スーパーなどで売られているピーマンは、数個まとめて袋に入っていることが多いですよね。一度にたくさん買いやすいので便利な反面、1人暮らしや少人数のご家庭では使い道に困ることも。また、旬の時期になると大量に出回るため、たくさん手に入る機会が増えて、無限ピーマンで大量消費される方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ピーマンを長持ちさせる保存の仕方についてご紹介します。
ピーマンの保存方法|長持ちのコツ|個装して保存
保存のポイントは「個装して傷みを防ぐ」
買ってきたピーマンは袋に入ったまま冷蔵庫に入れておくと、水分が抜けてしわしわになってしまいます。また、一つの袋に入れておくと傷みが移るので、個装して保存するのがポイントです。
水分が残っている場合は、そのままにしておくと傷みの原因になるので、水分を拭き取ってから保存するようにしましょう。
■常温保存の方法
ピーマンの保存に適している温度は7~10℃なので、冬場なら常温での保存が可能です。
①1個ずつキッチンペーパーで包んでから、まとめて新聞紙に包む
②風通しがよく温度が低めの場所(適温は7~10℃)で保存する
■冷蔵保存の方法
通常は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
①1個ずつキッチンペーパーで包む
②ポリ袋に入れて軽く口を閉じる(きつく閉めると傷みの原因になります)
③冷蔵庫の野菜室で保存する
■冷凍保存の方法
保存性を高めるには一度加熱してから冷凍するのがおすすめです。生のままでも冷凍できますが、軽く加熱することで、ピーマンに含まれる酵素を破壊して腐敗の進行を遅らせることができます。
①用途に合わせた大きさに切る
②軽くゆでるか、油で炒める
③しっかりと冷まし、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る
④平らになるように冷凍用保存袋に入れて密封する
⑤冷凍庫で保存する
加熱の方法
ゆでる場合は、水からゆでると切り口の断面からビタミンCが流出してしまうので、熱湯からゆでましょう。軽く火が通る程度でOKです。栄養素を逃さないためには、炒めるか電子レンジで加熱するのがおすすめです。その際も、加熱しすぎると食感を損なうので注意しましょう。
解凍方法
凍ったピーマンは解凍せずにそのまま炒め物や煮物、スープなどに使用します。なお、おひたしや和え物に使う場合でも、必ず解凍後に火を通してから使用するようにしてください。
冷凍保存を活用すれば時短にも!
今回は、ピーマンを長持ちさせる保存方法をご紹介しました。炒め物や和え物、煮物などさまざまな料理に活躍するピーマン。新鮮なうちに使い切るのがおすすめですが、カットしてから冷凍保存しておくと時間がないときでもさっと使えて便利です。
使いかけのピーマンや大量にあって保存に困ったときなどは、炒め物用、チャーハン用など用途別に分けて冷凍保存しておくと、お弁当やランチにも役立ちますよ。
クラシルでは、ピーマンの大量消費レシピも別の記事でご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。