雛人形はいつ出す?飾るタイミングや出し方とひな祭りスイーツレシピもご紹介!

雛人形はいつ出す?飾るタイミングや出し方とひな祭りスイーツレシピもご紹介!

ひな祭りが近づくと「雛人形」を飾るおうちも多いですよね。ただ、雛人形をいつ出すかや片付けるタイミングに悩むこともあるのではないでしょうか。この記事では、雛人形の飾る時期や飾り方、片付けるときのポイントを解説します。ひな祭りにおすすめのスイーツのレシピも一緒にご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 雛人形はいつ飾る?
  • 「立春」ごろから飾るのがおすすめ
  • 「雨水」に飾るのもよいとされている
  • 「一夜飾り」はタブー
  • 雛人形を飾る場所に決まりはあるの?
  • 雛人形はいつ片付ける?
  • 雛人形を片付けないとお嫁にいけなくなる?
  • 雛人形を保管するときのポイント
  • おうちに合ったスタイルで!雛人形の種類
  • その他のひな祭り飾り
  • ひな祭りで食べたいスイーツのレシピ
  • おうちでひな祭りを楽しもう!

雛人形はいつ飾る?

女の子の健やかな成長をお祝いするひな祭りには「雛人形」を飾るおうちも多いのではないでしょうか。ひな祭り自体は3月3日ですが、雛人形はいつ頃から飾るとよいのか知りたいですよね。以下でチェックしてみましょう。

「立春」ごろから飾るのがおすすめ

雛人形を飾り始める時期には、明確な決まりはありませんが、一般的には節分が終わった

立春ごろ(だいたい2月4日あたり)から飾り始めることが多い

ようです。

立春は、旧暦では一年の始まりとされる縁起のよい日でもあるので、雛人形を飾ってひな祭りの準備を始めるのにもぴったりな日といえます。

ただ、先ほども触れたように、飾り始める日に決まりはないので、立春を目安として、2月4日以降の大安や友引といったお日柄のよい日を選んで雛人形を出すのもよいでしょう。

「雨水」に飾るのもよいとされている

また、二十四節気の一つである「雨水(うすい)」に飾るとよいという説もあります。二十四節気とは、古代中国で考案された暦で、日の長さや地球に届く光量を基準に考えるものです。春夏秋冬の4つの季節をさらにそれぞれ6つに分け、一年を24の季節に分けます。

その中で雨水とは、2月19日~3月4日頃のことを指し、冷たい雪や氷が溶けて、あたたかい雨や水になることから、冬から春へ移り変わる時季を表します

流し雛
流し雛

雛人形とはもともと、厄を移した人形を水に流すことで厄払いをし、幸福を祈願していたといわれています。のちに雛人形が豪華で立派になったことから水に流すのではなく飾るものとして変化していったのだそうですが、昔から水と深い関わりがあることから、水が豊かになる「雨水」に雛人形を飾るのがよいとも言い伝えられているのだそうです。

「一夜飾り」はタブー

雛人形を飾る時期に決まりはないとはいえ、タブーとされるタイミングもあります。それが「一夜飾り」です。これは、ひな祭りの前日となる3月2日に雛人形を飾ることで、前日に慌ただしく準備をすることが失礼にあたると考えられているからなのだとか。

さらに、前日に準備をして、式が終わったらすぐに片付けに入るのが、葬式準備や葬式後の様子を連想させるため縁起が悪いという理由もあるそうです。

前日に急いで雛人形を飾ることで、雛人形を傷めてしまう可能性もあるので、時間や心にゆとりを持って準備して、ひな祭りの日を迎えましょう。

雛人形を飾る場所に決まりはあるの?

雛人形を飾る場所についても、特に決まりはありません。ですが、お子様の健やかな成長をお祝いするものなので、家族の目に留まりやすい、明るい場所に飾るのがよいでしょう。

ただし、直射日光の当たるところや湿度の高いところでは、せっかくの雛人形が変色したりカビが生えてしまう可能性もあるので、日当たりのよすぎるリビングやベランダの近くは避けるのをおすすめします。

雛人形はいつ片付ける?

