甘酸っぱく爽やかな風味が魅力のいちご。鮮やかな赤色がかわいらしく、フルーツの中で一番好きという方も多いですよね。そんないちごですが、気づいたらパックの底の方が傷んでいたり、潰れてぶよぶよになっていたという経験はありませんか?
いちごの保存方法|長持ちのコツ|傷と水気に注意

いちごはとても傷みやすい果物です。購入したときのパックのまま保存しておくと、重なっている部分が潰れて傷んでしまいます。今回は、いちごの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目次
- 保存の手順やポイント
- 【常温保存】新鮮なものは常温保存
- 【冷蔵】野菜室で保存
- 【冷凍】砂糖をまぶして冷凍保存
- いちごジャムにすると栄養価が失われる?
- 旬の季節のいちごを存分に楽しもう!
保存の手順やポイント
いちごは、収穫したての新鮮なものに限り、常温で保存することができます。しかし、スーパーなどで販売されているいちごは、収穫後数日が経過していることが多いため、必ず冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、一度に食べきれない分は冷凍保存も可能です。どの保存方法を選ぶにしても、【傷付けないようにやさしく取り扱う】ことが重要です。以下では、常温、冷蔵、冷凍保存の方法をそれぞれ解説します。
【常温保存】新鮮なものは常温保存
①傷が付いたり潰れているいちごを取り除き、もし水気があればキッチンペーパーで拭き取る。
②保存容器に乾いたキッチンペーパーを敷き、いちごをヘタの部分を下にして重ならないように並べる。
③キッチンペーパーとラップを軽くかけ、気温15℃以下で風通しの良い直射日光が当たらない場所で保存する。
【ポイント】
- 新鮮ないちごを常温で保存することで、フレッシュなおいしさをそのまま保つことができます。
- 保存する前に洗う必要はありません。
- いちごは水気が付いていると傷みやすくなるので、必ず食べる直前に洗いましょう。また、保存容器に移す際はいちごを傷つけないようにやさしく取り扱い、できる限り早く食べきるようにしましょう。
【冷蔵】野菜室で保存
①傷が付いたり潰れているいちごを取り除き、もし水気があればキッチンペーパーで拭き取る。
②保存容器に乾いたキッチンペーパーを敷き、いちごをヘタの部分を下にして重ならないように並べる。
③キッチンペーパーを被せ、保存容器の蓋を閉める。
④冷蔵庫の野菜室で保存する。
【ポイント】
- いちごを1粒ずつキッチンペーパーで包んでから保存容器で保存すると、さらに長持ちさせることができます。
【冷凍】砂糖をまぶして冷凍保存
①傷が付いたり潰れているいちごを取り除き、もし水気があればキッチンペーパーで拭き取る。
②保存容器に乾いたキッチンペーパーを敷き、いちごをヘタの部分を下にして重ならないように並べる。
③ヘタを取り除き、1パックに対して大さじ1杯程度の砂糖をまぶす。
④冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する。
※冷凍前、調理する環境は必ず清潔な場所で行ってください。
※食材によって冷凍前と食感や風味は異なる場合がございますのでご注意ください。
【ポイント】
- いちごは冷凍すると甘味が落ちるので、砂糖をまぶしてから冷凍します。
- 一度冷凍したいちごを解凍すると、水っぽくべちゃっとした食感になってしまいます。
- 召し上がる際は解凍せず、そのままシャーベットのようにいただくか、スムージーなどの具材にしてお召し上がりください。
いちごジャムにすると栄養価が失われる?
いちごをジャムにして保存する方法もありますが、一部の栄養価は落ちてしまうため、栄養価をそのまま保ちたい場合はあまりおすすめできません。いちごに多く含まれるビタミンCや葉酸は熱に弱く、加熱することでそのほどんどが失われてしまいます。もし、いちごがたくさんあって食べきれないという場合は、新鮮なうちに冷凍保存するか、アイスクリームやシャーベットにするのがおすすめです。
旬の季節のいちごを存分に楽しもう!
今回は、いちごの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介しました。いちごは果肉がやわらかく傷みやすいので、保存する際は指でつぶさないようにやさしく取り扱ってくださいね。日本におけるいちごの品種改良や栽培技術は、世界でもトップクラスと言われています。せっかくなら、正しい保存方法でそのおいしさを長持ちさせたいですよね。
またクラシルでは、いちごの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

