日本ではピーナッツやアーモンドに比べると食べる機会が少ない「ヘーゼルナッツ」。世界的にはお菓子作りなどに欠かせないメジャーなナッツであり、アーモンドやカシューナッツと並んで「世界三大ナッツ」と言われています。今回はそんなヘーゼルナッツの特徴や味を解説!さらに栄養や活用法についてもご紹介します。
ヘーゼルナッツってどんなナッツ?特徴やカロリー、栄養について解説!
- 目次
- ヘーゼルナッツとは
- 定義(植物・分類)
- 味や香りの特徴
- ヘーゼルナッツの原産地・主な産地
- ヘーゼルナッツの栄養成分とカロリー
- ヘーゼルナッツの油分「オレイン酸」に注目!
- ヘーゼルナッツの使い方・活用方法
- 番外編 シロップで手軽に味わう
- ヘーゼルナッツをもっと身近な食材に!
ヘーゼルナッツとは
ヘーゼルナッツとは、カバノキ科ハシバミ属の落葉低木「セイヨウハシバミ」の果実の核を指すナッツです。
殻に包まれた状態では小ぶりな栗や丸みのあるどんぐりのような見た目をしていますが、栗やどんぐりが属するブナ科とは異なる植物に分類されます。
芳醇な香りとコクのある味わいが特徴で、世界的にはチョコレートや焼き菓子など、お菓子作りに欠かせない食材として親しまれています。 日本ではアーモンドやピーナッツに比べると食べる機会は少ないものの、アーモンドやカシューナッツと並び「世界三大ナッツ」のひとつとして知られているんですよ。
ここでは、ヘーゼルナッツの特徴と、味や香りの魅力について詳しく見ていきましょう。
定義(植物・分類)
ヘーゼルナッツは、栗やどんぐりのような見た目をしていますが、ブナ科ではなくカバノキ科ハシバミ属に分類される植物です。
見た目が似ているため混同されがちですが、分類や味わいは異なり、ナッツ特有のコクと香ばしさが特徴です。
味や香りの特徴
ヘーゼルナッツの最大の特徴は、ローストしたときに立ち上がる甘く芳ばしい香りです。コクがありながらクセが少なく、チョコレートやコーヒーとの相性が非常によいことから、スイーツやドリンクに幅広く使われています。
アーモンドやくるみに比べて渋みが少なく、まろやかな甘みと香ばしさが感じられるのも魅力のひとつ。そのまま食べるのはもちろん、ペーストやパウダーに加工することで、風味を活かしたお菓子や料理に取り入れやすいナッツです。
特にチョコレートと組み合わせると、カカオの苦味とヘーゼルナッツの香ばしさが引き立ち合い、コクのある味わいに仕上がりますよ。
ヘーゼルナッツの原産地・主な産地
ヘーゼルナッツの栽培が始まったのは、紀元前のトルコ北部黒海沿岸と言われています。そこからギリシャを経由してヨーロッパへ広まり、現在でも全世界のヘーゼルナッツ生産量の50%以上を占める最大の産地です。トルコ産ヘーゼルナッツは90か国以上の国へ輸出されています。
また、日本で一般的に販売されているヘーゼルナッツの95%がトルコ産で、残りの5%はイタリア産です。一方で近年、日本産のヘーゼルナッツも登場し始めています。
国産ヘーゼルナッツの栽培を始めているのが、フルーツの栽培が盛んな長野県です。世界で一番おいしいと言われるヘーゼルナッツの木があるイタリア・トリノと長野県の気候が似ていたため、栽培が始まったのだそうです。現在ではその品質の高さから有名パティシエも注目する存在になっているのだとか。
今後、国産ヘーゼルナッツが多く出回るようになれば、日本人にとってヘーゼルナッツがより身近な食材として親しまれるようになるかもしれませんね。
ヘーゼルナッツの栄養成分とカロリー
そのままではもちろん、お菓子や料理にも使えるヘーゼルナッツには、炭水化物やたんぱく質、脂質の三大栄養素をはじめ、ビタミンEや食物繊維、ビオチンやマンガン、カルシウム、葉酸、マグネシウムなどさまざまな栄養素が含まれています。代表的な栄養素は以下のとおりです。
ヘーゼルナッツ(100gあたり)
- エネルギー 701kcal
- たんぱく質 13.6g
- 脂質 69.3g
- 炭水化物 13.9g
- 食物繊維 7.4g
- 糖質 6.5g
- ビタミンE 18.0mg
ヘーゼルナッツの油分「オレイン酸」に注目!
ヘーゼルナッツの栄養素で注目したいのが「オレイン酸」です。ナッツの中でもトップクラスと言われる含有量を誇ります。脂肪酸の一種である「オレイン酸」は、オリーブオイルをはじめ、紅花油、ひまわり油などの食用油や牛肉などに含まれている成分で、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を抑える働きがあります。
ヘーゼルナッツの使い方・活用方法
ヘーゼルナッツの特徴や含まれる栄養素がわかったところで、ここからは、ヘーゼルナッツの活用法をご紹介します。ヘーゼルナッツは、殻を割りローストしてシンプルに食べるのはもちろん、スイーツや料理に取り入れることでよりおいしくいただけますよ!ぜひ、参考にしてみてくださいね。
コーティングする
ホールのままヘーゼルナッツをおいしく食べたいなら、ローストしたヘーゼルナッツにチョコレートをかけたりキャラメリゼにするのがおすすめですよ!
ヘーゼルナッツ本来のおいしさをダイレクトに味わうことができます。
ペースト状にする
ペースト状にしたヘーゼルナッツは、ジャンドゥーヤやアイスクリーム、焼き菓子などに活用できます。
市販品では、ヘーゼルナッツのペーストをチョコレートクリームと合わせたスプレッドなども有名です。またペーストのほか、パウダー状に加工されたものもあり、こちらも焼き菓子などに取り入れることができます。ペーストやパウダーを加えることで濃厚なコクと深い香りがプラスされ、ワンランク上の仕上がりになりますよ。
料理に取り入れる
お菓子作りやドリンクと組み合わせる印象のあるヘーゼルナッツですが、炒め物やドレッシングなどに使ってもおいしくいただけます。
料理に活用することで、ヘーゼルナッツの風味はもちろん、食感もアクセントになりますよ!ヘーゼルナッツは、積極的に取り入れたい栄養素を含んでいるので、日々の食事に取り入れたいですね!
番外編 シロップで手軽に味わう
カフェのメニューで、ヘーゼルナッツラテなどを見かけることがありますが、一般的にはヘーゼルナッツシロップを使用していることが多いようです。
シロップを使えばヘーゼルナッツの芳ばしい香りや風味を楽しむことができますよ。通常のコーヒーやラテなどにシロップをプラスするだけと手軽なのもうれしいですね。
ヘーゼルナッツをもっと身近な食材に!
今回は、名前を聞く機会は多いのに、実際にナッツとして食べる機会が少ないヘーゼルナッツの魅力をお伝えしました。おいしくて、活用の幅も広いヘーゼルナッツ。お菓子やドリンクだけでなく、料理にも活用することができるので、ぜひ積極的に日々の食事に取り入れてみてくださいね。
