スモーブローとは?デンマーク発祥のオープンサンドの魅力と簡単レシピ

スモーブローとは?デンマーク発祥のオープンサンドの魅力と簡単レシピ

「スモーブロー」という料理をご存知ですか?パンの上に具材をのせたデンマークの伝統的なオープンサンドで、近年は日本でも食べられるお店が増えてきているんです!この記事では、スモーブローの特徴や名前の由来、おすすめ具材、おいしく作るポイントなどを解説します。後半ではスモーブローのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • スモーブローとは?デンマークで愛される伝統料理
  • スモーブローの言葉の意味と発祥の歴史
  • スモーブローとサンドイッチとの違いは?
  • スモーブローをおいしく作る基本のポイント
  • おうちで楽しむ!スモーブローの定番&おすすめ具材
  • スモーブローのおすすめレシピをご紹介!
  • おうちでスモーブローを作ってみよう!

スモーブローとは?デンマークで愛される伝統料理

「スモーブロー」とは薄くスライスしたパンにバターを塗り、ハムやスモークサーモン、野菜などの具材をのせた、デンマーク発祥のオープンサンドです。色とりどりの具材をのせた美しい見た目と豊かな味わいが魅力で、デンマークではランチの定番となっています。

スモーブローの言葉の意味と発祥の歴史

スモーブローという名前は、デンマーク語で「バター」を意味する「スモー(smør)」と「パン」を意味する「ブロー(brød)」を合わせたものです。そのまま訳すと「バターを塗ったパン」という意味になります。

スモーブローは19世紀後半に生まれたといわれていて、もともとは余った料理をパンにのせて食べていたものでした。またその頃にあった農業改革の影響で食材が豊富に手に入るようになったことや、労働環境が変化したという背景もあり、手軽に栄養を摂れるスモーブローが食べられるようになったそうです。

スモーブローとサンドイッチとの違いは?

パンと具材を組み合わせた食べ物といえばサンドイッチもありますが、スモーブローはサンドイッチとはどう違うのでしょうか。ここでは、サンドイッチとスモーブローの違いについて解説します。

スモーブローはオープンサンドスタイル

サンドイッチは2枚のパンで具材を挟みますが、スモーブローは1枚のパンの上に具材をのせるオープンサンドです。また、サンドイッチは手でつかんで口まで運んで食べますが、スモーブローは一般的にナイフとフォークを使って切り分けて食べます。

食べるシーンによっては手づかみで気軽に食べることもあるようですが、伝統的には切り分けて食べるのがマナーで、その方が具材が落ちにくくきれいに食べやすいようです。

使用するパンは「ルブロ」

サンドイッチは、ふんわりとした食感の白い食パンを使うのが一般的ですが、スモーブローには「ルブロ」と呼ばれるライ麦パンが使われます。ルブロとは、ライ麦を100%使用したデンマークの伝統的なパンで、1000年も前から食べられてきたのだそうです。

ライ麦から起こしたサワー種でライ麦の全粒粉を発酵させて作られるのが特徴で、日本の食パンに比べて、かみごたえのあるみっちりとした食感をしています。また、ライ麦の風味を活かしたほのかな酸味やコクのある味わいも魅力です。

パンは皿の役割

ちなみに、スモーブローにおいてパンはあくまで具材をのせる「お皿」のような役割で、パンが見えなくなるほど具材をたっぷり盛りつけて華やかに仕上げます。

味はもちろん、美しい見た目を楽しめるのもスモーブローの特徴です。

スモーブローをおいしく作る基本のポイント

スモーブローがどんな料理かわかったところで、おうちでもスモーブローを作ってみたくなった方も多いのではないでしょうか。そこで続いては、スモーブローをおいしく作るポイントを詳しくご紹介します。

土台となる「ライ麦パン」の選び方

本格的なスモーブローで使うパンはルブロだとご説明しましたが、日本ではルブロを取り扱っているお店が増えてきているもののまだ少なく、簡単には手に入りづらい食材です。そのため、本場の味に近づけたい場合は、ルブロのようにライ麦の風味や酸味があり、みっちりしっとりとした食感の「ライ麦パン」を選んでみてください。

もしライ麦パンが手に入らなければ、少し風味は異なりますが、しっかりとした食感のあるバゲットなどで代用するのもおすすめです。また、食パンのようにふわふわとしたパンを使うときは、トーストしてから使うと具材の重さに負けない強度が出ますよ。

☝️クラシルシェフのコツとポイント☝️
バゲットを使うときは、たっぷりの具材をのせやすくするため、斜め切りなど断面積が大きくなるようにスライスしてくださいね。

風味を格上げする「スプレッド」の重要性

「スモーブロー」という名前の意味が「バターを塗ったパン」であることからもわかるように、パンにスプレッドを塗ることもスモーブローをおいしく作るための重要なポイントです。バターなどをしっかり塗ることによって、コクが出るだけではなく、具材の水分がパンに染みこむのを防ぐ効果もあるんですよ。

