クリーミーで濃厚な味わいがたまらない「アボカド」。サラダやサンドイッチの具材をはじめ、料理の付け合わせにもぴったりですよね。しかし、購入したアボカドがまだ熟していなくて固かったり、一度カットすると変色しやすく、対処法に悩むことはありませんか?今回は、固いアボカドの追熟方法や、カットしたアボカドのおいしさを長持ちさせる保存方法などをご紹介します。
アボカドの保存方法|長持ちのコツ|完熟するまでは常温で

- 目次
- 完熟してから冷蔵保存
- 熟していないアボカドは常温で追熟
- 完熟したら野菜室で保存
- 半分にカットしたアボカドの保存方法
- すぐに使い切れない場合は完熟してから冷凍保存
- 丸ごと1個のアボカド
- カットしたアボカド
- 解凍方法
完熟してから冷蔵保存
アボカドは完熟していない状態で市場に出回るため、皮が緑色っぽく熟していないものが売り場に並ぶことも多くあります。食べごろのアボカドが欲しい場合は黒く色づいたものを選ぶのがおすすめですが、すぐに食べない場合は、緑色っぽいものを購入して追熟させてから使いましょう。
熟していないアボカドは常温で追熟
緑色をしたアボカドはまだ熟していないため、実が固くて生で食べるのには不向きです。15℃以上で追熟するので、完熟するまで風通しのよい場所で常温保存しましょう。
早く追熟させたい場合は、りんごやバナナと一緒に保存するのがおすすめ。エチレンガスを発生する果物と一緒に、紙袋やポリ袋に入れて保存すると通常よりも早く追熟させることができますよ。ポリ袋に入れる場合は、口は軽く閉じる程度にして、通気性をよくしてくださいね。
アボカドは温度が低い場所では追熟しないので、キッチンなどの比較的暖かい場所で保存してくださいね。ただし、27℃を超えると追熟が早まり傷みやすくなるので注意が必要です。
完熟したら野菜室で保存
皮が黒く色づき、触ると軽く弾力があるものは完熟した証拠です。完熟したアボカドは、乾燥しないようにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。完熟したあとも常温に置いておくと追熟が進み、傷みの原因になります。また、5℃以下になると低温障害を起こして変色することがあるので、冷蔵庫の野菜室が適温です。
半分にカットしたアボカドの保存方法
一度に半分しか使わない場合は、カットしたアボカドの種が残っている方を保存します。カットしたアボカドは変色しやすいので、以下の手順で保存しましょう!
1.変色を防ぐために、果肉にレモン汁を塗る
2.ラップでぴったりと包み、ポリ袋に入れて口を軽く閉じる
3.冷蔵庫の野菜室で保存する
すぐに使い切れない場合は完熟してから冷凍保存
あまり知られていませんが、実は冷凍保存もできるんです!丸ごと1個でも、カットしてからでも冷凍保存ができるので、完熟したアボカドをすぐに食べる予定がないときに便利ですよ。
丸ごと1個のアボカド
1.完熟したアボカドを1個ずつラップで包む
2.冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて密封する
3.冷凍庫で保存する
カットしたアボカド
1.皮をむいて食べやすい大きさにカットしたら、レモン汁をまんべんなくまぶす
2.ラップの上に平らに広げ、ぴったりと包む
3.冷凍用保存袋に入れて空気を抜いてから密封する
4.冷凍庫で保存する
ポイント
・小分けしてラップに包むと使うときに便利です。
解凍方法
冷凍保存した食材は、必ず加熱調理してから召し上がるようにしてくださいね。グラタンやパスタソース、炒めものなどに活用するのがおすすめですよ。
正しく保存してアボカドをおいしく味わおう!
アボカドの保存方法についてご紹介しました。固いアボカドは常温で追熟させ、完熟してから冷蔵庫の野菜室もしくは冷凍庫で保存しましょう。半分にカットしたものを保存する場合は、なるべく空気に触れさせないことが変色を防ぐポイントですよ。
クラシルではアボカドの選び方についてもご紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
※食材の状態や気温、冷蔵庫の機種になどにより、保存可能な期間が異なりますため、期間に関してはお答えできかねます。 なるべくお早めに、新鮮な状態のものをお召し上がりいただくことをおすすめします。風味や色などに少しでも異変を感じたらご使用はおやめください。
