今「こねないパン」がSNSやネットニュースなどで注目されているのをご存知ですか?従来のパン作りのイメージを覆すような、手軽な方法でおいしいパンが焼けると話題になっているんですよ!今回はそんな「こねないパン」の作り方と失敗しないコツをご紹介します。マスターして、朝から焼き立てパンを堪能しましょう!
今大注目の「こねないパン」が気になる!作り方と初心者でも失敗しないコツを解説

- 目次
- こねないパンって一体なに?
- こねないパンの魅力
- 失敗しない!こねないパンの作り方
- こねないで手軽においしいパン作りを!
こねないパンって一体なに?
こねないパンとは、その名の通り生地をこねる工程を省いた、新しいパン作りの方法です。この手法は、忙しい朝でもおいしい焼き立てパンを楽しみたいという多くの人の声に応えて誕生しました。
従来のパン作りでは、生地をしっかりこねることがおいしく焼き上げるための大事な工程とされてきましたが、こねないパンは夜のうちに生地を作り、一晩休ませた生地を朝に成形して焼くだけで作れるのです。こねない分グルテンが弱いため、こねて作る一般的なパンよりも膨らみませんが、小さめのテーブルロールのようなものであれば、この方法で十分おいしく作れます。
手間を大幅に減らせて、かつ焼き立てのパンを食べられるとあって、今さまざまなメディアでも注目されているんですよ!また、オーブンではなく、オーブントースターで焼けるレシピなどもあり、パン作りのハードルがぐっと下がっていることも人気の理由です。
こねないパンの魅力
こねないパンの魅力を簡単にまとめたので、チェックしてみましょう。
簡単に作れる
こねないパンは、基本的に材料を混ぜ、生地を一晩寝かせて翌朝焼くだけで作れます。生地を冷蔵庫で一晩寝かせることで、グルテンがゆっくりと形成され、繋がっていきます。
時短で作れる
こねる工程がないため、時間を有効活用できます。忙しい日々の中でも焼き立てパンを楽しめるのはうれしいですよね!
使う道具が少ない
特別な道具を用意する必要がないのも魅力です。パン作りでは当たり前に使うと思っていたボウルやゴムベラなどは使わず、深めのタッパとスプーンで作ったり、専用の型ではなく鍋に生地を入れてそのままオーブンで焼くなど、さまざまなレシピがあります。
アレンジ自在
こねないパンはシンプルにそのまま食べるのはもちろん、ごま、ナッツのほか、ベーコンやソーセージ、チーズ、さらにバナナなど、自分好みのトッピングでアレンジも楽しめます。
失敗しない!こねないパンの作り方
こねないパンの作り方は非常にシンプルです。ここでは、クラシルでご紹介しているこねないパンの作り方を解説します。失敗しないコツも合わせて見ていきましょう!
材料(2人前)
- 強力粉 200g
- 砂糖 5g
- 塩 3g
- ドライイースト 3g
- お湯 (40℃) 190ml
- 打ち粉 適量
作り方
①ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡立て器でよく混ぜる
②しっかりと混ざったら中心をくぼませてお湯を入れて、スプーンやヘラなどを使って混ぜる
③生地がまとまってきたらラップをして、室温に1時間半〜2時間ほど置き、1.5倍くらいに生地が膨らむまで1次発酵させる
④クッキングペーパーに打ち粉をして、膨らんだ生地をその上に取り出す
⑤生地を半分に折りたたみ、反対側からも半分に折りたたむ。この作業をもう一度繰り返す
⑥クッキングペーパーごとケーキ型に入れ、室温で約1時間2次発酵させる
⑦2次発酵させた生地が1.5倍ほどに膨らんだら、上から強力粉を振りかける
⑧200℃に予熱したオーブンで30分焼いて、完成
【ポイント】
- 発酵後の生地はやさしく扱うことがポイントです。力を加えないことが大切です。
- 材料を正確に計量することが失敗を防ぐコツです。とくに水分量は気をつけましょう。
- オーブンの特性により、焼き時間や温度は調整が必要になる場合があります。
捏ねない!成形しない!お手軽パン
クラシルでは上記の作り方でご紹介していますが、ネット上やレシピ本などではより簡単な作り方なども存在しています。先ほどご紹介したように、 冷蔵庫でゆっくり発酵させる作り方や、成形もせずそのまま焼くものなどさまざまです。クラシルのレシピも参考にしていただきながら、いろいろな「こねないパン」のレシピをチェックして、ご自身に合った方法で試してみてくださいね。
こねないで手軽においしいパン作りを!
今回は、話題の「こねないパン」の特徴や作り方について解説しました。こねて作るのが当たり前だと思われていたパンですが、材料を混ぜて寝かせるだけで簡単に作れるのはうれしいですよね!覚えておけばいつでも焼きたてのパンが楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
