く前の準備も大切!
焼き方は一般的なステーキと同じですが、シャトーブリアンは厚みがあるため、冷たいまま焼くと焼きムラや中まで火が通らないこともあります。お肉は焼く30分ほど前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。また、焼く直前に塩こしょうで下味をつけると、肉の旨みが閉じ込められ、ジューシーに仕上がります。
アレンジで楽しむ!サンドイッチやカツサンドもおすすめ
シャトーブリアンは、贅沢なサンドイッチにもぴったりです。ステーキをスライスして、バターやマスタードを塗ったパンに挟めば、それだけで極上の一品に!また、衣をつけて揚げたカツサンドにすれば、外はサクッと中はとろけるような食感が楽しめます。シンプルな味付けで、お肉の旨みをしっかり堪能するのがおすすめですよ。
特別な日はシャトーブリアンで決まり!
いかがでしたか?今回は、シャトーブリアンの特徴やおいしく食べるコツをご紹介しました。一頭の牛からほんのわずかしか取れない最高級部位シャトーブリアン。お値段は張りますが、その分おいしさは格別です!誕生日やクリスマス、おもてなしに自分へのご褒美など、特別な日やお祝いにぜひ味わってみてくださいね。