雛人形を片付ける日にも特にルールなどはありませんが、やはり雨の日など湿度の高い日に片付けると湿気を取り込んでしまうので、

3月3日を過ぎ、湿度の低い晴れた日が来たら片付ける

ようにしましょう。

☝️ワンポイントアドバイス
お雛様を家の守り神として考え、一年中飾っているお家もあるようです。ケース付きのお雛様飾りであれば掃除も楽なので、年中飾るという選択を考えてみるのもよいかもしれませんね!

雛人形を片付けないとお嫁にいけなくなる?

ところで「雛人形を早く片付けないとお嫁にいけなくなる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。その理由には諸説あるので、以下で確認してみましょう。

昔は娘を嫁がせることが親の義務だった

雛人形飾りの嫁入り道具
雛人形飾りの嫁入り道具

昔は娘を嫁がせるのが親の義務とされていて、娘を嫁がせることを「片付く」と表現していました。そのため、雛人形をいつまでも出したままにしておくと、娘が「片付かない」となったそうです。

流し雛の考えに基づいている

流し雛
流し雛

また、雛人形のもととなった流し雛の考えに基づくと、雛人形は厄を移した飾りなので、雛人形をいつまでも出しておくと厄が戻ってきてしまうと考えられたという説もあります。

片付けをしない子どもへのしつけや教育

現在は女性だけでなく男性も家事をする時代になりましたが、昔はやはり家を守るのは女性の役割でした。そのため

「片付けを後まわしにするような子は、将来お嫁にいけませんよ」

「出したものをそのままにしているような女の子は、将来素敵な男性に巡り会えませんよ」

という意味で「婚期が遅れる」と言われていたそうです。

お雛様をきれいにする子供の手
お雛様をきれいにする子供の手

また、雛人形には女の子の厄災を引き受け、身代わりになってくれるとも考えられているため「そのようなありがたい人形を片付けないでいるとバチが当たる」という意味も込められていたといわれています。

もちろん、婚期が遅れるというのはただの迷信です。ただ、娘に幸せになってもらいたいという親心から生まれたものであり、教育的な意味もあったというのは覚えておきたいですね。

雛人形を保管するときのポイント

ここで、雛人形を保管するときのポイントについても確認してみましょう。

保管場所は湿気が少なく、乾燥もしない場所で

お雛様を片付ける
お雛様を片付ける

まずは保存場所についてです。雛飾りは、石膏や絹、ガラス、金具など、さまざまな素材で作られています。ひび割れやカビ、シミ、ダニの発生など、保存中に起こりうるさまざまな問題を防ぐためには、湿気が比較的少なく、乾燥しすぎない場所で保管するのがよいとされていますよ。

直射日光を避け、高い場所で保管する

押し入れの天袋
押し入れの天袋

また、床に直置きするとほこりがたまったり、湿気の影響を受けやすいので、なるべく高い場所にしまうのが最適です。家の中でいうと、押入上段や天袋、壁が結露しないクローゼットなどがよいでしょう。直射日光の当たる場所や人の出入りが多い場所も避けたほうがよいので注意が必要です。

☝️ワンポイントアドバイス
夏を過ぎたら秋ごろに一度点検し、一日ほど陰干しをするとより安心ですよ。

おうちに合ったスタイルで!雛人形の種類

雛人形のスタイルには、ボリュームのある豪華な見た目のものや、飾りやすいコンパクトなものまで、さまざまな種類があるので、飾るスペースに合ったものを選びましょう。以下でそれぞれの特徴を解説します。

段飾り

段飾りとは、階段状になった土台に人形を飾るもので、主に七段飾りと五段飾り、三段飾りの3種類が主流となっています。

雛人形の七段飾り
雛人形の七段飾り

七段飾りは最上段の男雛と女雛をはじめとし、全部で15体の人形が飾られた最も豪華で伝統的なスタイルです。楽器や弓、刀、掃除道具、嫁入り道具なども飾られています。

雛人形の三段飾り
雛人形の三段飾り

七段飾りの規模を縮小したものが五段飾りや三段飾りで、三段飾りでは男雛と女雛に加えて三人官女が飾られることが多いようです。希望すれば、五人囃子や内裏雛がいるものや、15体並べるものなど、さまざまな飾り方を選ぶこともできます。

