最終更新日 2023.9.14

ルイボスティーってどんなお茶?特徴や種類について解説!

ルイボスティーってどんなお茶?特徴や種類について解説!

ノンカフェインのハーブティーとして、近年人気が高まっている「ルイボスティー」。今回は、ルイボスティーの味や特徴、種類などを解説します。おすすめの淹れ方やアレンジなども合わせてご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • ルイボスティーとは?
  • ルイボスティーの味や特徴
  • ルイボスティーの種類
  • レッドルイボスティー
  • グリーンルイボスティー
  • フレーバールイボスティー
  • ルイボスティーの淹れ方
  • 水出し

ルイボスティーとは?

「ルイボスティー」の原材料である「ルイボス」とは、南アフリカ共和国のセルダバーグ山脈に自生するマメ科の低木のこと。紅茶や緑茶の原材料である「チャノキ」とは品種が異なり、葉は針葉樹のように細くとがった形をしています。落葉時に葉が赤褐色になることから、オランダ語で「赤い(rooi)茂み(bos)」と名付けられました。その葉を収穫して天日で自然発酵・乾燥させたのもが、一般的なルイボスティーとなります。

実はルイボスが栽培されているのは、世界中でもセルダバーグ山脈のみ。昼と夜の気温差が30℃以上もあり、夏はほとんど雨が降らない砂漠のような環境で育つという、とても生命力の強い植物なんだとか。

ルイボスティーは南アフリカではとてもボピュラーな飲み物で、各家庭で日常的に飲まれるほか、レストランのメニューにも必ず並んでいるそうです。現地ではミルクと砂糖を入れるのが一般的な飲み方ですが、これはイギリスが入植したときに持ち込まれた紅茶文化が影響していると言われています。

ルイボスティーの味や特徴

ルイボスティーはほのかな甘味を感じる爽やかな味わいで、ホットでもアイスでも飲みやすいお茶です。紅茶によく似た赤褐色をしていますが、渋みはほとんどありません。調理の味を邪魔しないので、和食から洋食、スイーツなど幅広い料理と合わせやすく、口の中をさっぱりとさせてくれます。

また、ノンカフェインというのも大きな特徴のひとつ。人工的にカフェインを取り除くデカフェではなく、ルイボスそのものにカフェインが含まれていないので、小さなお子様や妊娠中の方でも飲むことができます。胃に負担をかけたくない方や、お休み前のリラックスタイム、夏場の水分補給などにもおすすめですよ。

ルイボスティーの種類

チャノキから紅茶と緑茶が作られるように、ルイボスからもレッドとグリーンの2種類が作られます。これらふたつの違いは発酵の有無で、茶葉を発酵させたのもが「レッドルイボスティー」、発酵させないものが「グリーンルイボスティー」になります。また、さまざまなフレーバーをブレンドした「フレーバールイボスティー」もあり、近年人気を集めています。

レッドルイボスティー

濃い赤褐色で豊かな香りと旨味があり、ほのかな甘味も感じます。ストレートでいただくのはもちろん、ミルクティーにするのもおすすめです。生産量が多く価格も手頃なので、手に入りやすいのも魅力。ペットボトル入りで販売されているものは主にこちらのレッドルイボスティーになります。

グリーンルイボスティー

薄い黄緑色でクセが少なくすっきりとした味わいなので、ストレートでお茶本来の風味を楽しむのがおすすめです。レッドルイボスティーより高価になる傾向がありますが、これは茶葉を発酵させないように管理するのにとても手間がかかるという理由があります。ルイボスはとても発酵しやすい植物なので、少し傷付けただけでどんどん発酵が進んでしまうそうですよ。

フレーバールイボスティー

ルイボスティーにさまざまなフレーバーをブレンドして作られます。レモンやグレープフルーツなどの爽やかな香りから、ベリーやキャラメルなどの甘い香りまで、豊富なバリエーを楽しむことができます。ご自宅用としてはもちろん、ギフトとしても人気があります。

紅茶についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

ルイボスティーの淹れ方

ルイボスティーの茶葉は「水出し用」と「煮出し用」の2種類があり、基本的な淹れ方は麦茶と同じです。より手軽なティーバッグタイプもありますが、ひと手間かけて、水出しか煮出しで淹れることで、ルイボスティーの旨味や香りがより楽しめるのでおすすめですよ。

水出し

水出しで淹れる場合は、必ず水出し用の茶葉を使いましょう。清潔な容器に水1Lと茶葉10gを入れ、冷蔵庫で10時間程置くだけと簡単に作ることができます。水は水道水でも構いませんが、よりおいしく淹れたい方はミネラルウォーター(軟水)がおすすめです。旨味や香りをしっかりと引き出してくれるので、すっきりとしていながらも風味豊かに仕上がります。

煮出し

煮出しで淹れる場合は、必ず煮出し用の茶葉を使いましょう。やかんに水1Lを入れて火にかけ、沸騰したら茶葉5gを入て弱火で10分程煮出し、茶葉を取り除いたら完成です。旨味や香りをしっかりと抽出することができるので、ルイボスティー本来のおいしさを存分にお楽しみいただけますよ。

どちらの淹れ方でも、できあがったルイボスティーはできる限り早めに飲みきるようにしましょう。また、お茶のパッケージに大体の目安が記載してある場合は、そちらを参照してもいいでしょう。

おすすめの飲み方をご紹介!

ルイボスティーはストレートでいただくイメージが強いですが、原産国である南アフリカではミルクティーにするのが一般的な飲み方です。クセの少ない味わいなのでさまざまな食材と相性がよく、手軽にアレンジをお楽しみいただけますよ。いくつか例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

◼︎ミルクティー
ミルクを少し加えると、ストレートとは全く違うまろやかな風味を楽しむことができます。砂糖やはちみつを加えて、お好みの甘さでお召し上がりください。

◼︎レモンティー
レモンを加えるとすっきりと爽やかな風味になり、ルイボスティーが苦手な方でも飲みやすくなります。

◼︎ハニージンジャーティー
生姜とはちみつを加えると、香り高くリッチな風味に仕上がります。お休み前のリラックスタイムになどにおすすめですよ。

◼︎ジャムを加えて
クセの少ないルイボスティーは、マーマレードやいちご、ブルーベリーなどさまざまなジャムと相性抜群。ほんのりと甘くフルーティーな風味を楽しむことができますよ。

※こちらのアレンジには、はちみつを含むものをご紹介しております。1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

手軽にルイボスティーを楽しもう!

いかがでしたか?ルイボスティーの特徴や種類、おすすめの楽しみ方などをご紹介しました。ノンカフェインで身体にやさしいルイボスティーは、毎日の水分補給にはもちろん、お食事中やお休み前のリラックスタイムにもおすすめです。最近は茶葉を取り扱っているスーパーも多く、手軽なペットボトル入りのものも見かけるようになりました。今まで飲んだことのない方は、ぜひ手に取ってそのおいしさをお楽しみくださいね。

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2023.3.30 最終更新

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