夏のビールに欠かせない定番メニューの「枝豆」。どうせ食べるなら、よりおいしく食べたいですよね!そこで今回はクラシルの管理栄養士(樺沢風音さん)がおすすめする、ある食材を2つ使って、普通の枝豆を「だだちゃ豆」のような味わいにする裏技を検証しました。枝豆を使ったおすすめレシピをもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
普通の枝豆が“だだちゃ豆“みたい!?意外な裏ワザに「これからはこの茹で方!」
高級な枝豆として有名な「だだちゃ豆」とは?
枝豆とは、大豆のさやがまだ緑色で未成熟なうちに収穫されるもののことをいいます。なかでも、さやに茶色の産毛が生えていて、完熟したときに豆の種皮が茶色くなるものを「だだちゃ豆」と呼ぶそう。山形県鶴岡市を中心に栽培されているブランド豆として有名ですが、その特徴は甘みと旨み成分が強いことです。
今回は、普通の枝豆をだだちゃ豆に近づけるため、ある2つのものを一緒に入れて調理してみました。
枝豆をおいしくさせる食材とは…?
今回の検証でキーポイントとなる2つの食材。
まず1つ目は「干しエビ」です!
枝豆を蒸すときに干しエビを一緒に入れると、干しエビの旨みが枝豆に浸透し、まるでだだちゃ豆のような味わいが再現できるんだそうです。
2つ目の食材は「砂糖」。
普通の枝豆と比べて2倍量のショ糖が含まれているだだちゃ豆に味を似せるために、同じくショ糖の含まれている砂糖で代用しようという算段です。
今回は、こちらの材料を準備して検証を行います!
材料
- 干しエビ・・・4尾
- 枝豆(一袋)・・・200〜300g
- 水・・・600cc
- 塩・・・12g
- 砂糖・・・12g
- 塩(かける用)・・・ふたつまみ
「干しエビ」「砂糖」の2つを加えることで、普通の枝豆をどこまでだだちゃ豆の味に近づけることができるのでしょうか?
それでは早速作っていきましょう!
検証スタート!
1.干しエビを空炒りします。ステンレス製の鍋を火にかけ、30秒ほどしたら干しエビを入れて、香りが出るまで中火で乾煎りします。
※フッ素樹脂加工のフライパンで乾煎りをすると、フッ素樹脂加工がはがれたり有害物質が発生する恐れがありますので、ステンレスや鉄製のフライパンなどをご使用ください。
干しエビの下準備はこれだけ。ここからはフライパンを使って、枝豆を蒸し焼きにしていきます。
2.フライパンの火を止めて、乾煎りした干しエビと水洗いをした枝豆、水、塩、砂糖を入れます。
3.ふたをして加熱をしていきます。沸騰したら3分ほど、お好みの固さまで蒸します。少し固めに蒸しあげるとおいしく召し上がれますよ。塩の量はお好みで調整してくださいね。
蒸し終わった枝豆は、ザルにあげて水気を切ります。風味が落ちるので流水で洗わず、うちわなどを使って手早く冷ますのがポイント。枝豆が熱いうちにお好みの量の塩をまぶしてください。
枝豆の見た目には変化は見られませんが、果たして味にどのような変化があるのでしょうか?
それでは、検証結果です…!
枝豆の甘みがより一層感じられる仕上がりになっていました!干しエビを加えたことで、少し香ばしさも加わって、旨みも感じられる味わいです。
よりおいしく食べる秘訣は薄皮にあり!
今回は、普通の枝豆をだだちゃ豆に近づける裏技を検証しました。この裏技のもうひとつのポイントは、枝豆についている薄皮を一緒に食べることです。干しエビや砂糖の旨みや甘みを薄皮がたっぷり吸っているため、取り除いてしまうと、食べたときに甘みをあまり感じないという結果に。検証後はぜひ薄皮も一緒に食べて、違いを比べてみてくださいね。
おすすめの枝豆レシピをご紹介!
枝豆の裏技とあわせて、おすすめレシピをご紹介します。今回は見た目もかわいい、枝豆を使ったおつまみをピックアップしました。簡単に作れて、今夜の晩酌にもピッタリな一品なのでぜひご覧くださいね。
枝豆のパリパリチーズ
やみつきになること間違いなし!枝豆とチーズを使ったおつまみです。スライスチーズに枝豆をのせて焼くだけの手軽な一品。パリッと焼きあがったチーズとやさしい甘みの枝豆の組み合わせが相性抜群で、手が止まらなくなるおいしさですよ。黒こしょうのピリッとした辛さもほどよく、ビールにぴったりです。ケチャップをそえれば、お子さまのおやつにもおすすめですよ。わずか15分で作れるので、ぜひお試しくださいね。
材料(4枚)
- 枝豆 (正味量)・・・100g
- スライスチーズ・・・4枚
- 粗挽き黒こしょう・・・小さじ1
作り方
準備.枝豆はパッケージの表記通りに解凍しておきます。
1.枝豆はさやから外して薄皮を取ります。
2.フライパンにスライスチーズを並べて1をのせ、弱火で加熱します。
3.片面に焼き色がついたら取り出し、4等分に切り分けて粗挽き黒こしょうをかけて完成です。
おいしい枝豆で今夜も乾杯!
いかがでしたか?今回は管理栄養士監修の、枝豆をだだちゃ豆のような味わいにする裏技と、枝豆のアレンジレシピをご紹介しました。この方法は、身近でそろう食材を使って簡単にお試しいただける、お手軽な裏技です。いつもの枝豆がとびきりおいしい高級おつまみのように早変わりするので、おすすめのレシピとあわせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
監修:クラシル 管理栄養士 樺沢風音