魚のニオイが手に残るときの消し方！家庭でできる4つの方法を比較検証

魚を調理したあと、石けんやハンドソープで洗っても手に残ってしまう生臭い「魚のニオイ」。気になったことはありませんか？実は身近なアイテムを使うことで、このニオイをぐっと軽減できるんです。今回は家庭にあるもので試せる4つの方法を比較し、検証しました。後半では魚を使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

今回はニオイ消しに期待が持てる4つの方法を試していきます。検証後に手を水洗いして、もっともニオイ軽減に役立ったものはどれかを調べました。

ニオイ消しの検証になりますので、実際に試す際には衛生面に気をつけて、最後にハンドソープなどを使って手洗いをしてくださいね。

それでは、さっそく試していきましょう！

柑橘系にもいろいろありますが、今回はご家庭によくあるレモン汁を使って検証してみます。大さじ1を手に取り、指や爪の間にも丁寧にすり込みました。

レモンの爽やかな香りがするのと、レモン汁を使うことで細かなところまでしっかりと行き届いている実感があります。

調味料のなかでも酸性の代表といえばお酢です。お酢はそのままではニオイが強すぎるので、お酢と水を1：2で混ぜ合わせて適量を手に取り、こすり洗いしてください。

酢水もレモンと同じく液体なので指や爪の間までよく行き届きます。こちらは手につけたときは酢のニオイで消臭効果を感じるものの、水洗いしてみるとニオイがほのかに残るという結果に。

塩を2つまみ程用意しておき、手に取ってこすり洗いします。

この方法はニオイは落ちますが、細かいところのニオイまで落とすのは難しいようです。また手に傷がある場合は、傷口にしみてしまうため、おすすめしません。指や手のひらをよくチェックしてから試してみてくださいね。

ステンレス製のものを触ると、ステンレスに含まれる鉄イオンが化学反応を起こすことで、ニオイを軽減してくれるそうです。

今回はキッチンにある蛇口を触ることで、ニオイを軽減できるのか検証してみます。

試してみたところ、ニオイは軽減したのですが、手の表面のニオイしか消せないことと、手を直接蛇口にこすりつけるという点で、衛生面が少し気になりました。

手についた魚のニオイが一番取れたものはどれでしょうか？

検証結果はこちらです。

4つの方法を検証した結果、柑橘系の「レモン汁」がもっとも手になじませやすく、ニオイの軽減効果も高いことがわかりました。

どの方法も一定の効果がありましたが、特にレモン汁は液体で手全体に広がりやすく、さっぱりとした香りが生臭さを感じさせにくくしてくれます。ご家庭にレモン汁があれば、手軽に試せるおすすめの方法です。

ここからは魚を使ったおすすめレシピの中から、鯖の味噌煮をご紹介します。少し手間のかかる印象のある一品ですが、手順を踏んでいけば意外と簡単に作ることができますよ。ニオイ消しの裏技といっしょに、ぜひこちらもチャレンジしてみてくださいね。

しっかりと味の染み込んだ、定番のサバの味噌煮はいかがでしょうか。とろっとして旨みたっぷりのサバに濃い目の味つけがよく合い、ごはんがモリモリ進むおいしさです。生姜の風味も食欲をそそり、お酒にもぴったりな一品ですよ。

⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
サバは調理前に熱湯を回しかけることで、表面のぬめりや血合いが取れて臭みがやわらぎます。ひと手間加えることで、より食べやすく仕上がりますよ。

いかがでしたか？今回は、手についた生臭い魚のニオイを軽減させる方法を検証しました。この対策法を知っていれば、魚を調理する際のプチストレスをグッと減らすことができます！ 今夜のメインは「魚」という日には、ぜひこの裏技を試してみてくださいね。