平飾り

平飾りは、段飾りの対となる飾り方で、一段で完結している雛人形です。

平飾り
平飾り

基本的には男雛と女雛の2体のみを飾る「親王飾り」と呼ばれるスタイルですが、なかには三人官女や五人囃子などを加えて飾ったものもあります。

ケース飾り

ケース飾り
ケース飾り

ケース飾りは、ガラスやアクリル製のケースの中に人形や道具類が固定されている雛人形。飾ったり片付けたりするのが簡単なうえ、ほこりなどがつきにくいので手入れの手間が少ないのが魅力です。

吊るし雛

吊るし雛
吊るし雛

たくさんの小さな人形を吊るしたタイプは、吊るし雛といいます。飾られる人形は、鞠や亀、鯛、金魚、鶏、羽子板、桃、ほおずきなど、健康や長寿、幸せを願う縁起がよいとされるものばかり。大小さまざまなサイズのものがあり、雛人形の隣に一緒に飾ることも多いです。

その他のひな祭り飾り

ひな祭りは、伝統的な雛人形のほかによく花も一緒に飾られます。また、ガーランドや壁飾りなど、飾るスペースに合ったものを選んで楽しむのもおすすめです。以下で、それぞれチェックしてみましょう。

お花を飾る

意味
桃の花 魔除け、長寿
魔除け、邪気払い
不老長寿
梅(紅) 魔除け、厄除け
梅(白) 清廉、潔癖、高貴
菜の花 明るさ・快活

それぞれに意味がありますが、一般的には桃の花や橘(たちばな)が雛人形と一緒に飾られます。ほかにもひな祭りの時期に咲く梅や桜、また、菜の花もよく飾られていますよね。

菜の花に関しては、単純にやわらかく光る春の太陽のような色であることや春の花という理由で飾られているそうですが、花言葉も「明るさ」や「快活」と言われているので、ぜひ飾りたいですね。

壁飾り

省スペースで楽しみたい方には、リースやガーランド、タペストリーといった壁飾りがおすすめ!お子様と一緒に手作りしてみても楽しいですよ。

毎年1月中旬頃になってくると、雑貨屋さんや100円ショップなどでも、雛人形やお花など、ひな祭りらしいデザインのものが並び始めます。現代的な住宅にもぴったりなので、ぜひ探してみてくださいね。

ひな祭りで食べたいスイーツのレシピ

ひな祭りでは、ひし餅を飾ったり、甘酒を飲んだりするご家庭や地域もありますよね。そこで、ここからはひな祭りで食べたいスイーツのおすすめレシピをご紹介します。ひし餅のような3色レアチーズケーキや、やさしい味わいの甘酒プリンなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ひな祭りの ひしもちチョコ

飾りたくなるかわいさの、ひしもちチョコを作ってみましょう。ホワイトチョコや抹茶パウダー、ストロベリーチョコを使って、ひし餅の3色の層を表現しました。牛乳パックを活用するので、特別な型がなくても簡単に作れるのがうれしいポイントです!

ひな祭りに 3色レアチーズケーキ

もう一つ、ひし餅に見立てたスイーツのご紹介です。緑色のボトムに、白とピンク2層のチーズケーキを重ねました。さわやかないちご味のレアチーズケーキに抹茶風味のボトムがよく合い、とてもおいしいですよ。

切り餅で簡単 ひなあられ

ひなあられをおうちで手作りしてみませんか?切り餅のカリカリとした歯ごたえとやさしい甘さで、手が止まらなくなるおいしさ!とても簡単なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

簡単美味しい 甘酒プリン

ひな祭りのデザートにおすすめな、甘酒プリンをご紹介します。とろけるようなやわらかな食感と、口の中にふわっと広がる甘酒の風味がたまらないおいしいさですよ!ぜひお試しくださいね。

簡単 いちご甘酒

ホットでもアイスでも楽しめる、いちご甘酒のレシピです。甘酒にひと手間加えたフルーティーな味わいの一品。材料をミキサーで混ぜ合わせるだけなのでとても簡単ですよ。いつもとひと味違うアレンジをしてみたいときに、ぜひ作ってみてください。

おうちでひな祭りを楽しもう!

今回は、雛人形を飾るタイミングや片付け方、ひな祭りの飾りのアイデアについて解説し、ひな祭りにおすすめのスイーツのレシピをご紹介しました。女の子の健やかな成長をお祝いするひな祭りは、家族みんなで準備から楽しみたいですよね。今回ご紹介したレシピも参考にスイーツも用意して、ぜひおうちでひな祭りのお祝いをしてみてくださいね。

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