フライや天ぷらなどの揚げ物が食卓にあると、家族みんながよろこびますよね。そんな揚げ物に欠かせないのが「揚げ油」。1回で捨ててしまうのはもったいないけれど、何回までなら同じ油を使っていいの…?と悩んでしまうこと、ありますよね。そこで今回は、揚げ油の使い回しについて徹底調査!後半ではおすすめ揚げ物レシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
揚げ油、使い回すのはNG?何回まで同じ油を使っていい?「気になっていた!」
- 目次
- 揚げ油は何回使いまわしていいの?
- 「使わない方がよい油」の目安とは…?
- おいしい揚げ物レシピをご紹介!
- 1.わさび風味がおいしいナスの揚げ浸し
- 2.カリとろ アボカド生ハムチーズ天ぷら
- 3.つまんで美味しい 手羽元のピリ辛揚げ
- 手作りならではの揚げたてを楽しもう!
揚げ油は何回使いまわしていいの?
もったいなくてつい何度も使いたくなる揚げ油ですが、はたして何回くらい使いまわせるのでしょうか…?
結論としては、具材や料理、使用後の処理などにより違いはありますが、3~4回を目安に使えるそう!ポイントは「油が汚れない順に使う」ということ。例えば野菜の素揚げの次に天ぷらやフライといった衣を使う料理、そのあとに唐揚げなどの下味をつける料理、のように、どんな順番で使うかを工夫すると、効率的に使いまわすことができます。
では、使用した油はどのように保管するのがよいのでしょう?油は空気に触れたり光に当たったりすると酸化が進み、傷みが早くなってしまいます。そのため、この「酸化」を防ぐのが、油を長持ちさせるポイント。おすすめは、使用した油を濾して揚げかすなどを取り除き、密閉容器に入れて冷暗所で保管するという方法です。
また、開封済みの油は、たとえ未使用でも1か月前後で使い切るのが目安とされています。一度でも使用した油は、適切に保管していても劣化が進んでしまう可能性があるため、なるべく早く使い切るようにしましょう。揚げ物に使った油は、その都度炒めものなどに少しずつ使うのが、上手に使い切るためのコツですよ。
「使わない方がよい油」の目安とは…?
揚げ油は3~4回を目安に使い回せると解説しましたが、ほかにも「揚げ油」の状態を見極めるポイントがあります。
油は、長時間の加熱により、「酸化」が進む性質があります。酸化した油を食べると、胸やけを起こしたり気分が悪くなったりすることがあります。酸化が進んだ油を食べると食中毒のような症状が出ることもあるため、注意が必要です。
酸化している油の特徴
・油が茶色っぽく変色している
・食材の水分ではない泡がブクブクと出て消えない
・独特な油臭さがある
・ドロッとした粘り気があり、油切れが悪い
・180℃程度でも煙が出る
このような状態の油は、使用を避けるのがおすすめです。見た目やにおいが判断のポイントとなるので、使用前に油の状態をよくチェックするとよさそうですね!
おいしい揚げ物レシピをご紹介!
さてここからは、おうちで楽しめる揚げ物レシピをご紹介します。素揚げしたナスをわさび風味の浸けダレと合わせたナスの揚げ浸しや、アボカドの種の部分にクリームチーズを入れて生ハムを巻いた天ぷらなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.わさび風味がおいしいナスの揚げ浸し
箸が止まらなくなるおいしさの、わさび風味がおいしいナスの揚げ浸しのご紹介です。サッと素揚げしたジューシーなナスに浸けダレが染み込み、クセになること間違いなしですよ。わさびのツンとした辛味がアクセントになり、ごはんにもよく合います。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
- ナス (計210g)・・・2本
- 水 (さらす用)・・・適量
- 揚げ油・・・適量
- ミョウガ・・・1個
- 水・・・200ml
- (A)しょうゆ・・・大さじ2.5
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)酢・・・大さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
- わさび・・・小さじ1
手順
1.ミョウガは薄い輪切りにします。
2.ナスはヘタを切り落とし一口大に切り、水にさらし5分ほどおき水気を切ります。
3.鍋に水、(A)を入れひと煮立ちしたら火から下ろし、ボウルに入れてわさびを加え混ぜ合わせます。
4.鍋の底から3cmの深さまで揚げ油を注ぎ、170℃に熱して2を入れ、火が通るまで1分ほど揚げ、油を切ります。
5.3に入れてラップをし、30分おき、味がなじんだら器に盛り付け、1をのせて出来上がりです。
2.カリとろ アボカド生ハムチーズ天ぷら
ワインのお供にぴったりな、カリッとした衣の食感がたまらない、アボカド生ハムチーズ天ぷらはいかがでしょうか。ねっとりとしたアボカドと濃厚なクリームチーズと、生ハムの塩気がベストマッチ!思わず笑顔になるおいしさですよ。パーティーの一品にも重宝するので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(8個分)
- アボカド・・・1個
- クリームチーズ・・・30g
- 生ハム・・・8枚
衣
- 薄力粉・・・30g
- 片栗粉・・・小さじ1.5
- 冷水・・・60ml
- 揚げ油・・・適量
- 岩塩 (トッピング)・・・小さじ1/2
- パセリ (生)・・・適量
手順
1.衣の材料を混ぜ合わせます。
2.アボカドを半分に切り、種を取り除きます。
3.2の種を取ったくぼみにクリームチーズを入れ、皮を取り除いたらそれぞれ4等分ずつに切ります。
4.3のクリームチーズを包むように生ハムを巻きます。
5.1に4をくぐらせます。
6.鍋底から5cm程度の揚げ油を注いで170℃に熱し、5を全体がカリっとするまで3分程揚げます。
7.油を切り、お皿に盛り付け岩塩をトッピングしてパセリを添えて完成です。
3.つまんで美味しい 手羽元のピリ辛揚げ
ついつい手が伸びる、手羽元のピリ辛揚げのご紹介です。コチュジャンとチリパウダーを使ったピリ辛な味つけが、あとを引くおいしさ!一口食べれば手羽元の肉汁がジュワッとあふれ出し、お酒のおつまみにもうってつけの一品ですよ。食卓にあるとよろこばれること間違いなしなので、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 手羽元・・・6本
味付け調味料
- 料理酒・・・大さじ1
- コチュジャン・・・大さじ1
- チリパウダー・・・大さじ1/2
- しょうゆ・・・小さじ1
- すりおろし生姜・・・小さじ1/2
- すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- 片栗粉・・・大さじ3
- 揚げ油・・・適量
- サニーレタス・・・1枚
手順
準備.サニーレタスは手で半分にちぎっておきます。
1.手羽元は、フォークで数ヶ所刺します。
2.ジッパー付き保存袋に1、味付け調味料の材料を入れ、袋の上から揉み込み、冷蔵庫で15分程おきます。
3.2に片栗粉を入れ、袋を大きくふり、全体に粉を付けます。
4.揚げ油をフライパンの底から3cm程の高さまで入れ、180℃まで熱します。3を入れ、中に火が通るまで12分程揚げ、取り出して油を切ります。
5.サニーレタスを敷いた器に、盛り付けて出来上がりです。
手作りならではの揚げたてを楽しもう!
いかがでしたか?揚げ油の使い回しについてと、一度は食べてほしい揚げ物レシピをご紹介しました。揚げたてを楽しめるのも、手作りの醍醐味ですね。ぜひ今回ご紹介したレシピを参考にしてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
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