寿司を食べたら、わさびで“ツーン”!すぐに解消する方法がある!?「試してみよう!」

寿司を食べたら、わさびで“ツーン”!すぐに解消する方法がある!?「試してみよう!」

和食に欠かせない薬味といえば「わさび」。お寿司などを食べて、鼻に抜けるあのツーンとした辛みに、思わず涙した経験はありませんか?今回は、わさびのツーンとくる「辛さ」の正体を大解剖!「ツーン」のつらさを軽減する方法もあわせてお教えしますよ。後半ではわさびを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

わさびはなぜツーンとするの?

じつは、わさびそのものには辛みがありません。わさびには「シニグリン」という辛みの素となる成分が含まれているのですが、そのままでは辛くないんです。では、どうして辛みが生じるかというと…?

わさびを食べるときには、たいてい「すりおろした」状態で提供されますよね。じつはこの「すりおろす」という行為が、辛みを生じさせる原因になっているんです!

わさびには「シニグリン」のほかに、「ミロシナーゼ」という加水分解酵素も含まれています。わさびをすりおろすと細胞が破壊され、前述の2つの成分と水分が混ざりあって「アリルイソチオシアネート」という辛み成分が生成されます。このアリルイソチオシアネートは揮発性が高く、口に含むと気体になって鼻に抜けます。

「辛み」はもともと味覚ではなく「痛覚」、つまり触覚の一種。つまり、「ツーン」と感じているときには、アリルイソチオシアネートの刺激成分が口と鼻の両方に襲ってきている、という状態なんです。わさびの辛みは口だけではなく、鼻でも感じているんですね。

わさびの「ツーン」を軽減するには?

ツーンとくる辛みが醍醐味ともされるわさびですが、ときには辛すぎて困ることもありますよね。

そんなときにおすすめなのは、「鼻で息を吸って口から吐く」こと。物理的に空気を流してあげることで、鼻にたまったアリルイソチオシアネートを追い出すことができるんです。つらい時間を少しでも短くしたい方は、ぜひこの方法を覚えておいてくださいね。

唐辛子にも応用できる?

辛いものの代表格といえば、わさびのほかにも「唐辛子」が思い浮かびますよね。唐辛子の辛さも、わさびと同じ方法で解消できるのでしょうか?

結論から言うと、答えは「NO」。唐辛子の辛み成分「カプサイシン」はわさびのアリルイソチオシアネートとは違い、揮発性が高くありません。気体になりにくく、鼻に抜けていく刺激が少ないため、わさびのときと同じ方法ではなかなか解消できないんです。ではどうすればいいのでしょうか…?

そんなときに頼りになるのが「乳製品」!一説によると、乳製品の成分がカプサイシンの作用を緩和してくれ、辛さを和らげる効果が期待できるんだとか。ぜひこちらも覚えておいてくださいね。

わさびを使ったおすすめレシピをご紹介!

わさびの辛さの秘密がわかったところで、ここからはわさびを使ったおすすめレシピをご紹介します。電子レンジでパパッとできるえのきとちくわのわさびマヨ和えや、トロッとして食べやすいわさびとろろ豚しゃぶ丼など、わさびの風味を生かした絶品レシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.えのきとちくわのわさびマヨ和え

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電子レンジでパパッと作れる、えのきとちくわのわさびマヨ和えのレシピをご紹介します。旨みたっぷりのちくわとシャキシャキ感を残したえのきに、ツンとするわさびを効かせたマヨネーズが相性抜群!すぐにできるので、あと一品ほしいときやお酒のおつまみにもおすすめです。えのきの代わりに、お好みのきのこでもお作りいただけますよ。

材料(2人前)

  • えのき・・・100g
  • ちくわ・・・2本
  • (A)マヨネーズ・・・大さじ2
  • (A)しょうゆ・・・小さじ2
  • (A)わさび・・・小さじ1.5
  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

手順

1.えのきは石づきを切り落とし、手でほぐします。
2.耐熱ボウルに1を入れてラップをかけ、500Wの電子レンジで3分加熱し、粗熱を取ります。
3.ちくわは5mm幅に切ります。
4.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせ、2、3を加えて全体に味がなじむまでよく和えます。
5.器に盛り付け、小ねぎを散らして完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

2.常備菜に 鶏肉のしそわさび焼き

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ごはんが進む常備菜をお探しなら、こちらの鶏肉のしそわさび焼きがおすすめです。しょうゆベースの甘辛いタレに、大葉のさわやかな香りとわさびのツンとした辛みをプラス。旨みたっぷりのジューシーな鶏もも肉にタレがよく合い、ごはんが欲しくなる味わいです。わさびは加熱すると風味が飛びやすくなるので、量はお好みで調整してくださいね。

材料(2人前)

  • 鶏もも肉・・・300g
  • 大葉・・・2枚
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
  • (A)砂糖・・・大さじ1
  • (A)みりん・・・大さじ1
  • (A)わさび・・・小さじ1
  • (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
  • 水 (蒸し用)・・・20ml
  • サラダ油・・・小さじ1
  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

手順

準備.大葉は軸を取っておきます。
1.大葉はみじん切りにします。
2.鶏もも肉は一口大に切ります。
3.ボウルに1と(A)を入れ、混ぜます。
4.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2を焼きます。
5.両面に焼き目が付いたら水を入れ、蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
6.肉に火が通ったら、3を入れ、全体に絡め、とろみがつくまで中火で炒めます。
7.お皿に盛り付けて小ねぎをかけて完成です。

3.わさびとろろ豚しゃぶ丼

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トロッとして食べやすい、わさびとろろ豚しゃぶ丼はいかがでしょうか?ゆでた豚バラ肉にすりおろした長芋がトロッと絡み、仕上げにのせた卵黄のまろやかさがたまりません!かつお節の風味やわさびの辛みがアクセントになって、クセになる味わいです。タレにポン酢を使っているので酸味があり、ボリュームがありつつもさっぱりと召し上がれますよ。

材料(1人前)

  • ごはん・・・200g
  • 豚バラ肉 (しゃぶしゃぶ用)・・・150g
  • お湯 (ゆで用)・・・適量
  • 長芋・・・70g
  • 卵黄 (Mサイズ)・・・1個分
  • かつお節・・・2g
  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

タレ

  • ポン酢・・・大さじ1
  • ごま油・・・小さじ2
  • わさび・・・小さじ1
  • 塩・・・ひとつまみ

手順

準備.長芋は皮をむいておきます。
1.長芋はすりおろします。
2.ボウルにタレの材料を入れ、よく混ぜ合わせます。
3.鍋にお湯を沸かし豚バラ肉を入れ、火が通るまで2分程度ゆでお湯を切り、粗熱を取ります。
4.器にごはんをよそい、かつお節、3、1、卵黄をのせ、小ねぎを散らし、2を回しかけたら出来上がりです。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

わさびをプラスすれば豊かな風味に!

いかがでしたか?今回はわさびのツーンとする辛みの対処法についてと、わさびを使ったおすすめレシピをご紹介しました。わさびはちょっとの量でも辛みや風味を感じられて、いつもの料理に加えればぐっと味わいに奥行きが出ます。ぜひわさびならではの風味が楽しめるメニューを、毎日のごはんに取り入れてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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