プチッと弾けてジューシーな「ミニトマト」。おいしさはもちろんですが、アレンジ力が高いのも魅力のひとつですよね。さらに嬉しいのは栄養素!ビタミンやミネラルなどの栄養素が小さい実に詰まっているのです。そこで今回は、ミニトマトに含まれる栄養素や、おいしいミニトマトの選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ミニトマトの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

- 目次
- 小ぶりでかわいらしいミニトマト!品種もたくさん
- 主要な栄養価はこちら
- 栄養素を詳しく解説
- おいしいミニトマトの選び方
- 新鮮なミニトマトを選んでおいしくいただこう!
小ぶりでかわいらしいミニトマト!品種もたくさん
ミニトマトは、ナス科ナス属の野菜です。一年を通して栽培されていますが、6月下旬から8月頃の夏場に旬を迎えます。もともと糖度が高い野菜ではありますが、夏場のミニトマトは特に甘く、フルーツのような甘酸っぱさを堪能することが出来ます。
ミニトマトといえば、印象的なのは大きさです。一般的なトマトの重さが約200gである一方、ミニトマトの重さは約10g~30gととても軽く、小ぶりです。
また、実は品種も多く、赤や黄色、緑に黒、卵型やイチゴ型などカラフルでさまざまな形のミニトマトが存在します。代表的なミニトマトの種類をご紹介しましょう。
■アイコ
スーパーなどでもよく見かける、人気の高い品種のひとつです。ラグビーボールのように細長果実の果肉は分厚くゼリー状の中身も少ないため、しっかりとした歯ごたえを楽しめます。赤色のほかに、黄色いものもあります。
■ぺぺ
1粒15g程とミニトマトの中でも特に小さい品種です。真っ赤に染まった果実の糖度はとても高く、フルーツのような甘さを味わうことが出来ます。育てやすく一度にたくさんの実をつけるため、家庭菜園にもうってつけです。
■ココ
「ココ」は、大玉トマトとして人気の「桃太郎」を小さく改良した品種です。1粒20g前後とミニトマトの中では比較的大粒な上、糖度が高く果肉もしっかりと詰まっているので、食べ応えは抜群です。普通のミニトマトでは物足りないという方にもおすすめですよ。
■ブラックチェリー
赤黒い見た目が特徴的な、海外での人気が高い品種です。個性的な見た目に反して、まろやかかつジューシーな味わいを楽しめます。果肉は柔らかく加熱すると崩れやすいため、生のままいただきましょう。
主要な栄養価はこちら
ミニトマト100gに含まれる主な栄養価は以下の通りです。
・エネルギー 30kcal
・たんぱく質 1.1g
・脂質 0.1g
・炭水化物 7.2g
・食物繊維 1.4g
・カリウム 290mg
・β-カロテン当量 960μg
・ビタミンC 32mg
栄養素を詳しく解説
β-カロテンやビタミンC、カリウムなど、さまざまな栄養成分が含まれているミニトマト。鮮やかな赤い色の元である「リコピン」にも強い抗酸化作用が備わっています。
なかでも特に注目したい以下4つの栄養素を解説していきます。
■リコピン
リコピンはトマトの赤い色の元となる色素のこと。強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の発生を抑えたり、取り除くことでも知られています。ちなみに、リコピンは生で食べるよりも加熱した方が効率的に摂取できるといわれているんですよ。
■ビタミンC
ビタミンCは、細胞を構成するコラーゲンの生成に欠かせない成分です。皮膚や血管、筋肉、骨を丈夫にするよう働きかけます。リコピンやβ-カロテンと同様に、抗酸化作用もあります。
■β-カロテン
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、皮膚や呼吸器系を守る働きがあります。また、加熱しても栄養が失われにくく、さらに油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。油を使ったドレッシングをかけたり、オリーブオイルでさっと炒めてパスタなどにするとより効率よく吸収できますよ。
おいしいミニトマトの選び方
新鮮でおいしいミニトマトを選ぶポイントは以下の3つです。
・ヘタが青々しくてみずみずしい
まずはヘタの状態を確認してください。新鮮なトマトのヘタは濃い緑色で、ピンと張っています。乾燥して縮れているようなものは収穫してから時間が経ち、鮮度が落ちている証拠です。
・なめらかな球状でハリがある
形がいびつなミニトマトは水分が少なく味が悪いため、なめらかな球状のものがおすすめです。ひび割れがなく、表面につややかなハリがあるか合わせてチェックしましょう。
・色ムラがない
新鮮なミニトマトは、赤色の色素成分「リコピン」を多く含むため濃い赤色をしています。色ムラがなく、均一に赤く染まっているものを選びましょう。
新鮮なミニトマトを選んでおいしくいただこう!
ミニトマトに含まれる栄養素と、新鮮なミニトマトの選び方についてご紹介しました。
ミニトマトはおいしいだけでなく、さまざまな栄養素が詰まっています。ポイントをしっかり押さえて、新鮮でおいしいミニトマトを楽しみましょう。
また、クラシルではミニトマトの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。