いくつもおかずが詰まった幕内弁当は、古くから親しまれてきたお弁当のひとつですが、手づくりしようと思うと、おかずを詰める順番や位置に迷ってしまい、意外とむずかしいですよね。
お弁当作りに役立つ!覚えておきたい“具だくさん幕内弁当風”の詰め方
今回は、具だくさんな幕内弁当風の詰め方をご紹介します。詰め方のコツやポイントを知れば、おかずを変えていろいろなバリエーションで作ることができますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
具だくさんの幕内弁当風
大きな鮭が主役!ごはんが進む具だくさんなお弁当です。幕の内弁当は芝居の幕間に食べるためのお弁当がはじまりといわれ、手早く食べやすいように一口サイズにした俵形のおにぎりと数種類のおかずを詰め合わせるのが一般的です。おうちで作るなら、ごはんはそのまま、身近なおかずを詰めるのが手軽でおすすめ!詰め方次第で華やかになりますよ。さっそく見ていきましょう。
材料(1人前)
- ごはん・・・150g
- 鮭の幽庵焼き・・・1切れ
- ちくわの磯部揚げ・・・1個
- 枝豆としらすの卵焼き・・・2切れ
- きんぴらごぼう・・・20g
- いんげんの梅かつお和え・・・20g
- ひじきの煮物・・・20g
- 黒いりごま・・・小さじ1/2
作り方
1.お弁当箱の奥2/3までごはんを斜めに詰め、傾斜を付けます。
おかずをきれいに並べるには、土台にするごはんを斜めに入れるのがポイント!傾斜をつけるとメインの鮭に存在感が出ます。ほかのおかずを入れるスペースも作りやすいですよ。
2.ごはんの左半分に笹の葉を敷き、鮭の幽庵焼きをのせます。
ごはんとおかずの間に笹の葉を敷くことで、ごはんに汁気や味が移るのを防げます。笹の葉がない場合は、バランや葉物など他の仕切りでも代用できますよ。
3.鮭の幽庵焼きの横に手前からひじきの煮物、いんげんの梅かつお和え、きんぴらごぼうを詰めます。
鮭のまわりの隙間を埋めるように、煮物や和え物などのおかずを入れていきます。
4.鮭の幽庵焼きの上にレモンをのせ、枝豆としらすの卵焼き、ちくわの磯辺揚げをのせます。
卵焼きやちくわの磯部揚げなど大きめのおかずは、ごはんの近くに並べると見映えがよくなりますよ。
5.ごはんの上に黒いりごまをかけたら出来上がりです。
具だくさんのお弁当で心もおなかも大満足!
いかがでしたか。今回は幕内弁当の詰め方をご紹介しました。おかずが少しずつ味わえる幕内弁当は、食べるのが楽しいですよね。定番の卵焼きや焼き魚など、簡単なもので作れるのもうれしいポイントです。きんぴらごぼうやひじきの煮物などは市販品を組み合わせても便利ですよ。ぜひこの機会に挑戦してみてくださいね。
※お弁当として持ち運ぶ際は食中毒に配慮し、衛生的な環境下で調理を行ってください。持ち運びの際は保冷剤をつけて冷蔵庫やなるべく涼しい場所に保管してください。加熱の必要があるものは必ずよく火を通し、しっかりと粗熱を取り、余分な汁気は切ってからお弁当に詰めてください。