甘くておいしい「チョコレート」。ちょっと一息つきたいときに食べたくなりますが、カフェインの量が気になりますよね。この記事では、チョコレートのカフェイン含有量や睡眠などへの影響、チョコレート以外のカフェインを含む食品との違いについて解説します。チョコレートを使ったスイーツレシピも必見ですよ。
チョコレートにはカフェインはどれくらい含まれる?ほかの食品との差も解説!

- 目次
- チョコレートに含まれるカフェインは?
- カフェインの作用は?
- チョコレートとほかの食品とのカフェイン含有量の差は?
- チョコレートの風味を楽しむスイーツレシピ
- 混ぜるだけで簡単 チョコチップカップケーキ
- チョコチップクッキー
- チョコバナナミルクレープ
- チョコレートのカフェイン量を知って、おいしく楽しもう
チョコレートに含まれるカフェインは?
カフェインはコーヒーや紅茶などの飲料だけでなく、チョコレートにも含まれています。チョコレートに含まれるカフェインは、チョコレートの原料のカカオマスに由来するものです。カフェインの含有量はチョコレートの種類によって異なり、使用されるカカオマスが多いほどカフェインの量も多くなります。
ここで日本チョコレート・ココア協会による、チョコレート25g(一般的な板チョコレート半分)のカフェイン含有量を確認してみましょう。
■カカオマスの多いミルクチョコレート…7mg
■ハイカカオチョコレート(カカオマス70%)…21mg
ハイカカオチョコレートはミルクチョコレートの3倍量のカフェインを含みますので、カフェインの摂取量を気にする方は覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、カカオを原料としたココアパウダー(脂肪23%)には、5g当り7mgのカフェインが含まれています。
カフェインの作用は?
カフェインはメチルキサンチン類に属する成分で、気管支拡張作用や利尿作用、血管拡張作用、興奮作用などをもちます。また、中枢神経系を刺激して興奮させ、眠気を覚ましたり体を活発にさせたりする作用があります。
コーヒーやチョコレートなどの食品だけでなく、エナジードリンクやサプリメントなどにも含まれていることがあるため、知らずのうちに摂り過ぎてしまう可能性があります。カフェインの過剰摂取により中枢神経系が刺激され過ぎると、めまいや心拍数の増加、下痢や吐き気などが起こることも。また、眠気覚ましにとカフェインを摂り過ぎると睡眠に影響を与え、不眠の症状が現れることもあります。
カフェインは、仕事や勉強に集中したい時や、眠気を覚ましたい時などに有効ですが、過剰摂取しないように注意が必要です。
チョコレートとほかの食品とのカフェイン含有量の差は?
ここで、カフェインを含む飲み物(100mlあたり)との含有量を比較してみましょう。
- コーヒー(抽出液)…60mg
- 煎茶…20mg
- ほうじ茶…20mg
- ウーロン茶…20mg
- 紅茶…30mg
ハイカカオチョコレート25gのカフェイン含有量は21mgだったので、コーヒー100mlの1/3程度、煎茶やウーロン茶など100mlあたりと同じくらいということが分かりますね。チョコレート単品でカフェインの過剰摂取になることは稀といえますが、コーヒーや紅茶などと組み合わせていると摂り過ぎてしまうこともあるので注意しましょう。
日本ではカフェインの上限量については定められていませんが、米国食品医薬品局(FDA)は、健康な成人で1日当たり400 mg(コーヒーでは4〜5カップ程度)までであれば健康への悪影響はないとされています。ただし、妊婦、授乳婦、妊娠予定の方や服薬している方は、カフェインの摂取による影響を受けやすくなる場合があるため、医師に相談することが推奨されています。
チョコレートの風味を楽しむスイーツレシピ
ここまでチョコレートに含まれるカフェインについて解説してきましたが、やっぱりどうしてもチョコは食べたくなってしまいますよね。そこでここでは、チョコを少し取り入れたおやつのレシピをご紹介します。チョコチップやチョコレートソースを使ったレシピをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
混ぜるだけで簡単 チョコチップカップケーキ
混ぜるだけで簡単に作れるカップケーキのレシピをご紹介します。バター香る生地に甘いチョコチップは間違いない組み合わせ!材料さえ揃えれば手軽に作れるので、覚えておくと便利ですよ。毎日のおやつにもぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
チョコチップクッキー
サクサク食感でやみつき必至!手が止まらなくなるチョコチップクッキーを作ってみましょう。こちらもカップケーキと同じく、混ぜるだけで簡単にお作りいただけます。チョコチップのほかに砕いたアーモンドやくるみを加えるのもおすすめ!ぜひ作ってみてくださいね。
チョコバナナミルクレープ
クレープでも人気のチョコバナナをミルクレープで楽しめる一品です。クリームチーズとチョコレートソースを混ぜ合わせたチョコチーズクリームが甘いバナナとよく合います。クレープ生地を焼くのは少し手間がかかりますが、手作りの生地は絶品ですよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
チョコレートのカフェイン量を知って、おいしく楽しもう
チョコレートのカフェイン含有量は種類によって異なり、カカオマスの使用量が多いハイカカオチョコレートのほうが多く含まれます。コーヒーなどの飲み物と合わせて摂り過ぎないように注意して楽しみましょう。