最終更新日 2023.3.30

「黒にんにく」の特徴や食べ方について解説!普通のにんにくと何が違う?

「黒にんにく」の特徴や食べ方について解説!普通のにんにくと何が違う?

インパクトのある真っ黒な見た目をした「黒にんにく」。白いにんにくを熟成させて作られていることをご存知ですか?黒にんにくはにんにく特有の鮮烈なにおいがなく食べやすいと、実は今スーパーフードとして注目されています!そこで今回は黒にんにくの特徴や食べ方について解説します。ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 黒にんにくとは?どうして黒いの?
  • 黒にんにくができる仕組みは?
  • 黒にんにくはどう食べる?おすすめの食べ方をご紹介
  • そのまま食べる
  • 醤油に漬けて調味料として
  • 黒にんにくを食生活に取り入れてみよう

黒にんにくとは?どうして黒いの?

黒にんにくは黒い見た目をしていますが、実は私たちがよく使う一般的な白いにんにくと同じものなんです!

白いにんにくが黒くなる秘密は「熟成」。白いにんにくを温度や湿度が管理された一定の環境に3〜4週間置くことで熟成し、だんだんと黒く変化します。にんにくは熟成することによって糖度が上がり、甘みがグンと増します。ねっとりとしていて、口に入れると甘酸っぱい香りが広がり、ドライフルーツを彷彿とさせるような食感になります。

にんにくといえばやはり気になるのがあの特有の香りですが、黒にんにくは餃子を食べたあとのようなにおいがほとんど感じられないようです。

黒にんにくの発祥は三重県だと言われており、2005年までは三重県で作られたものだけが流通していました。しかし、2006年以降研究開発が進み全国屈指のにんにくの生産地である青森県でも生産されるようになっています。

黒にんにくができる仕組みは?

お伝えした通り、黒にんにくは熟成によって作られます。通常にんにくは白っぽい色をしていますが、熟成するにつれて黄褐色から茶色、こげ茶色と徐々に色がつき最終的には真っ黒に変化します。

この変化はごはんのおこげや食パンの耳、カラメルと同じような「メイラード反応」だと考えられています。メイラード反応とは、簡単に言うと褐変現象のひとつ。食品が加熱されたときに食品に含まれる糖質とアミノ酸やたんぱく質が反応して褐色の物質が生成されることによって起こる現象です。

高い温度が維持された環境で熟成される黒にんにくは、にんにくに含まれる糖やアミノ酸がゆっくり反応し、少しずつ黒く変化していきます。長期間熟成させることにより、にんにく特有のにおいの原因であるイオウ化合物が取り除かれることによってにんにく臭がなくなるという仕組みです。

にんにくを食べると翌日に体臭や口臭が気になるという方は多いかと思いますが、黒にんにくにはにおいが少ないので、毎日食べても安心ですね。

黒にんにくはどう食べる?おすすめの食べ方をご紹介

ここまで黒にんにくについて確認してみて、食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。ここからは、黒にんにくのおすすめの食べ方をご紹介します。

そのまま食べる

黒にんにくはにおいが気になりにくいので、できるだけそのまま食べるのがおすすめです。そのまま食べるほかにも小さく刻んでサラダのトッピングやドレッシングに混ぜるなど、お好みの食べ方でお楽しみください。

醤油に漬けて調味料として

具材として食べてもいいですが、醤油に漬けて「黒にんにく醤油」を作ることもできます。旨味が引き立つのでいつもの料理がワンランクアップし、どんな料理にも合う万能調味料になりますよ。

そのまま食べられる固形タイプ、混ぜ込みやすいペーストタイプ、サプリメントタイプなどさまざまな種類が販売されているので、お好みに合わせて選んでくださいね。

黒にんにくを食生活に取り入れてみよう

白いにんにくを熟成させた黒にんにく。そのまま食べられるのは意外かもしれませんが、ほんのりとした甘みとねっとりとした食感は一度食べるとクセになること間違いありません!味や香りはマイルドで食べやすいので、食べたことがないという方もぜひ試してみてくださいね。

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