卵の価格高騰、いつまで続く?値段が上がった理由とは…卵を使わないオススメお弁当レシピも

卵の価格高騰、いつまで続く?値段が上がった理由とは…卵を使わないオススメお弁当レシピも

卵の値上がりが続いています。卵は朝ごはんやお弁当のおかずをはじめ、フライの衣やハンバーグのつなぎなど意外と脇役で登場する機会も多く、毎日の食卓にかかせない食材ですよね。そして、なんといってもお手軽食材の代表格!家計の心強い味方なので、急な値上がりに戸惑っている方も多いのでは?今回は、農林水産省の調査をもとに卵の価格が高騰した理由と、今後の見通しを解説します。

卵はなぜ値上がりした?その理由とは…

まずは、卵が値上がりしている理由を見ていきましょう。

■ 生産コストの上昇
世界的にインフレが続き物価が上がっているのに加え、円安やウクライナ情勢などの理由から、飼料の輸入コストが高騰しました。そのため卵の生産もコストが上がり、販売価格にも影響しています。

■ 鳥インフルエンザの流行
昨年10月以降に発生した鳥インフルエンザの影響により、採卵鶏のうち全体の1割強が減ったことから、卵の生産量が減少しました。その影響で卵が品薄になり、価格も高騰する結果になりました。

生産コストが上がった上に、鳥インフルエンザの流行が加わり卵の価格が高くならざるを得ない状況に。また、最近では外食の機会も復活してきましたよね。外食需要など業務用の卵の需要が増えたことも卵の供給バランスに影響しているようです。

参考:農林水産省

卵の値上がりはいつまで続く?元に戻るの?

気になるのは、卵の値段が高い状況がずっと続くのか?という点ですよね。

世界情勢を考えると飼料などの価格がすぐに下がることは考えにくく、卵の生産コストが下がる可能性は低い状況です。また、鳥インフルエンザが収束しても鶏が育つのを待つ必要があります。それには半年から1年かかると言われ、残念ながら、卵の価格がすぐに元に戻ることはなさそうな見通しです。

「物価の優等生」といわれるほど長年価格が変わらなかった卵。いちばん身近な食材なので値上がりや品薄が心配ですが、もうしばらくは、この状況を受け入れる必要がありそうです。

卵を使わなくてものりきる!お弁当おかず

彩りがきれいな卵のおかずは、お弁当にかかせませんよね。ゆで卵や卵焼きは、さっと短時間で調理ができて朝の忙しいときに助かります。しかし、今の状況ではなかなか気軽に使えない…なんて方も多いのでは?ここからは、卵を使わないお弁当のおかずレシピをご紹介しますよ。

1.お弁当に ちくわの海苔チーズ巻き

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卵に代わるボリュームのあるおかずが欲しいときは、ちくわを使うのはいかがですか?チーズとのりをちくわで巻いた、見た目にもかわいらしいおかずです。焼くのはオーブントースターにお任せ!短時間でさっと作れるのもうれしいポイントです。旨味たっぷりの組み合わせなので、ごはんにもよく合います。主役級のおかずになりますよ。

材料(2人前)

  • ちくわ・・・4本
  • スライスチーズ (とろけないタイプ)・・・2枚
  • のり (10cm×18cm)・・・1/2枚

作り方

1.ちくわを縦半分に切ります。
2.スライスチーズを4等分に切ります。
3.のりを8等分に切ります。
4.1、3、2の順に重ねてくるくると巻き、つまようじで留めます。
5.アルミホイルを敷いた天板の上にのせ、薄く焼き目がつくまでオーブントースターで4〜5分焼き、完成です。 ※つまようじをオーブントースターで加熱すると発火の恐れがあります。目を離さずに様子をみながら加熱してください。

※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W200℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。

※つまようじはオーブントースターの熱源に直接触れたり、温まりすぎると発火の恐れがあります。加熱している際は目を離さずに様子をみながら加熱を行ってください。心配な場合はむき出ている部分をアルミホイルで巻くとより安心ですよ。

2.じゃがいもと塩昆布のバター炒め

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年間を通して手頃で手に入りやすい、じゃがいもを使ったバター炒めはいかがでしょうか。塩昆布を使って味つけいらず!バターで炒めるので、少ない材料で風味たっぷりに仕上がりますよ。じゃがいもは火が通るのに時間がかかりますが、小さく切って電子レンジで加熱すれば、3分で下ごしらえ完了です。小ねぎを入れれば、彩りもいいですね。

材料(2人前)

  • じゃがいも (計300g)・・・2個
  • 小ねぎ・・・8本
  • 塩昆布・・・10g
  • 有塩バター・・・20g

作り方

準備.じゃがいもは皮をむき、芽を取り除いておきます。
1.じゃがいもは1.5cm角に切ります。耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで3分ほどやわらかくなるまで加熱します。
2.小ねぎは根元を切り落とし、1cm幅に切ります。
3.フライパンに有塩バターを入れて中火で熱し、1を入れ5分ほど炒めます。
4.表面に焼き色がついてきたら、中火で2と塩昆布を加えてさっと炒めます。
5.味がなじんだら火から下ろし、お皿に盛りつけて完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

3.パプリカのきんぴら

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お弁当の彩りが欲しいときは、パプリカのきんぴらがおすすめです。赤パプリカと黄パプリカの2色を使って色よく仕上げました。味つけはめんつゆひとつだけ!さっと炒めて作れるので、朝の忙しいときにも手間がかかりません。ごま油の香りがよく、箸休めにぴったりですよ。お弁当の見映えがぐっとよくなるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

材料(2人前)

  • 赤パプリカ・・・1/2個
  • 黄パプリカ・・・1/2個
  • (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ1
  • (A)白いりごま・・・小さじ2
  • ごま油・・・大さじ1/2

作り方

準備.赤パプリカ、黄パプリカはヘタ、種を取り除いておきます。
1.赤パプリカ、黄パプリカは5mm幅に切ります。
2.フライパンにごま油を入れ中火で熱し、1を入れ炒めます。
3.赤パプリカがしんなりしてきたら中火のまま、(A)を入れ炒め合わせます。
4.全体に味がなじんだら火から下ろし、器に盛り付けて完成です。

残念ながら高値が続きそう…工夫してのりきろう!

卵が値上がりした理由や、今後の見通しを解説しました。卵に限らず、小麦粉や油など食品の値上がりが続いています。食事は毎日のことなので、家計が気になりますよね。比較的価格が安い旬の食材を選んだり、小麦製品の代わりに価格の安定しているお米中心の献立にするなど、工夫できることもたくさんあります。ご紹介した卵に代わるおかずレシピも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※お弁当として持ち運ぶ際は食中毒に配慮し、衛生的な環境下で調理を行ってください。持ち運びの際は保冷剤をつけて冷蔵庫やなるべく涼しい場所に保管してください。加熱の必要があるものは必ずよく火を通し、しっかりと粗熱を取り、余分な汁気は切ってからお弁当に詰めてください。

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