フランスの伝統的な冷製スイーツ「ヌガーグラッセ」。ひんやり軽く、しゅわっと溶けるような口どけは、まさに新感覚!いつものアイスクリームとはひと味違う味わいを楽しめる、とっておきの一品なんです!今回は、そんなヌガーグラッセの特徴や由来、作り方のほか、同じ冷製スイーツであるカッサータとの違いを解説します。
フランスの新食感アイス「ヌガーグラッセ」とは?特徴や作り方について解説!

- 目次
- ヌガーグラッセとは
- ヌガーグラッセとカッサータの違い
- ヌガーグラッセの基本の作り方
- ひんやり軽やか!ヌガーグラッセのおすすめレシピ
- 唯一無二の味わいを楽しもう!
ヌガーグラッセとは
「ヌガーグラッセ」とは、南フランス発祥の冷製デザートのひとつ。
メレンゲや生クリーム、はちみつ、キャラメリゼしたナッツ、ドライフルーツなどを混ぜ合わせた生地を型に流し、アイスクリームのように冷やし固めた一品で、食べやすい大きさにカットしながらいただくのが一般的です。
同じく南フランスの銘菓「ヌガー(nougat)」に似ていることから、フランス語で「氷」を意味する「グラッセ(glacé)」と合わせて、この名で呼ばれるようになったと言われています。
そんなヌガーグラッセの特徴は一般的なアイスクリームとはひと味違う、しゅわっと軽い口当たりとふんわり広がるはちみつの風味。ナッツやドライフルーツがたっぷり入っているので、真っ白で軽やかな見た目とは裏腹に、食べ応えも抜群です。
ヌガーグラッセとカッサータの違い
ヌガーグラッセと間違えやすいスイーツに、見た目がよく似ている「カッサータ」があります。一体どのような違いがあるのでしょうか。
そもそも「カッサータ」とは、地中海最大の島、イタリア・シチリア島発祥の冷製スイーツのこと。
リコッタチーズや生クリーム、ナッツやドライフルーツなどを混ぜ合わせた生地を型に流し込み、冷やし固めて作るアイスケーキのような一品で、コクがありながらもさっぱりとした後味を楽しむことができます。
一方で先ほどもご説明した通り、ヌガーグラッセの基本的な材料は、メレンゲや生クリーム、はちみつ、ナッツ、ドライフルーツなど。
カッサータと共通している材料もありますが、メレンゲとはちみつを加えるため、食感はふんわりなめらか。カッサータよりも軽い口当たりに仕上がります。
さらに、ヌガーグラッセはナッツをキャラメリゼする、カッサータはキャラメリゼしないという点も、味わいを左右する大きなポイントです。ヌガーグラッセは、すべての材料がバランスよくマッチしたカッサータよりもナッツの存在感が強く、その風味や香ばしさをしっかりと感じることができます。
ヌガーグラッセの基本の作り方
ここからは、ヌガーグラッセの作り方をご紹介します。一見手が込んでいるように見えますが、作り方は意外とシンプル!材料を混ぜて冷やし固めるだけで作れるので、お菓子作り初心者の方にもおすすめです。
さっそく、材料や作り方をチェックしてみましょう。
材料
主な材料は、生クリームと卵白、はちみつ、キャラメリゼしたナッツ、ドライフルーツなど。風味づけにラム酒や洋酒を加えることもあります。
作り方
まずは、生クリームとメレンゲを作ります。生クリームと卵白を別々のボウルに入れ、それぞれ7〜8分立てになるまで、ハンドミキサーなどを使ってしっかりと泡立てましょう。
続いて、鍋にはちみつを入れ、火にかけます。沸騰したらメレンゲに加え、再びハンドミキサーで混ぜ合わせましょう。ツノが立つほどの固さになったら、生クリームとナッツ、ドライフルーツを加え、ゴムベラなどでさっくりと混ぜ合わせます。
バットに生地を広げたら、あとは冷やし固めるだけ!冷凍庫で生地が固まるまで冷やし、食べやすい大きさにカットしたらできあがりです。
ポイント
・メレンゲと生クリームは、泡立てが不十分だと生地がとろっとだれてしまいます。ツノが立つまでしっかりと泡立てましょう。
・メレンゲと泡立てた生クリームの気泡はつぶさないようさっくりと混ぜ合わせることで、ふわっと軽い食感に仕上がります。
ひんやり軽やか!ヌガーグラッセのおすすめレシピ
続いてはクラシルでご紹介している、ヌガーグラッセレシピをチェックしてみましょう!ご紹介します。生クリームや卵白など身近な材料で作れるので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
ふんわりヌガーグラッセ
今日のおやつや食後のデザートに、ヌガーグラッセはいかがですか?ひんやり軽い口当たりのメレンゲ生地にはちみつのやさしい甘みが絶妙にマッチして、後引くおいしさですよ!プラリネとミックスドライフルーツの食感もあわせて、ぜひご堪能くださいね。
唯一無二の味わいを楽しもう!
ひんやり心地よい冷たさと、ふんわり軽い食感が魅力のヌガーグラッセ。一見手が込んでいそうに見えますが、メレンゲと生クリームの扱い方さえマスターすれば、おうちでも手軽に作ることができます。
「食べてみたいけれど、どこで売っているのかわからない」なんてときこそ、今回ご紹介したレシピの出番!この機会にぜひレパートリーに取り入れて、おうちで本場の味わいをお楽しみくださいね。