スプレッドの種類は、バターのほかにサワークリームやクリームチーズ、マスタード、レバーペースト、マヨネーズなど、のせる具材との相性によってさまざまなものが使われます。作るスモーブローによって、お好みで変えてみてくださいね。

彩りとバランスを意識した「具材」の盛り付け方

スモーブローでは、パンが見えなくなるほどたっぷりの具材をのせるのがポイントです。具材については後ほど詳しくご紹介しますが、肉や魚介類、卵、野菜など、さまざまな食材を使います。

高さが出るように立体的に盛りつけ、ハーブなどをトッピングして華やかに仕上げることで、豊かな味わいを楽しめるだけではなく、写真を撮りたくなるような美しい見た目も楽しめますよ。

おうちで楽しむ!スモーブローの定番&おすすめ具材

続いて、スモーブローの定番具材やおすすめ具材を確認してみましょう。

カテゴリー   おすすめのメイン具材 相性のよいトッピング・ソース
魚介系 スモークサーモン、ニシンのマリネ、小エビ、魚のフライやソテー ディル(ハーブ)、レモンスライス、紫玉ねぎ、サワークリーム
お肉系 ローストビーフ、レバーペースト、生ハム、ソーセージ マスタード、ピクルス、フライドオニオン、ベビーリーフ
野菜・卵系 ゆで卵、新じゃが(茹でたもの)、アボカド マヨネーズ、カッテージチーズ、黒こしょう、ラディッシュ
ベース
(必須)
たっぷりのバター(サワークリームやクリームチーズでも可)

【魚介系】スモークサーモンやニシンのマリネ

複数の島で構成されているデンマークは海の幸に恵まれていることもあり、スモーブローのメインの具材にも魚介類がよく使われています。魚介類の塩気や旨味が酸味のあるライ麦パンと相性抜群なんですよ。

特に王道とされているのがスモークサーモン。クリームチーズやレモン、紫玉ねぎ、ディルなどと組み合わせるのが定番です。

【お肉系】ローストビーフや生ハムで贅沢に

デンマークには牧場も多く、畜産業も盛んです。そのため、ハムやソーセージ、ローストビーフといったお肉系の具材もよく使われています。ローストビーフや生ハムをメインの具材に使うと、食べごたえのある贅沢な味わいに仕上がりますよ。クリームチーズやベビーリーフと組み合わせるのもおすすめです。

また、コクのある味わいのレバーペーストも定番具材で、本場ではカリカリに焼いたベーコンときのこのソテーを組み合わせるのが人気なのだとか!

【野菜・卵系】じゃがいもやゆで卵で彩り豊かに

身近な材料で手軽に作りたいときは、じゃがいもやゆで卵をメインの具材にしてみるのもおすすめです。デンマークでは、じゃがいもとマヨネーズ、チャイブ(ねぎのような風味のハーブ)を組み合わせたスモーブローが、新じゃがの採れる初夏の風物詩ともいわれています。

また、ゆで卵にアボカド、カッテージチーズを組み合わせたスモーブローも華やかです。トマトや紫キャベツ、紫玉ねぎなどをトッピングするのも彩りや食感のアクセントになりますよ。

スモーブローのおすすめレシピをご紹介!

さてここからは、おうちで作れるスモーブローのおすすめレシピをご紹介します。スモークサーモンや生ハムを使った、贅沢な味わいながら手軽に作れるレシピをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

スモークサーモンのスモーブロー

王道の組み合わせ!スモークサーモンとサワークリームのスモーブローを作ってみましょう。まろやかな酸味のあるサワークリームと塩気や旨味が魅力のスモークサーモン、さわやかな香りのディルが相性抜群です!簡単に作れて、おもてなしにもぴったりの一品ですよ。

生ハムとズッキーニのスモーブロー

生ハムの塩気がたまらない、生ハムとズッキーニのスモーブローはいかがでしょうか。ズッキーニの軽やかな味わいや食感もアクセントとなり、とてもおいしいですよ。生ハムをふんわりとのせることでボリュームが出て、より華やかな見た目に仕上がりますよ。ぜひお試しくださいね。

おうちでスモーブローを作ってみよう!

今回は、スモーブローの特徴やおいしく作るポイント、おすすめ具材などについて解説しました。多彩な具材をのせることによって、見た目が華やかになるだけではなく豊かな味わいを楽しめるのもスモーブローの魅力です。ご紹介したレシピも参考に、お好みの具材を使って作ってみてくださいね。

人気のカテゴリ